こんにちは、私のお母さんのレビュー・感想・評価
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無い中での幸福
メインの舞台は81年。我々のバブルに向かう81年とは全く異なった、まだ金やモノが行き渡る前の中国。今では全く考えられないが、90年代でも日本より2~30年遅れてるなんて事が言われていたな。
この映画にはモノが無くても楽しく暮らしていた当時の若者たちの姿が明るく描かれており、またライバルとのつばぜり合いなど定番のコメディ要素と相まって中国で大ヒットを記録するのも頷ける。
文革が終わって5年ほどでここまで明るい時代だったか、本当のことははわからないが、5年暮らした廈門市は昔から裕福な土地で、知人たちのかつての同僚同士のコミュニティを思い出してなるほどと納得する一方、貧しかったはずの全土の人たちにとってもこうあってほしかったという過去なのかな、とも思われる。
母の役者さん美しかったです。
意外なラスト
監督・脚本・主演 の喜劇女優ジア・リンが、48歳で亡くなった実の母親をモデルにして撮った作品。
タイムスリップして、若い母親を自分の父親とくっつけるのではなく、金持ちの男と結婚させようと奮闘する逆『バック・トゥ・ザ・フューチャー』的な、ありがちコメディかと思いきや。
ラストのどんでん返しが意外や意外。
泣かされちゃいました。
新年からすごい良き作品に出会えました。
エンドロールにわざわざ書かれた献辞〜
「すべての平凡で偉大な母親に捧げる」が染みました。
観終わったら、自分の亡くなった母を思い出し…
「お母さん、ありがとう」
そう感謝を述べたくなりました
新年早々、今年のベスト映画ではないか?
冒頭の、白黒映像がカラー化するところにまず痺れた。コメディシーンの撮り方もカッコいい。あり得ん展開やん、と笑っていたら、ラストに差し掛かり怒涛の展開にめちゃくちゃ泣かされてしまった。私の宝物、って自分に言ってくれるのは、この世に自分のお母さんしかいない。思い出しただけで涙が出てくる。今年、この作品を超える映画に出会いたいけど、無理だろうな、、、
平凡で偉大な全てのお母さんへ
主人公は1982年生まれで、1981年の自分が生まれる前にタイムスリップし若かりし頃の母に出会う。
中国では80後(バーリンホウ、80后)と呼ばれる1980年代生まれ。一人っ子政策の状況下で生まれたこの世代は一人っ子が多く両親の愛情を一身に受けて育ち、市場経済とともに育った世代でもある。
1980年のテレビを見るために集まる人々やカラーフィルムが普及したとか、この40年で中国経済が急成長したことも本作で改めて思い知らされる。
やはり所々に出る中国らしい“ダサさ”は健在(辛口ですみません)、昭和のメロドラマ見てる気分にもなる一方で、大笑いするシーンも盛り沢山、途中までは“笑えるタイムスリップ”ものでストーリー的にはありきたりなのかもしれない。
しかし侮ってはいけない。ラスト20分、まさかの種明かしと伏線回収にものの見事にやられて涙腺崩壊。母を、子を想い涙する人が多いのではないだろうか。エンドロールのメッセージにも感動した。親の願いは、、、皆一緒だね。泣ける作品が見たいというのにおすすめの一本!
ワケ知り顔の映画ファンほど、ハシゴをはずされて感涙
「こんにちは、私のお母さん」(原題:你好,李煥英/英題:Hi, Mom)。
“いわゆるタイムリープものでしょ”と、ワケ知り顔の映画ファンほど、エンディングの意外性に肩透かしを喰らう。世界中の母親たちの無償の愛を観客は思い出し、涙を引っ張り出されるはず。ただものでない感動コメディの日本上陸である。
中国で人気の喜劇女優ジア・リンが自らの実話を初監督・脚本・主演を務め、世界興収900億円を記録、パティ・ジェンキンス監督の女性監督としての世界記録『ワンダーウーマン』(2017)を抜いた。“女性監督”というエクスキューズを除いても、本作はサム・ライミ版『スパイダーマン』(2001)、クリストファー・ノーラン監督『インセプション』(2010)並みの世界的メガヒット作品である。ちなみに国内記録の『鬼滅の刃 無限列車編』(2020)の2倍以上!
