「ブルージャイアント・オブ・ザ・デッド」BLUE GIANT Novさんの映画レビュー(感想・評価)
ブルージャイアント・オブ・ザ・デッド
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演奏シーンも音源も非常に良かった。
音楽映画としてしっかり成立していて
感動しっぱなしの映画だった。
ただ、2点
この映画での3DCGは全ての点でマイナスにしかなってなかった。玉田のドラムソロがめちゃくちゃ良かったけど、そこは2Dシーンであの絵柄がそのまま演奏している感じが続いてほしかった。
指の細かい動きや体の動きを誤魔化すため
書く手間を省くためのような気がして冷めた。
そして、もう一つは
原作から変更されたラストシーン。
雪折がトラックに轢かれて2日後のライブに登場するのは
さすがに無理がある。
それならピアノの蓋に指が挟まって突き指しました
くらいじゃないと、流石にトラックに轢かれた2日後に
ピアノを弾いていたら
凄いとか、感動ではなく、人かどうかを疑うのが普通だと思う。
そして、あの立ち上がっての演奏、彼はすでに人ではない。
あれは雪折の見た目を借りたゾンビに違いない。
ゾンビでないとすると、ラストは病室で良いはずだから
制作者の誰かがジョージ・A・ロメロの信奉者なんだと思う。
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