マイスモールランドのレビュー・感想・評価
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人間はどこで産まれようが、みな同じなんだ
社会派映画が観たくて、探しました。 主人公家族が 在留カードをパンチされ、使えなくなる光景は悲しい。 そして家族でラーメンを食べるシーンでは そんな家族を守ってあげたくなった。 それもこれも クルド人 ユダヤ人 隣国が寄ってきた時に、自ら闘えなかったから、国がなくなった。大昔の事だが 同郷人が集まって、宴会をするのは冠婚葬祭以外はダメだ 同化の妨げになるのに加え、僕達との壁を自ら作ることになる。 しかし 主人公サーリャが朝の身支度をする時、ドライヤーでくせ毛を伸ばすのは 日本に同化したいと思っている証。 そんな親日家を日本国は素直に受け入れるべきだと思う。 こんな問題に解決の糸口が見つからない どうしようもない"理不尽"を感じた映画だった。
難民の姿を通して人間のアイデンティティを問う佳作
㊗️Amazonプライム初鑑賞!😄笑 今年(2022年)の映画館で見逃し映画を、Amazonプライム鑑賞(HDレンタル)🎥 いやぁ~、観て良かった‼️ 難民として埼玉県川口市に住む父と2女・1男の家族に「難民申請が不認定」となり、「埼玉県から出てはいけない」&「就労してはいけない」という制約の中で懸命に生きようとする姿を描いた佳作✨ この映画で特筆すべきは、クルド人家族の長女サーリャを演じた嵐莉菜の美貌だけでない演技力。 涙を流す場面では絶妙のタイミングで涙をこぼし、序盤の学友たちとの楽しいやりとりでの笑顔は最高、自分の出自をバイト先(コンビニ)で一緒に働く男に話す時の言いづらそうな間の取り方……などなど、今年(2022年)の新人女優賞ではないだろうか。 ⇒キネマ旬報ベストテンと合わせて選出される新人女優賞ベストワンに選んでいただきたい素晴らしさだった。 超絶美人なのもあって、えこひいきの気持ちがあるかも…😍ww 冒頭の結婚式、バス停「川口南公園」、荒川の橋の真ん中にある看板[東京|埼玉]への手形、キョフテなど。 場面としては、何と言ってもラーメン屋で家族がラーメン食べるシーンは微笑ましい(^^) 難民の姿を通して、人間のアイデンティティを問う素晴らしい映画🎥✨✨✨ <映倫No.122826>
難民に冷たい日本
入管で、難民申請し続けた人が亡くなったとか、日常的に暴力が使われているとか、ひどいニュースばかり報道されてますが、 反日で有名な近隣某国には、太っ腹で、ありえない厚待遇… 某国はハニートラップが超エゲツないらしいので、みんなゴッソリ引っかかって逆らえないんでしょうかね(苦笑) 本当に助けるべき難民には冷たい日本。 本来は、その金と労力を、コッチに使うべきなのに。 どう考えたって、いびつ、おかしい。 映画に関してですが、 キャスティングは、客よせの為の変なアイドルを使ってないので良かったし、 脚本も、この映画を観てクルド人の方が抱える問題を知れたし、良かったと思う。 演技は、まだまだ…これから…かな? この映画を観たのは、お目当ての映画の2本立てのウチの1本だった為で、本当はスルーして観ない予定の映画でした。 でも結果的に、この映画を観れて良かったと思います。 日本人が、悪気なく何気に言う事も差別的だったりする事あると思う。 劇中そんな描写があった、気を付けようと思います。 あと、何か、出来る範囲で、本当に困っている難民の方の為に、少しでも行動を起こしていけたらと思います。
かわいい女の子を泣かすような法律が正しいはずがない
