ハウス・オブ・グッチのレビュー・感想・評価
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見応え十分
当たり前だけど、俳優さんたちが着ているスーツや衣装がとにかくかっこいい。着こなしもやっぱり素敵。
前知識なく見たもんだから、ファッションの映画かと思っていて、でもかなり政治的というか、
水面下で動いていくシリアスな感じだった。
ちょっと長いけど、最初から最後まで引き込まれてしまった。
まずはガガのパトリツィアがすごく魅力的。
イタリア系だとしても、アクセント難しかっただろうな。
そして目力がすごい。 もうすっごい。 個人的には結構あのキャラクターは好きだった。
アダムドライバーの、あまり感情を出さない役の時がやっぱり良い。
パトリツィアが、ひたすらグッチの一員になろうとして、でも周りの壁が厚くて、彼女がピュアなだけに、観ていて悔しい気持ちになった。
でも、まぁ…そうなるよな…という感覚にもなる。
色んな歴史があって、今のグッチがあるんだと思うと、伊勢丹のショーウィンドウを通るたびに、ちょっと感慨深くなりそう。笑
う〜ん
思った程では…。
マウリッツォのアダムドライバーの背がかなり高いのでレディガガがちょっと気の毒。それに彼女の役の描き方が中途半端。ポスターのセンターに来るような描き方ではないなぁ。
中盤からの脚本が浅い。
リドリースコットにしろクリントイーストウッドにしろ何かと闘わなくなってる。画面からのエネルギーが弱い。年齢もあり仕方ないと言えば仕方ないのだけれど、やはりちょっと寂しいかな。
レディー・ガガに全部もってかれた!
とにかく目が離せない。ゲスで欲望に忠実で真っ直ぐで行動力のあるパトリッツア。若いときは(お金も欲しいけど)愛を得るためが行動の源だったのに、欲望は次々に湧いてくるもの。これを、レディー・ガガがあくの強い表情と肉体でチャーミングに表現していて、画面からの説得力が半端ない。
欲望が果てしないのは誰にとってもそうなのかもしれない。グッチ一族の男たちも、皆自分の欲を手放さず、それは勤勉で生真面目だったマウリツィオも、金と自由を得たら変わってしまう。
事件については全く知らなかったけど、すべてのキャストの芝居にストーリーを納得させられる映画で、面白かった!
グッチ買いたくなくなっちゃうな
アル・パチーノが上手い。
アダム・ドライバーも上手い。
時の積み重ねが感情の変化が言葉ではなく、演技、表情で伝わる。うまいなあ。
映画は良かったけども、グッチ買いたくなくなっちゃうなあ。
セレブの華やかな美世界
「GUCCI」一族の崩壊を描いたサスペンスドラマ。超有名企業で起こった衝撃的なスキャンダルですが重さはをまったく感じさせない華やかな作品に仕上がっている。
セレブの華やかな美世界を女優レディー・ガガが見事に演じていて主人公・パトリツィアにピッタリな印象を受けた。
2022-42
輪郭のぼんやりした映画
盛り上がりのない終始平坦な映画でした。
主人公も輪郭がぼやけてる感じで人となりがはっきりしない。
実在の人物に対する配慮なのでしょうか?
途中で飽きてしまって、日本だったら誰がどの配役かなーと妄想してました。
バカ息子役は小手信也さんがいいな
時代の端境期を見た感じ。
革製品で超有名ブランドを築き上げたグッチ一族。ただし現在の経営陣にその末裔は一人もいないそうだ。一族の最後がどんな様子だったかを、一族の妻になった女性の目線から描いた話。
「黄金のアデーレ」で観たクリムトの絵が!これだけでグッチ一族の金持ちぶり、かつ何でも会社の経費で買ってしまうのであろう体質が窺い知れる。そして、その絵を「ピカソ!?」と聞いてしまう主人公。彼には愛されているが、父親にはこの一言で「性格はいい娘だが、やめておけ」と見放されてしまうってシーンは、面白くかつ監督って上手いもんだなあと感心。
主人公の野望と言うよりも、よかれと思ってなすことが、ことごとく一族の崩壊へと向かってしまう感じ。グッチというブランドは、放っておいたら彼らの代で時代遅れとなってどうせ終わったのだろう。それをブランドとしてその価値を持続するには他の力が必要になったということかと思う。主人公は、その端境期につまとなり、その情熱的性格から、利用され、最後は罪まで犯すことになったという一つの悲劇のように、観た。
同族経営の限界か。悪気は感じられなかった。でも占い師に頼るところは、いかにもそういうことありそうで、人間が経営に携わる時の怖さを感じた。
ただ、あまりにも俺とかけ離れた世界なので、同情も親近感も、嫌悪感すらありません。は〜、そうなんですか、他人の家の話をと拝聴した感じ。
もちろん、面白く観ました。映画はよいけれど、感情移入する点は、全くなかったたいうこと。評価点も難しかったので、真ん中の3点にしておきました。映画の出来だけなら4点だろうけど。
アダムドライバー、レディガガ、ともに上手でした。さすが。
おまけ
