「執事がカツラをとる意味」デリシュ! nanaさんの映画レビュー(感想・評価)
執事がカツラをとる意味
絶対王政下のフランスの
革命直前の時代の話。
息子と父の考え方の対比が良い。
これまで貴族のものだった食を楽しむという文化が
革命と共に一般市民に広がっていくはじまりのストーリーが描かれている。
最後に公爵の執事が
貴族の象徴ともいえるカツラを笑顔でとるシーンに
全てが語られているようで良い。
個人的には、弟子入りした女性との心的な描写よりも
料理人としての生き様や、時代の変化への苦悩などをもう少し描いてほしかったような気もする。
恋愛っぽいものよりも、時代を変えた1人の料理人の話として見たかった。
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