製作に是枝裕和氏が名を連ねている。ちょっとドキュメンタリーっぽいカメラワークとか、2004年の『誰も知らない』に似たシチュエーションもあったりして、是枝っぽさもそこはかとなく感じられる作品。 物語は、主人公のサーリャを過酷な運命がこれでもかと襲う。最初から胸が痛くなるような展開。「しょうがないよ」と、彼女は映画の中で何度言うだろう。 この国にはいろんな法令があるけれど、出来た時からあまりに時間が経ち過ぎて、誰を守るための制度なのかわからなくなってしまっているものもあるのではないだろうか。 かわいい女の子を泣かすような法律が正しいはずがない、と昭和のオッさんは思うのである。 サーリャ役の嵐莉菜も良かったが、崎山聡太役の奥平大兼が素晴らしい。そうそう、最近の若い男の子って、確かにこんな感じなんだよ。
心は世界を救う
2022年劇場鑑賞38本目 秀作 69点 しっとりしたメッセージ性の強い傑作。 当方おそらく2022年劇場鑑賞ベストになるであろう作品、牛久が今作と同じテーマで収容所や難民、ビザさ仮放免などといったワードが飛び交うかつ牛久はドキュメンタリーで、生の映像を使われていることや、そちらを先に鑑賞してしまったことも相まってどうしても比べてしまって、牛久を贔屓目で観てしまうところがありますが、それでも今作は十分に素晴らしかった。 主人公がコンプレックスを引け目に感じながらも、恋をしたり、家族の時間を過ごしたり、自分の道を歩むその一瞬の姿勢が美しく、心を揺さぶられながらも逞しく生きてほしいと強く思わせてくれる、演技と演出には拍手を送りたい。 是非。
未来に光は。。
幼い頃に父に連れられ日本に住む在日クルド人のサーリャがある日、在留資格を失ったことにより日本での自分の居場所について悩む姿を描く話。 難民問題を描きつつも、日本とクルド人ふたつのルーツを持つサーリャが自分の立ち位置を探していく話でもある。冒頭、クルド人の結婚の集まりに出席するサーリャが手に赤い丸(クルド人が何かの催し物の時に付ける印らしい)を付けられ、それがなかなか落ちない様子が描かれる。 これが日本の国旗と同じ日の丸なのにサーリャにとっては逃れられないクルド人としての自分。その反面、颯太と一緒に手に付ける赤いスプレーは簡単に取れてしまう。クルド人であることは必ずついて回るのに、日本人であることは必死にしがみついていないと無くなってしまうように見えて悲しかった。 日本の難民制度についてもちゃんと知れて、自分が日本の難民制度について全く知識がなかった事を恥ずかしく思った。例えば、難民認定が取り消された後その後すぐに強制送還されるのかと思っていたら「仮放免」というほぼ犯罪者の執行猶予みたいな制度が適応されてることとか。 だから日本って難民については凄く厳しい国で難民認定数が少ないから難民が少数しかいないのではなく、認められてない難民がたくさん日本に住んでいるってことなんだなと今更分かった(それでもヨーロッパとかに比べたら全然少ないとは思うけど)。 どこかで日本に難民が少ないのだから他国の難民問題を対岸の火事だと思っていた自分がいて、反省した。日本は海を渡って来なきゃいけないのに難民認定も厳しい。それなのに日本を選んで来てくれてる人を全く「おもてなし」出来ない国なんだなと。 でも、日本に住む日本人としてはサーリャをクビにするコンビニの店長も力になろうとしてるのはわかるけどイマイチ何のためにもなってなさそうな弁護士(?)の立場も分かってしまう。酷いと思いつつも制度がそうなんだからしょうがないと思う自分もいるし、あれ以上何をしてやれるかは自分にも分からない。
川和田監督の舞台挨拶付き上映。 監督の話ではクルド人難民は日本に2...
川和田監督の舞台挨拶付き上映。 監督の話ではクルド人難民は日本に2000人ほどいるとのこと。難民問題は日本が抱える大きな課題の一つ。この映画によって現実を知るよい機会となった。 主演の嵐莉菜さんは初主演とは思えない見事な役作り。脇を固める俳優陣も素晴らしかった。監督の今後の作品にも期待したい。
日本にもあった!知られざる難民問題を浮き彫りにした衝撃作!!
