シルクロード.com 史上最大の闇サイトのレビュー・感想・評価
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思ったより賢くも泥臭くもない作品だったけどジェイソン・クラークは安定に魅力的!
デスノート夜神月(新世界の神になる?)状態
AMAZON for drugs アナログ現場主義ジェイソン・クラークが違法薬物版イーベイを作った若き天才ニック・ロビンソンを追いつめる!思ったより(踊る青島的?)"足を使って"という泥臭い感じは希薄だったけど、作品自体は普通に楽しめた。そこに双方色んな要素を内包していて共感ポイントもある。ロイの肩凝りで首鳴らすとか爪噛むとかって癖が効果的に使われていた。リチャード・ジュエルだったあの人はドラマ『コブラ会』等と変わらぬ感じ。
勝手に関連作「デスノート」『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ソーシャル・ネットワーク』
【プラットフォームと暗号通貨】
考え方はいろいろあると思うけれども、僕は、最大のプラットフォームは通貨というシステムだと思う。
そして、その次ぐらいが決済。
このシルクロードという麻薬ECのプラットフォームは犯罪としては興味深いが、プラットフォーマーの恐ろしさみたいなものは、実は想像を膨らませるより結構小さいように感じる。
今年の年頭に、イアン・ブレマー率いる世界的リスクコンサルティング会社が、今年の10大リスクの一つに、グーグルやアップル、メタ(旧FB)、アマゾンというハイテク大手の影響力の強大化を指摘しているが、それに比べたらシルクロードは違法だけれども、合法のGAFAなどよりかなりちっぽけに思える。
このロス・ウルブリヒトの事件については、「ディープ・ウェブ」というドキュメンタリー映画が他にある。
この作品をずいぶん前に観たのだけれども、僕は、この映画のモデルであるロス・ウルブリヒトや麻薬販売サイトのシルクロードより、ビットコインの危険性の方が高いんじゃないかと考えたことを思い出した。
犯罪の温床になる取引を助長するし、昨今のサイバー犯罪のデータ引き渡しの決済はほとんどが暗号通貨によるからだ。
暗号通貨については旧フェイスブックが、決済についてはアップルが過去にチャレンジしたけれども、前者は政府から認められることはついになかったし、後者は、MVPと呼ばれるマスター、ビザ、ペイパルの信用情報を含む決済ネットワークに入りこむ隙間などほとんどなく、アップル・ペイはこうしたクレジット会社を通じたサービスを提供するにとどまっている。
ネットの世界でプラットフォームになったからと云って、美味しいところを全て持っていけると考えるのはお門違いなのだ。
メタは、今「メタ」を推進しようとしているが、この背景には仮想空間上で取引される通貨や決済を牛耳りたいとの思惑が透けて見えるような気がする。
うわべのうたい文句に惑わされて、仮想空間に住まって、財布まで握られるのはたまったもんじゃないように僕は思う。
まあ、この映画はご覧になった通りで、刑事は、捜査に関与した複数の人間をまとめてモデルにしたもので、その辺の違和感がぬぐうことは出来ないし、ロス・ウルブリヒトのいかれっぷりもいまいち表現できていないように感じる。
もしかしたら、ストーリーの中の恋愛描写は抑え気味にして、暗号通貨の危険性などを物語にもっと織り込んだら、もう少しスリリングだったかもしれないなんて考えたりするが、まあ、僕は映画関係者でもないし、本当にそうかは自分では分からない。
ただ、もう一工夫欲しかった気がするなあ。
染まる。
認めてもらいたかったダケ、
見返したかったダケ、
その為に努力していたはずが…
漕いでたペダルが、
スピードが出すぎて、
ブレーキをかけても、
転んでしまう様な、
恐ろしい事態になる。
怪我をしても、
止まる事を選んでいれば、
また走る事もできたハズだが…
ペダルが壊れてしまうまで、
恐れるのが人の性で、
堕ちていく…
実際の事件を、
エンターテイメントにしてるのは、
良いケド、
ドラマ性が少し薄い…
刑事側の、
ラストシーンは、
ファンタジー的で、
急に嘘っぽくなるのが残念かなぁ~
既に誰かがやっている気がする
予想と少し違った。サイバー犯罪にサイバー対策のスペシャリストが立ち向かっているところに、ひとり場違いな引退間際のおっさん刑事が参加して、聞き込みと防犯カメラの捜査で成果を上げるのかと思っていた。
