「音良し、ストーリー良しも、、、、」BLUE GIANT スキピオさんの映画レビュー(感想・評価)
音良し、ストーリー良しも、、、、
クリックして本文を読む
ジャズがテーマ。仙台から上京してきたテナーサックス、4歳から弾いているイケメンピアニスト、サッカー少年から転向したドラム、の3人の18歳が「10代でBlue Note(作中ではSo Blue)の舞台に立つ」という青春音楽ドラマ。
演奏シーンがめっちゃカッコいいです。もちろん1級のプロが演奏しているので、音は良いのは当たり前ですが、絵が音に負けてない。グルーヴ感がしっかり描かれている。
メインプロットもなかなか秀逸。才能と努力、成功と犠牲。主人公のテナーサックスは、この映画の中では、何も動かない。
ドラムは努力するが結局「学生時代の忘れられない『思い出』ができただけ」で終わり、努力だけでは成功はしない。イケメンピアノは、才能もあったが「作曲でもいいかな」と浮気したとたんに非情な女神はピアノを取り上げる。
テナーサックスは、そんな2人とのトリオバンドを踏み台に次のステージへ。1つの成功の影には2つの犠牲がある、って非情の世界を描いている。
絵も良くてプロットもいいんだけど、話がダサいんですね〜。本当にベタベタな展開やセリフ。まあだから、非情な才能の世界の話を暗くならずに観れる、ってことなのかな〜
音楽好きなら是非。スポ根好きも楽しめます。萌えなし、尊いもなし、でターゲットが難しい作品ですね。
コメントする