「奇跡体験!アンビリバボー」の再現VTRや『日本以外全部沈没』などの河崎実作品等でお馴染み、外タレを多く抱える稲川素子事務所に所属していた際に注目を集めた嵐莉菜。 その後、事務所を移籍し、モデルとしても活躍していたが、ついに映画初出演を果たすことに。『日本以外全部沈没』のようなネタ映画で主演を務めたデルチャ・ミハエラ・ガブリエラとはまた少し違っていて、外タレ出身としては、かなり異例の出世ではないだろうか。 そんなことは置いといて、今作は日本の闇を描いた、かなり重圧な物語となっている。 埼玉には、実際にクルド人が多く住んでおり、そこにはコミニティも多く存在している。このクルドとは、かつてあった国だが戦争によって失われしまった国だ(劇中でも説明される)。今のウクライナ軍事侵攻と通じる部分もあり、また多くの戦争難民が出てしまっている現状がある。 国で地獄を味わった人たちが、移住先でも地獄を味わうというのは、あってはならないことだ。しかも世界的には安全な国として、外国人を受け入れる国として、寛容な姿勢をみせている日本で、そんなことが起きているとは信じがたい部分もあるが、近年、その日本の闇が浮き彫りになってきている。 記憶に新しいのは、2021年3月6日に、名古屋入国管理局の施設で、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなったことだ。どういった経緯で不法滞在扱いとなり、収容後もどう扱われていたのかなど、はっきりとした情報が開示されていない。 それに加え、茨城県牛久市にある出入国在留管理庁入国者収容所東日本入国管理センターの実態に迫った、ドキュメンタリー映画『牛久』(2021)も話題となった。 日本の難民に対する態度が意図的に行われているような、悪意があるとは言えないが、制度がガタガタの状態で放置されてるというのも罪であって、先日橋本徹が報道番組で「日本はウクライナの難民もどんどん受け入れればいい」と、おそらく正義感から言っていたのだろうが、正直言って、こんな管理が行き届いていない日本に受け入れたところで二次被害を及ぼすだけではないだろうか…….。とも思わせる衝撃の事実が自然に描かれている。 嵐莉菜演じるサーリャは、幼い頃から日本で育っており、ほぼ日本人として生活しているが、外見は外国人として見られてしまう。「外国人だから綺麗」みたいな意味で多用される、日本人が良かれと思って無意識に発している外国人びいき、外国人差別(外国人という表現事態がいけないのかもしれない)が、逆に疎外感を感じさせてしまう。 それも当然な話で、自分は日本人だと思っているし、ルーツといわれても前の世代の話。若い世代にとって実感などほとんどない。さらにその弟、妹ともなればなおさらだ。ちなみに自分には故郷がない、国がないという空白感は、ジャスティン・チョンが主演・監督・脚本を務めた『ブルー・バイユー』でも描かれていた。 サーリャは疎外感を感じながらも、自分なりに心の中で処理していたが、それを突き詰められるような事態に発展していくことから、日常は一気に崩れ去ってしまう。 今まで承認されていた難民申請が突如無効になり、路頭迷うことになったサーリャたち家族。埼玉から出ることができない、仕事をすることも許されないといった理不尽すぎるルールから、生活に困窮していく様子がじわじわと描かれていく。 裁判で異議を申し出ることも可能だが、それには多大な労力と時間が必要となる。難民の人々が、数か月働けないとなると、生きていくこともままならない。そこで少しでも働いてしまうと、不法行為とされて収監されてしまうのだ。 このように、「不法滞在」と言っても、犯罪に関わっているとは限らず、日本のあやふやでガダガタな制度によって「不法」とされた人々もいることを知ってもらいたい。 日本人として、 これが現状なんだと受け入れなければならない日本の暗部が見えてくるのは、観ていて非常に心苦しい。 嵐莉菜自身、幼い頃から日本で育っているのに外国人タレントとして扱われてきた経験や日常で感じることが役にそのまま反映されており、演技ではないリアルさを醸しだしている。 監督の川和田恵真もイギリスとのハーフであり、その境遇を理解しているからこそ描き出せる部分も多かったのだろう。さらにサーリャの父、妹、弟を演じているアラシ・カーフィザデー、リリ・カーフィザデー、リオン・カーフィザデーは、嵐莉菜の実際の家族だ。 役名こそ違うものの、演じているのは自分自身でもある。特に幼いリオンにとっては、これが映画なのか現実なのかの区別がはっきりつく年齢ではないため、父親に起きる悲劇を知ったとき、動揺を隠せなかったようだ。 これは演技だから現実ではないが、現実に苦しんでいる難民の人たちが日本にはいるということを理解しなければならない……。
本物の親子なの!