日本では、2020年のコロナ禍で洋画が軒並み公開延期となる中、結果的に国内のスクリーンの穴を埋めたアジア映画がその魅力を発信するには好機となった。とりわけ中国映画は2021年以降の日本国内公開拡大に繋がっている。
主人公は、元気だけが取り柄で何をやっても上手くいかず、母親に苦労ばかりかけてきた娘ジア・シャオリン。ある日、母と二人乗りの自転車で交通事故に巻き込まれたことをきっかけに、20年前の1981年にタイムリープしてしまう。そこで若き日の母と出会うが、なんとか母を喜ばせようと悪戦苦闘。お金持ちの息子と結婚させようとするが、それは自分が生まれてこないことを意味することになる。
本作はジア・リン監督の亡き母親との想い出エピソードが凝縮されつつも、コメディエンヌとしての脚色と、映画化にあたってのキャスティングが見事にバランスしている。
これまでも、あらゆるタイムリープ設定が作られてきた。それがミスリードとなって、この映画を観ながら、“どうやって未来(現代)との整合性を保つのだろう”とか、“どうやってこの時代から戻れるのか”などと考えているうちに突然、その先入観のハシゴをはずされる。そして母と娘の想いの真実に、涙が止まらなくなる。
じつはタイムリープではなく、臨死状態における走馬灯のように見える過去の風景を共有してしまったトワイライト・ゾーン的な作品だ。
邦題は英題の”Hi Mom”からの直訳であり、原題「你好,李煥英」はジア・リン監督の亡き母の名前で「こんにちは、リ・ホワンイン」である。劇中でも幼少の娘ジアが庭先から母親のフルネームで呼びかけるシーンがある。まるで“クレヨンしんちゃん”が母である“野原 みさえ”を茶化すかのよう。ジア・リン監督は、ひとりの少女だった母へのリスペクトをこめたタイトルと語っている。
(2021/1/9/TOHOシネマズシャンテ/Screen1/J-10/シネスコ/字幕:本多由枝)
中盤以降面白くなりました
前半は、タイムスリップした時代の背景を描くことに時間を費やしているように思いました。したがって笑える場面も少なく、どうなることかと思いましたが、若き日の母や親せきあるいはその周辺の人々との絡みが大変面白く、笑いと涙に満ち溢れた作品となりました。
1981年は日本では高度経済成長を終え、工業製品にあふれた時代になっていたと思いますが、中国ではまだまだ物のない時代であったろうし、文革の名残もあったのでしょう。そんな状況から経済成長したのは国策であり、都市と農村、党員と非党員等の格差を含んだ成長であったわけですが、支えたのは間違いなく一般大衆、勤労者であったのです。そういう人々へのねぎらいの映画であるという解釈もできそうです。
近くで笑い声が多く聞かれましたが、どうも中国人の方か中国語が分かる方だったと思います。日本人だと、動作や表情で理解できる部分は別として、言葉で笑ったりする部分は字幕を読んでからになりますから反応が遅れますが、ダイレクトな笑いが聞こえたのは原語で理解しているからでしょう。
#03 中国的ノスタルジー
冒頭の「1980年代は映像は白黒だった」という部分を聞いて、中国がいかに今に至る経済的発展を遂げたかがうかがいしれた。
そしてその裏にはこの主人公のお母さん達のように労働者達の犠牲があったんだ。
映画のストーリーとしては泣けるし良い話なんだけど、今の中国政府のことを考えると心から楽しめなかった。
中国の国民が真の意味で自由を手に入れられることを望みます。
逆バック・トゥ・ザ・フューチャーか〜ざんしーんと思っていたら号泣
不器用な親子の愛の物語
母親と子の愛の物語。
幼い頃からいろいろ不出来で母親を喜ばせられない娘が、事故によりなぜかタイムスリップして結婚前の母親と知り合い、なんとか幸せになって欲しいと願う物語。
娘役の方がもう少し見た目若い方であって欲しかったです。
途中細い点は気になりますがオチが素晴らしいです。
ただお笑いの感覚が違う点でコメディ的には馴染めませんでした。また余韻に浸る部分でコメントはなくても良かったんじゃないかと思いました。言葉を聴くより母の写真や映像のみだけで。
大好きなお母さんを喜ばせようと奮闘して暴走する『バック・トゥ・ザ・フューチャー』meets『ハッピー・デス・デイ2U』
何をやっても母を失望させてしまう主人公が自分が生まれる前にタイムスリップして結婚前の母をとにかく喜ばせようと奮闘して暴走するというドタバタコメディ。小学生が喜びそうなハゲネタや下ネタ、BTTFの“魅惑の深海パーティ”に相当する舞台コントのダダ滑り、散々爆笑させられた末に訪れるBTTFリスペクトとアンチテーゼを滲ませた展開に胸を抉られ、終幕後に本作が提示した全く新しいオチにBTTF的なオチの進化形を見て驚愕する凄まじい作品。元々はコントだったネタを3年かけて映画の脚本にしたという監督・脚本・主演のジア・リンの研ぎ澄まされた才能に開いた口が塞がりませんでした。全然ジャンルは違うもののタイムリープホラーコメディ『ハッピー・デス・デイ2U』と肩を並べるバカみたいに泣けるコメディです。
油断していたらラストで化けた。
19歳には到底みえないってw
自他共に認めるうだつのあがらない落ちこぼれガールが、20年前にタイムリープし、結婚前の母親と会う話。
母親と自転車を二人乗りしている際に事故にあい、母親は重体、自身はほぼ無傷という状況から、気が付くと1981年!?となって巻き起こって行くストーリー。
81年の中国ではTVは希少だし、写真もまだ白黒が主だったんですか?とちょっとビックリ。
母親が違う人と結婚したら自身のそんざいは??と思いつつも、自虐な主人公が母親と工場長の暴投息子をくっつけようと奔走する展開で基本ドタバタコメディ。
次から次に笑いネタを打ってくるけれど、ちょっとノリが自分とは合わず。愉しげな空気感はあるんだけどねぇ。
ラストもそれで気付く?というなんか良く判らない察し方だったし、そこからの流れも何でそう考える?という感じだったけど、中国ではそういう文化的何かあるのかね?とイマイチ釈然としなかった。
そしてエンドロール前のテロップと写真…結局のところ監督、脚本、主演を務めたお方が、母親の為と自身の為に作った作品という感じなのね。
タイムスリップ
バレーボール大会面白かったです。アウトでしたよね。
2人そろって、タイムスリップだったんですね。お母さんは若返り、娘はそのままで!
たっぷり、お母さんの笑顔見れましたね。
元の人生でもお母さん、たっぷり笑顔でしたね。
娘の笑顔に引き込まれました。
ラスト、実話かと思いました。でもバラエティーなんでしょうね。
号泣映画と期待してたけどそうでも無かった。
みんな誰かの子供
ヤバい…
わかりやすい笑いとひとひねりある展開で涙
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