やはり1978年頃には世界中でチークダンスという風習はあったんだな。日本のディスコだけじゃなかったんだな、とちょっと安心した感じ。
お金とか地位とか怖いなー、みたいな。
グッチ一族にに起こった出来事を勉強した感じ。
特に感動もなく、お金とか地位とか怖いなー、みたいな。
レディ・ガガの眼力が強すぎて、感情の機敏が見えないし、
唄歌う人のイメージが強いので、慣れなくって…
でも、後から、実物を調べたけど、だいぶ似てるのね…。
ジャレッド・レトが、パウロだと中盤まで気づかなかったし、
最後まで、えっ?!これ???とって思い続けた。
役作りってスゴいのね…。
あっ、でも、そーいや彼も唄歌いか…。
結局、何が言いたいのか、よく解らん。
お洋服もそんなに出てこないしな…。
マン・フォー・グッチ
長いけど膀胱がもってくれたのでさっくり観られて楽しめました。ベタな80年代アンセムでテンポのいいシーンと、対照的に音楽なしでシリアスなトーンの対比が鮮やか。全体的にとても冷めてるので、見やすいといえば見やすい、人によっては食い足りないかもと思うほどでした。
最近のスピルバーグ同様、手だれのキャストばかりが出てくるので、あまり肩に力を入れなくてもさくっと撮れてしまうのでしょうか。
みんな良かったけど、やっぱりアルパチーノの魅力、キュートさは群を抜いてました。
公開時に民放で観た再現ドラマと違って、「パトリツィア=世紀の悪女」のように押し出してはいないのが妙に骨肉の争いをさわやかに感じさせているのかも。主眼はむしろマウリツィオの話だという気がしました。
前世紀の話ですが、かつてトムフォード時代のグッチにラッシュフォーメンというヒノキベースのメンズの香水がありまして、廃番後の今でも高値で取引されているのですが、言うなればマウリツィオはパトリツィアの画策によって作られた「グッチの男」。
ちょうど最近ネロを扱った海外ドキュメンタリーを観たのですが、マウリツィオとパトリツィアの関係性にはネロとアグリッピナ(母)の結末が見ようによっては親殺しのハッピーエンドであるのと対照的なバッドエンド感が漂います。
マウリツィオが操り人形になることを拒んで造物主たるパトリツィアに逆らい、あえなく撃ち殺されるところが「プロメテウス」以降のサーっぽいと思うのであります。
なお初めて実家(豪邸)に招かれたパトリツィアがクリムトの値打ちがわからないのは彼女に教養がないのみならず、グッチ家(≒男社会)においては彼女自身が壁を飾り人の目を楽しませる美術品と同等であり、またそのことに無自覚であるという寓意なのでは、と思うのであります。
ちなみにトムフォードもゲイなのでホモソーシャルな男社会においてイレギュラーな存在ですが、彼によってグッチは世界的なメゾンへ復権したという皮肉なのです。
ゲイカルチャーというのは冒頭のパーティシーンやトムフォードのランウェイにおいて尻を丸出しにしたスタイルを強調するシーンなどから意図的に打ち出されていると思います。
それは男もまた性的に見られ、客体となることから逃れられないのだ、という御年84歳のサーからのメッセージでしょうか。。
ここ最近の個人的当たり。
最近見た映画がハズレばっかりだったので、思わぬ当たりに嬉しくなりました。
普段は洋画は全く見ませんがプラダを着た悪魔のようなファッション系かな?と思い鑑賞。
一押しポイントは日本人。
たまに出てくる日本人が煽られてて最高に面白かったです笑
GUCCI騒動は知らなかったのですがとても面白かった作品でした。
パウロのファッションは可愛いし別ブランドとして安価で出せば良いのでは…?と思いました。
主役の方もわからないほど洋画はわからないのですが洋画もありだな、と思わせてくれました。
ガガ様の演技が光る作品
ガガ様の演技が光ってる作品!
アダムドライバーもとても良かった!!
パウロ役は誰この人?って思って観終わって後で調べたらジャレッドレト。びっくりした(笑)役で太るってすごいなぁ。
マウリツィオ仕事出来ないわ女作るわでなかなかのクズっぷりなんだけど、殺されるのは気の毒。パトリツィアに出会ってしまったのが運のつき。
生き残るのはどっちだ
この作品は、「家」と「ブランド」の闘いの物語だ。最後マウリツィオの暗殺で、この闘争の幕は降りる。「家」は、「ブランド」に飲み込まれ、跡形もなくなる。痕跡は、そのブランドの冠だけだ。まるで、古戦場に残る地名のように感じられる。グローバル企業のブランドヒストリーは、決して綺麗事では済まされない。GUCCIの商品を見る目が変る一本だった。
ガガ様…
ガガ様…素晴らしい…
他にも素晴らしい役者様が揃っていたが、
その中でもレディーガガが輝いていた。
アリー スター誕生も良かったが
今作で更に魅了された。
それ以外では、ジャレッドレトの変貌ぶりに驚いた。
どこからどう見てもジャレッド・レトには見えず
役に入り込みすぎて別人だった。
映画は長いが細かいところまでやってくれて
良かったと思う。
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