そう、出演者皆様ホントの家族です。 日本の入管法は人に冷たい。 しかし藤井隆のだっちゅーのとその反応、笑える😁 元々の演出か藤井隆の提案か、どうであれ記憶に残るし思い出しても笑える😂
お父さんは宇宙人か?胸を張ってクルド人って言えばいい。
クルドから逃げてきたサーリャの一家。幼いころに日本にやってきた彼女は、クルドの文化も知っていれば日本の生活にも馴染んでいる。家族は、優しく懐の深い父と、日本しか知らない妹と弟。その家族に突き付けられた、在留カードが無効、という試練。展開はとてつもなくシリアスだけど、けしてダークサイドに落ちないのは、サーリャ自身の人間性だろう。そしてそう育てた父だろう。 祖国を追われ日本にも居場所が見つからぬ、気の毒な彼ら。でも、日本にやって来たクルド人がすべて真っ当な善人とは描いていないあたりがリアル。出てくる日本人も、もちろん親切な人もいるが、大抵は親切なようでいて、薄っぺらいし、手を貸さなし、付け込むような人たち。自分もそうならないように、せめてこの映画を見た人だけでも、もし目の前にサーリャたちのような人が現れたら、自分のできる小さなことから、手を差しのべられるといいと自戒をこめる。 切実な現状は、最後の最後までこの家族を苦しめて、選び難い選択を強いる。最後の父娘の会話は、できればクルドの言葉がよかったと思うけど。 サーリャの見つめる川の向こうの東京はまるで異国で、川は国境のようだった。 まだまだ彼女を待ち受ける困難は、続くのか。それがいま日本にいる彼らの現実。だけど、日本はあなたたちが求めるほど豊かではないんだよなあ。それも歯がゆい。
知らないという罪
口笛吹いて空き地に行ったー から始まる 教育TVで昔流れていた歌 知らない子が 知ってる子になれば もうちょい分かり合えると 歌う この国で 起こっている出来事を もっと知ろうと思う ウクライナは救えてクルドは救えないでは ホント人間らしいとは言えないな 此の国が 少しでも人間らしい国になりますように
かわいそうという感じで終わらせてはいけない
フィクションであることで、物語にひきこまれ、登場人物に感情移入しやすくなっている。 また、随所でキーワードが伏線のように出てきて、おっともなる。 難民申請が受理されない問題に関して、なぜこのような状態になっているのか、とともに、もし彼らにビザをだしたらどのようになるのか、根本的な問題にも考えさせられる。 決して、かわいそう、という感情で終わらせてはいけない、そんな作品である。 やるせなさと、日常の悦びのバランスが心地よかっ。
川和田恵真監督、素晴らしいです❗
たまたま川和田恵真監督の舞台挨拶の日に来れて超ラッキー❗ 脚本も素晴らしかったし、色んな意味でとても良い作品でした。 「難民申請問題」のこと、もっと知りたくなりました😃
日本の今の映画…タイトルの輪郭が示す彼女の小さな世界の果てに
出された提示にいくつ答えを出せるだろうか。現実を問いただす訳でも、希望が見つかる訳でもない。ただ、現実を静かに受け止める。これは紛れもない、日本の映画だ。 入管の問題。実態が明らかになり始めた時から聞くようになったこの言葉。しかし、それよりもずっと前から、彼らの日常に在る話だったことは容易に想像がつく。そんな当事者と日本人の視点を組み込みながら、丁寧に綴った良作がここに。創作物としての明度を落とし、淡々と起きている“今”を向き合っていく。 本作は是枝裕和監督率いる「分福」の気鋭、川和田恵真監督の商業デビュー作品。静かに、静かに見守っていく。