「【“鮫の様に動き続けないと死ぬ・・。”今作は、33歳で薬物過剰摂取により死去した稀代のエンターテイナー、ジョン・ベルーシの内面に迫った、遺族公認の唯一のドキュメンタリ―映画である。】」BELUSHI ベルーシ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【“鮫の様に動き続けないと死ぬ・・。”今作は、33歳で薬物過剰摂取により死去した稀代のエンターテイナー、ジョン・ベルーシの内面に迫った、遺族公認の唯一のドキュメンタリ―映画である。】
ー 手元の今作のフライヤーを観ると、監督が「ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている」のR・J・カトラーであると記載してある。
成程。それで、劇中に”ゴリラズ”の”MVを担当したロバート・バレーのアニメーションが出て来たのかと納得する。
それにしても、ジョン・ベルーシは年代的に全く被らないのだが、ブルース・ブラザースを知っているのは、どこかでこの稀代のエンターテイナーを知ることがあったのだろう。
今作では、コメディアンの印象が強いジョン・ベルーシが抱えていた、内面的な弱さが彼の妻ジュディスや友人達の多くのコメントで綴られる。
何よりもジョン・ベル―シの肉声が聞けるのは貴重である。
自信家でありながら、映画が失敗すると途端に弱気になり、コカイン・ヘロインに走ったという実情。時代的な背景も有ったのだろうが。
<今作は、唯一の遺族公認のジョン・ベルーシ伝記ドキュメンタリーだそうである。
彼が劇中に言った”サメと同じで動き続けないと死ぬ。”という言葉通りに、破天荒に、爆発的に、驚異的にハリウッドで動き続けた男が抱える闇も含めた姿が垣間見える作品である。>
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