しかしさすがにそれではサイバー犯罪を突き止められない。ボーデン刑事はキーボード入力も覚束ないPCスキルだが、人を脅したり賺したりすることには手練である。サイバー犯罪も、人間がやっている分には、ボーデン刑事のやり方でなんとかなる筈だ。もし主犯が学習したAIであったら、ボーデン刑事には手も足も出なかっただろう。
インターネットの匿名性は、自由な意見表明を可能にする一方で、無責任な人格攻撃や誹謗中傷も可能にしてしまう。そして様々な犯罪も、同時に可能にした。本作品で扱った事件はその典型的なひとつだと思う。
それにしても見事な犯罪である。マリファナが合法の州もある。もう少し上手くやれば、重い犯罪にはならなかったかもしれないし、場合によっては犯罪にさえならなかったかもしれない。
しかしそこは人間だ。家族をはじめ、人間関係からは免れないし、欲もあれば恐怖心もある。ミスを犯すのは必然である。
ウルブリヒトを演じたニック・ロビンソンは上手い。天才的な犯罪者としての自負と、違法行為をした人間の怯えとの間で顫えている心理がよく伝わってきた。
ボーデン刑事を演じたジェイソン・クラークは身体が大きくて押し出しが効く。今回の強引なおっさん刑事にぴったりだ。こちらには自負もなければ怯えもない。ウルブリヒトとの差は覚悟の違いだった。
プラットフォームを運営するには手間と費用がかかるが、それをAIに任せてしまえば、運営者は追及されづらい。支払いを仮想通貨で行なえば足が付かないかもしれない。先ずは合法のサイトでAIに学習させて、非合法のサイトで使えるアルゴリズムを開発する。既に誰かがやっている気がする。
面白くなかったわけでは
面白くなかったわけではないけど、「ダークウェブ」と「ビットコイン」だけで、こんなにうまく行くの??って思いました。
あと、
娘の学費は没収されなかったのか? とか、
おとなしく年金をもらってた方がもっと得だったんじゃないの? とか、
主犯の終身刑に比べ、警官の6年って軽くない? とかと思ってしまいました。
(ヒロイン役、そんなにかわいくないじゃん!とも思いました。)
オッサンのPCスキルUpと、人間の脆さ。
タイトルで少し損してる気がするが、欧米では有名なサイトで事件だった様だからわかる人居るんだろうな。
麻薬のAMAZON(最終的には銃も扱ってたらしい)を立ち上げたアホな理想に燃える若き起業家と、それを追い込むpcスキルの無いオジサンの話。実話ベースのフィクション。
ネット上の話しだから派手なアクションとかありません。警察も犯人も朝から晩までパチパチkeyを叩いてる、、、ちょっとあのPCの前でどんどん追い込まれて行く身体に悪い感覚は仕事で思いあたる。株とかやってる人もわかるんじゃないかな、、、。
そんな中、定年も近いオッサン刑事の台詞で
「でもPC使ってるのは人間だろう」というのが個人的に刺さった。やっぱり人間って脆いよね。そこにオッサンが手練手管でねじ込んで行くところが面白い。
最後の黒いバック大丈夫だったのは何故だろう?
無い事になってるお金だったのかなぁ。
ストーリー展開
は面白いですが、現実にあった話をある程度忠実に再現しているのか、なんと無くサラッと流れて行った感じです。もっと劇的な展開を加えても良かったかも?あと、主役級の二人が悪党になり切れていない所が平凡さを生んでいる気がします。
これは" 道 "の物語
もう少し丁寧さがあれば
デジタル対アナログ・・・人間の苦悩
今や、ネット世界のサービスを利用して生活するのが当たり前の時代。 PCやスマホを使って便利を享受している人間とアナログ人間との間には、はっきりとした格差が生まれようとしているかのようだ。 この作品を観に行く人は、どちらかというと後者寄りの人が多いのではないかと思う。
かくいう私も、日常生活で仕方なしに使ってはいるものの、ますますデジタル化が進む社会に、正直ウンザリしているひとりだ。 だから、アナログ刑事の活躍を期待して観に行ったのだが、物語は思った通りには進まなかった。
どんなにデジタル化が進もうとも、結局、社会を動かしているのは人間なのだ。 物語の中で取り返しのつかない犯罪を犯す若者の無謀な野心も、家族のために犯罪を犯してしまう刑事の愛情も、結局は生身の人間の仕業なのである。
IPアドレスだけを追うIT専門の刑事に対し、アナログ刑事が 「キーボードを打っているのは人間だろう」 というシーンがあるが、 この一言にすべてが凝縮されていたと思う。