就労ビザの問題だけでなく、そこに関わる人たちの姿と、無力な現実。そして、日本にもはびこる今を抽出。複雑性を大切にする是枝監督イズムを感じつつ、エンドロールが終わった先、我々の感じたモノまでを繋げようと試みている。単純な善悪ではない、変化の様々な可能性を描いている。それこそが、映画の持つエネルギーだろう。 主演は嵐莉菜さん。5つのルーツを持った多感な18歳は、きっとこれまでも色々なモノを咀嚼し、見えている世界を問い続けてきたのだろう。純たる人には見えぬ世界を見て、我々に提示をしてくれた、素晴らしき女優さんだ。また、クルド人をよく分かっていない視点を優しく導いてくれた奥平大兼さんも見事。駆り立てられる想いと対比するような無力さを感じるし、その中で力になれることは何かを考えさせてれる。一緒に迷い、答えなき問いのハードルを下げてくれた彼に頼りがいも覚えた。 不思議なもので、不平等が生じている現代の難民申請問題。ミャンマーのサッカー選手、ウクライナの方は受け入れ、その他の国の方には事務的な対応をしているように感じる。無知が故の主観だ。しかし、それはきっと、日本国民も含め異国の実態を知らないからなのではないか。この作品が、解消の劇薬になるとは思わない。だが、考えることで少しでも良い方向に進めるのではないかと思う。全ての人に、光あれ。
このテーマ、にもかかわらず清々しさも感じた。力量のすごい、不思議な魅力を感じる映画。
正直、、、ちょっと覚悟して、、観に行った。 それが、、、 とても、重くて暗くて、タイヘンな、って感じになりそうなものが、、、 見事にそうはならずに、 いろんな立場の人たちのリアルを汲み入れて観る側に差し出してくれる。 当たり前のように海外の人たちとツナガル今の時代。 観て学ぶ、気付く、、考える。 そんなとても大事な、貴重な機会をプレゼントしてくれる映画。 役者さんたちも素晴らしい!。引き出した監督も素晴らしい!。これから益々楽しみ!。 音楽も素敵だった♪。音楽にも『力』を入れてるって感じた。。。 難しいーテーマ、な筈なのに、 非常に辛い現実も描かれているのに、、 救いがある。。。希望はあるって感じた、とても不思議な映画。 すごい監督さんがいるんだ!と嬉しくなった。
すごく、もどかしい。
難民問題には詳しくないので率直に、この映画を通して、二つの相反する感想を持った。 以前、ドキュメンタリー番組で、日本の難民認定は厳しいというのを観たことがある。 さらにトルコとの関係上、クルド人は難民申請が通らないそうだか、それでも日本に来るのは何故だろう。アメリカは難民指定しているらしいが。 ステレオタイプだけど難民って、陸続きの所か、ボート的なもので逃げてくるイメージ。だから弁護士などいろいろ支援者が絡んでいて飛行機で来る難民?と、ピンとこない。 本人たちは命からがらなのだろうけれど。 平泉成さんは、ソフトに演じていたけどテレビで観る限り、難民支援以外でも、人権派みたいな弁護士は、やたら攻撃的な印象を受ける。 しかし自分たちではどうすることも出来ない未成年者を残して、強制送還というのも、いかがなものかとも思う。 在留資格のために結婚という手段を取ろうにも、聡太くんはまだ結婚できないし。 お父さんが帰国する代わりに、子供達にビザを発給するという謎制度にはハァ⁉︎となったが、実際にはどうしてるんだろう。 どんなに訴えかけても、在留カードに穴開けた職員のような対応なのだろうな。激昂され、しばらく黙った後、何事もなかったかのような事務的対応は、若干怖い。 とはいえ、あの職員も悪いわけではない。 なんだか誰も悪くないというか、明確な悪者がいないのに、どうにもならないもどかしさを感じた。
