ハウス・オブ・グッチのレビュー・感想・評価
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2022年 115本目
正直グッチ家の歴史は自分は興味ありません。
長時間に渡りグッチ家の破滅を描いていくのですが、終始盛り上がりに欠ける。
しかし、ガガ、アダムドライバー、アルパチーノ、ジャレッドレト。全員素晴らしい演技しています。
個人的にはジャレッドが一番よかったかな笑
しかしリドリースコットは精力的に映画作るなぁ
見応え十分
当たり前だけど、俳優さんたちが着ているスーツや衣装がとにかくかっこいい。着こなしもやっぱり素敵。
前知識なく見たもんだから、ファッションの映画かと思っていて、でもかなり政治的というか、
水面下で動いていくシリアスな感じだった。
ちょっと長いけど、最初から最後まで引き込まれてしまった。
まずはガガのパトリツィアがすごく魅力的。
イタリア系だとしても、アクセント難しかっただろうな。
そして目力がすごい。 もうすっごい。 個人的には結構あのキャラクターは好きだった。
アダムドライバーの、あまり感情を出さない役の時がやっぱり良い。
パトリツィアが、ひたすらグッチの一員になろうとして、でも周りの壁が厚くて、彼女がピュアなだけに、観ていて悔しい気持ちになった。
でも、まぁ…そうなるよな…という感覚にもなる。
色んな歴史があって、今のグッチがあるんだと思うと、伊勢丹のショーウィンドウを通るたびに、ちょっと感慨深くなりそう。笑
う〜ん
レディー・ガガに全部もってかれた!
セレブの華やかな美世界
「GUCCI」一族の崩壊を描いたサスペンスドラマ。超有名企業で起こった衝撃的なスキャンダルですが重さはをまったく感じさせない華やかな作品に仕上がっている。
セレブの華やかな美世界を女優レディー・ガガが見事に演じていて主人公・パトリツィアにピッタリな印象を受けた。
2022-42
輪郭のぼんやりした映画
時代の端境期を見た感じ。
革製品で超有名ブランドを築き上げたグッチ一族。ただし現在の経営陣にその末裔は一人もいないそうだ。一族の最後がどんな様子だったかを、一族の妻になった女性の目線から描いた話。
「黄金のアデーレ」で観たクリムトの絵が!これだけでグッチ一族の金持ちぶり、かつ何でも会社の経費で買ってしまうのであろう体質が窺い知れる。そして、その絵を「ピカソ!?」と聞いてしまう主人公。彼には愛されているが、父親にはこの一言で「性格はいい娘だが、やめておけ」と見放されてしまうってシーンは、面白くかつ監督って上手いもんだなあと感心。
主人公の野望と言うよりも、よかれと思ってなすことが、ことごとく一族の崩壊へと向かってしまう感じ。グッチというブランドは、放っておいたら彼らの代で時代遅れとなってどうせ終わったのだろう。それをブランドとしてその価値を持続するには他の力が必要になったということかと思う。主人公は、その端境期につまとなり、その情熱的性格から、利用され、最後は罪まで犯すことになったという一つの悲劇のように、観た。
同族経営の限界か。悪気は感じられなかった。でも占い師に頼るところは、いかにもそういうことありそうで、人間が経営に携わる時の怖さを感じた。
ただ、あまりにも俺とかけ離れた世界なので、同情も親近感も、嫌悪感すらありません。は〜、そうなんですか、他人の家の話をと拝聴した感じ。
もちろん、面白く観ました。映画はよいけれど、感情移入する点は、全くなかったたいうこと。評価点も難しかったので、真ん中の3点にしておきました。映画の出来だけなら4点だろうけど。
アダムドライバー、レディガガ、ともに上手でした。さすが。
おまけ
やはり1978年頃には世界中でチークダンスという風習はあったんだな。日本のディスコだけじゃなかったんだな、とちょっと安心した感じ。
お金とか地位とか怖いなー、みたいな。
マン・フォー・グッチ
長いけど膀胱がもってくれたのでさっくり観られて楽しめました。ベタな80年代アンセムでテンポのいいシーンと、対照的に音楽なしでシリアスなトーンの対比が鮮やか。全体的にとても冷めてるので、見やすいといえば見やすい、人によっては食い足りないかもと思うほどでした。
最近のスピルバーグ同様、手だれのキャストばかりが出てくるので、あまり肩に力を入れなくてもさくっと撮れてしまうのでしょうか。
みんな良かったけど、やっぱりアルパチーノの魅力、キュートさは群を抜いてました。
公開時に民放で観た再現ドラマと違って、「パトリツィア=世紀の悪女」のように押し出してはいないのが妙に骨肉の争いをさわやかに感じさせているのかも。主眼はむしろマウリツィオの話だという気がしました。
前世紀の話ですが、かつてトムフォード時代のグッチにラッシュフォーメンというヒノキベースのメンズの香水がありまして、廃番後の今でも高値で取引されているのですが、言うなればマウリツィオはパトリツィアの画策によって作られた「グッチの男」。
ちょうど最近ネロを扱った海外ドキュメンタリーを観たのですが、マウリツィオとパトリツィアの関係性にはネロとアグリッピナ(母)の結末が見ようによっては親殺しのハッピーエンドであるのと対照的なバッドエンド感が漂います。
マウリツィオが操り人形になることを拒んで造物主たるパトリツィアに逆らい、あえなく撃ち殺されるところが「プロメテウス」以降のサーっぽいと思うのであります。
なお初めて実家(豪邸)に招かれたパトリツィアがクリムトの値打ちがわからないのは彼女に教養がないのみならず、グッチ家(≒男社会)においては彼女自身が壁を飾り人の目を楽しませる美術品と同等であり、またそのことに無自覚であるという寓意なのでは、と思うのであります。
ちなみにトムフォードもゲイなのでホモソーシャルな男社会においてイレギュラーな存在ですが、彼によってグッチは世界的なメゾンへ復権したという皮肉なのです。
ゲイカルチャーというのは冒頭のパーティシーンやトムフォードのランウェイにおいて尻を丸出しにしたスタイルを強調するシーンなどから意図的に打ち出されていると思います。
それは男もまた性的に見られ、客体となることから逃れられないのだ、という御年84歳のサーからのメッセージでしょうか。。
ここ最近の個人的当たり。
ガガ様の演技が光る作品
ガガ様の演技が光ってる作品!
アダムドライバーもとても良かった!!
パウロ役は誰この人?って思って観終わって後で調べたらジャレッドレト。びっくりした(笑)役で太るってすごいなぁ。
マウリツィオ仕事出来ないわ女作るわでなかなかのクズっぷりなんだけど、殺されるのは気の毒。パトリツィアに出会ってしまったのが運のつき。
生き残るのはどっちだ
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