私も、あと10年弱で年金暮らし。 パソコンやスマホとお別れして田舎に引っ込もうかと考えていたのだが、 この映画を観て決意が固まった次第である。
犯罪者っぽいベテラン刑事とごく普通の青年にしか見えない天才犯罪者
アナログのベテラン刑事が昔ながらの捜査方法で犯人を捕まえる話かと勝手に思っていたが、自分自身でもネットやチャットを駆使し、時にはサイバー犯罪課が得た情報をも利用しながら犯人と接触を図るという内容だったので若干拍子抜けした。
刑事は子供のために犯人を利用し娘の学費を手に入れるが、自分が奨学金の審査面談を忘れた事が原因であり、全く同情の余地は感じない。
また、最終的に娘は学校に入学したようだが、実際にその金を使ったかどうかを奥さんは少し濁したように見え複雑な気持ち残す。
犯人の青年は子供の頃からそれなりに様々な能力 (ルービックキューブとか)があった天才肌だが、執着がなくあっさりとした性格の持ち主で父親にもその辺りを事あるごとに窘められ、本人も自覚がある事からも完全犯罪にのめり込んで行く。
ベテラン刑事は典型的な悪人顔で最後には金欲しさに罪を犯し、サイバー犯は普通の青年で金というよりは絶対に足が付かない方法を完成させ世界を変えたいだけという面白い構図だが、事実だけに劇中で起こるイベント一つ一つの抑揚がさほど大袈裟なものではなく終始盛り上がらないままだったのは残念であった。
実話なら仕方無い
先見の明
天才的な頭脳を持つロスは、自由な世界を作るため、表では絶対に買えない違法物を匿名で売買できる闇サイト、シルクロード、を立ち上げた。支持者を集めたシルクロードは、警察にもマークされたが、絶対に身元がバレない強固なシステムとビットコインでの決済で匿名性を確保した。捜査官リックは、問題行動を起こしサイバー犯罪課へ異動させられた。アナログ人間のリックはサイバー犯罪課では足手まといな存在だったが、昔ながらの捜査方法でロスとの接触に成功し、彼から金を略奪し・・・てな話。
実話を基にした話らしいが、これを10年前に気づいて実行してたのなら素晴らしい先見力だと思う。
金儲けの仕組みは難しくてよくわからなかったけど。
リックは運が良かっただけのように思った。
ビットコイン買っておけばよかったw
現場第一主義のアナログ刑事リック・ボーデン。麻薬王を捕まえるために18ヶ月捜査をしていたのに王を怒らせてしまったことで大失態を冒し、パソコンも使えないのにサイバー捜査課に異動させられた。
IPアドレスの追求が不可能なほど、暗号化された闇サイト。自分たちはサイトを立ち上げ管理するだけでドラッグによって巨額の富を得るという仕組み。ドラッグ版amazonとか言ってたけど、日本で言えばドラッグ版○ルカリの方がわかりやすいか。詳しいことは描いていないので、今後の模倣犯罪を防止するためかもしれない・・・
ちょっとアウトローのリック刑事(ジェイソン・クラーク)とシルクロード開設者ロス(ニック・ロビンソン)との攻防が中心となり、リックを閑職に追いやったサイバー捜査課を出し抜くところが面白いと思っていたのに、やっぱり道を外れてしまいましたな。最初はYouTubeで買い物するとか言ってたのに、nobというHNでチャットを巧妙に使い・・・と、信じられないほど上達ぶり。
フィクションをふんだんに取り入れてるにもかかわらず、それほど面白いエピソードが作られたわけでもなく、なぜか犯罪史実を淡々と見せられた気分になってしまいました。言ってみれば“実録モノ闇サイト顛末”といった感じ。
『リチャード・ジュエル』の兄ちゃん(ポール・ウォルター・ハウザー)こそが凄いとも感じたし、元情報屋のダレル・ブリット=ギブソンも何かと凄い。
meat eater
世界を変えたいと息巻いて、ネットで違法薬物売買サイトを立ち上げた男と、彼を追う警察の話。
ドラック版アマゾンとも呼ばれる巨大サイトに成り上がったことで不安に苛まされる犯人に、問題行動を起こし18ヵ月の捜査をムダにすると共に更生施設送りとなり、サイバー犯罪課へ異動させられた超アナログ刑事が、独自の捜査で迫るストーリー。
飛ばされて来たし余りにもデジタルが苦手とはいえ、随分ナメた若僧のボスに放置される中、昔のツテを使ってお勉強すると共にアプローチしていく展開だけど、えっ?そうなの?
実際の事件をモチーフにしているとのことだけど、プライドとかないんでしょうかね…。
これはこれでとも思ったけれど、結局のところがこのオチでは中途半端でちょっと残念だった。
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