LAMB ラムのレビュー・感想・評価
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不気味でシュールだったけど、面白かった。
『LAMB/ラム』鑑賞。
*主演*
ノオミ・ラパス
*感想*
牧羊を営んでいる夫婦が羊の出産に立ち会った際に、産まれてきた羊の赤ちゃんがなんと、頭が羊、下半身が人間という奇妙な羊の赤ちゃんが産まれる。
そして、マリアとイングヴァルは、かつて子供を亡くしており、その亡くした子供の名前「アダ」と名付けた。
演出一言でいうとシュール。
登場人物はかなり少なめだし、台詞もほぼあまりないです。
始めは、シュールすぎてあまりノレなかったけど、だんだん雲行きが怪しくなって、ホラーかスリラーっぽくなってきて、やっとノレた感じ。
肝心な所を見せない所が絶妙。
アダが可愛かった。
最後は思わず、「えぇ?!」って叫んでしまいました。でも、なんかモヤモヤが若干残ってしまった。
ただ、メッセージ性が強く思えるような映画でした。なんとなくこちらにも伝わってきました。
総じて、不気味だったけど、なかなか面白かったです。(^^)
雰囲気映画
自分には難しかった
よく分からない疑問点が多い映画だった。
なぜ羊と人間のキメラが生まれたのか?アダを連れ帰った羊人間はアダが誕生してから成長するまでの数年間なぜ放置していたのか?墓に書かれたアダここに眠るとはどういう意味か?アダは鏡で自分の姿を見たとき何を思ったのか?
夫の弟はアダと彼を育てる夫婦を気味悪がっていたから視聴者の代弁役を担っていたのかな。
羊人間側からの視点(人間を襲うまでの経緯)も見てみたかった。
終盤は急展開を迎えたがそれまでは淡々と物語が進んだ印象を受けたため、序盤、中盤は少々退屈に感じてしまった。
ラムウールのセーター
アーダ アダアダ 羊の子♪
最初から最後まで徹頭徹尾荒唐無稽?
それとも
徹底的に考証された綿密なシナリオ?
初見ではどうしたって前者にしか見えない。
思わせぶりなシーンが重なり、唐突な日常の風景が何を指すのかが分からない。
戸惑うばかりだけど、羊の子アダ以外は何もおかしくないように感じる。
(厳密にはアダを受け入れてるという時点でおかしいんだけど)
そしてクライマックス。
流石にワケが分からなすぎて考察をいくつか読んだが、それでもよく分からない。
って感じではあるのだけど、ずっと異質なものを当たり前として扱う特殊な状況を説明も少なく、
仄めかしとしてシーンを挟むために頭の中には様々な推測が生まれ、絶えず緊張感を持って視聴をすることになる。
何故か愛嬌を感じる羊の子。
当初は否定的だった夫の心変わりが尚更自分たちの感性の延長線にこの異常な世界観が存在していることを示し、
非現実ながらリアリティを感じさせる気味の悪さがある。
一言で言えば、絶妙にキモい。
その感情一本で仕上がってるのだからこの映画面白いと感じれるかは別にして結構すごい作品なのかもしれない。
二度見て
一回目の鑑賞ではホラー要素の意味も分からず、不気味だけど何も無いただのどかな大自然を眺める映画
まあ最後に驚きの展開が待っているのですが、「え??どちら様?!」となってしまったあたり私は映画についていけてないし、アダの存在を最初は驚きつつも徐々にいることが当たり前かのように違和感を感じていないことがおかしいことに改めて気付かされる。
でもお母さん羊を〇しちゃうのはどうかと思うけどね。 最後こうなってしまうのは、ただしてしまったことが返ってきただけ。
二回目の鑑賞で見えなかったものが見えてきました。 一回目の鑑賞で既に見えてた人はかなり映画の展開を読んでいる人だなぁと尊敬します!
過去に不幸があったとはいえ、関係ないものでも人間のしたいように扱い、巻き込んでいくのは許されざること。それを無意識にやってしまう人間にはなりなくないと学びのある映画でした。
設定のインパクトの割に波がない
ラム料理食べに行く前に見た私は大丈夫?
今日はラム尽くしで行こう!とラム料理の前に見たんですけど、スミマセン、一章目はちょっとウトウトしてしまいました。でも二章目からは色々心情がわからないながらも引き込まれて、え?どうなる?どうなる?と思ってただけにあのラスト!!え?終わり?終わりなの?感が正直強すぎて…皆さん、大丈夫なの?めちゃくちゃアダ可愛くなったのに、え?急にマッチョな羊人間出てきてアダ大丈夫??って思ってたら終わっちゃって、えーーーっ!感強いのですが。映画通な方はきっとこの不思議な余韻から色々想像されるんでしょうね。
なんといっても映像が美しい。そして、途中まで(アダの全体像が明らか...
北欧版かぐや姫
私はこの映画、結末までを、かぐや姫のようだと思った。子を授からなかった翁夫婦が、竹から産まれた姫を大層可愛がり、姫は翁に富をもたらしたが、最後は月の都に戻されてしまう。
なぜあの夫婦が、アダの受胎に選ばれたのか真意は分からないが、異形をあそこまで普通に育てたというだけの素質はあったのだろう。
北欧神話には半羊人間のサテュロスという豊穣や欲情の化身がいる。夫婦がアダを忘れるほど盛り上がるシーンや、マリアの旦那の弟との関係、欲情への愚かさと豊かさを表してるという解釈なのかなと。
大ボスが出て来たところで、しっかり種明かしをしてくれる優しい映画だなと思ったのですが、人を選びますね。不穏な空気を漂わせながら、なんだかぼんやりした映画であることは間違いないです。
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