配信になってからでもいいから、見ておいた方がいい
⭐️の付け方は人それぞれと思いますが、私は自分以外の人が見てた方が良いかでつけている。作品として面白かったものは他にもあるけど、本作は見ていくべき作品です。 この問題は、お金は集まらず、視聴率も取れず、選挙の争点にもなりません。人権のピットホールです。誰かこれを見た人が、たまたま変革を起こせる立場になったときに、活躍して改善していくしかありません。直ぐには解決できないかもしれないけど、日本に住む多くの人が見ておくべきじゃ無いかしら。お辞儀と挨拶の順番を習うより、この映画を見た方が道徳の授業として適当ですよ。 では、映画として良いか?辛い話なのだけど、誰も激怒しないし、号泣もしないので、セリフでは感情を伝えられないので、実は演技が難しいのだと思いますが。嵐さんのお家のご家族の皆さんは、中学生日記のような演技になっていますが、帰ってそこが生々しいです(中学生日記って何故だか脳裏にこべり付くでしょ。もちろんほめてます。)。 サヘルさんをはじめ『外国人』の出演者の皆さんもそれぞれ、色々な問題を抱えて生活してると思います。それを想像すると、何だか悲しくなります。何とか日本が嫌いにならなければいいのですが。 スピンオフとして、妹さんや弟さんが主演のドラマも見てみたいです。
日本の移民政策はあまりにも不条理で驚いた
かつての日本は単一国民で24時間モーレツに働き国威発揚してきた。今のグローバルな世界では人は国境を意識せず移動している。多くのクルド人はイラン、イラクなどの国で生まれ独立を夢見るがためそれらの国で迫害され他国へ逃げている。日本の親戚、友人を頼って家族を連れて補助を求める難民被害者。日本が難民申請を認めない国家である事は今までは治安面から必要かと思っていた。しかし、人生はあまりにも不条理。難民申請認められないと国籍のない人として、働けない、新荒川大橋も渡れない、恋愛も進学も出来ない、あまりにも不条理。私たちは日本人はノホホンと日本で暮らしていていいのか?このままでは老人しか残らない過疎の国になるのは必須。この状況を救ってくれるのは若い移民の人達ではないか。
後半ほぼ泣いてました
映画館で2回観ました。 観た後に調べたら、あの家族は主演の嵐さんの本当のご家族とのことでビックリ。弟ロビンくんの一言一言が演技っぽくなくて自然だったのは本物の家族が醸し出す雰囲気だったのかしら。 考えさせられるけど重すぎない、後味も良い本当に最高の映画でした。 以下、リアルすぎて感動したポイント ・学校に行く前に癖毛を直す ・妹ちゃんのTikTok ・弟ちゃんのパックマン(?)ゲーム ・コンビニのお婆ちゃんのお客さん ・入国管理の係の人 ・W杯のエピソード など 追記:2022年ベスト映画でした。RRRを観るまでは!
人種差別の作品って一杯有るが…⁈
作品を観てから,後から調べて知る事が非常に多い事が有ったので、自分の為にも遅めのレビューを失礼致します。 難民申請で,住みたくても住めない状況を濃い現実を目の当たりにした監督は、自らの手で調べて,どっからどう見ても日本人には見えない,どうやら5ヶ国語も話せるという嵐莉奈出演で、現実的な話を作品にしたものだったようだ。
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