劇場公開日 2023年2月4日

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茶飲友達のレビュー・感想・評価

全61件中、1~20件目を表示

4.5金庫あさって逃げた母の力強さ。孤独じゃないってすごい力だ

2024年9月3日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

難しい

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popo2

4.0地に足のついた高齢者の姿

2023年2月28日
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鑑賞方法:映画館

なんとなく、世間は高齢者に対して性的な存在であってほしくないと思っている気がする。しかし、そんな勝手な「理想像」を押し付けていていいのだろうか、人間はいつまでも性的な存在ではないかと、この映画は静かに語りかける。
孤独な高齢者が新聞の三行広告で「茶飲友達募集」の文字を見つける。これは実際にあった出来事から着想を得ているそうだが、実際の事件でも「茶飲友達募集」の文字だけで、わかる人には性的な何かだとわかったらしい。実際に売春グループが摘発された時、1000人ほどの会員が登録していたという。
人のぬくもりというものは、いくつになっても価値あるものだと思う。この国では高齢者は、もう数的にはマジョリティとなっている。この映画が描いたものは、多くの人にとって他人事ではない。いつか誰もが老いるのだから。
本作は、貧困にあえずぐ若い世代の物語でもある。社会の足元が確実に崩れてきていることも実感させる作品だった。ややシナリオが散らかった印象もあるが、現代日本にとってとても大切なことを描いた作品だ。

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杉本穂高

3.0あなたの人生がつまらなくても恥じるな。

2024年11月16日
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支持。
欲望追従を万人の楽園と思わせて、
駄目なものは駄目と梯子を外す正義の野暮を評す。
善行に見えようと
売買春斡旋を仮に法が許せば収拾つかぬ。
世の秩序の為には
各人の人生がつまらなくても仕方なし、
あなたの人生がつまらなくても恥じるな、か。
この当たり前を撮る勇気を評す。

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きねまっきい

ルールがあるので春(?)を買った側は罰されませんので、ご安心を♥

2024年6月15日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

5.0高齢者売春を通して、"家族"と"社会のルール"を見る

2024年3月22日
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鑑賞方法:VOD
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870

4.0他人事じゃない

2024年1月14日
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鑑賞方法:VOD
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soleilヾ(´ε`○)

4.0茶飲だけじゃダメなのかなぁ

2024年1月1日
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ニョロ

3.5「希望を持ちたかったから死にたくなった」

2023年12月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

難しい

「茶飲友達、 募集」という新聞広告を出す、高齢者専用の売春クラブ、ティーフレンズ。マナを中心とした若者で運営され、高齢女性のティーガールが所属する。高齢男性の客、マナらの若者、ティーガールらも悩みを抱えていた。スーパーで万引きをしていた松子をマナは、ティーガールに誘い。
 実際の事件をもとにしているとのこと。老人ホームや寝たきりの人にもニーズがあったのか。高齢者の性欲は、むしろ旺盛という話も聞いたことがあります。有っても良いのではないかと思いました。さらに物語は高齢者だけのものではなく、様々な親子関係にも。パン屋の話が良かった。

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sironabe

3.5高齢化の問題

2023年12月26日
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 茶飲み友達募集、て広告見たら素直に茶飲み友達と思うよね。でもこの広告は希望者には売春買春の斡旋。確かに、高齢化する世の中、切実な問題なんだろう。
 ただもうそんなことはどうでもいいけど、寂しさを感じてお茶飲みながらお話しする友達が欲しいと思う人ももちろん居るだろうし、まだまだ現役〜だけどもう相手がいない、受け入れてもらえない人にとっては欲しいシステムなのかも。
 経営者のマナは実の母と確執があり、茶飲友達に募集してくる老人や社員と家族のような繋がりを求めている。
映画を観ているだけでは冷静に深入りしすぎでは?と思える。妊娠してしまった社員の女の子に、みんながいるよ、一緒に育てれば、、、と言っていたけど、甘いよね。
 1人のコールガールの事件からマナは逮捕されてしまうが、警官の女性とのやりとりが面白かった。マナの言っていることもわかるが、警官の言っていることも正しいと思った。確かに母との確執から寂しさを埋めるためということもあったんだろうな。面会に来たマナのお母さん、もっと早くあの言葉を言ってあげてたら良かったのに。
 高齢者の性の問題、シングルマザーになることの大変さと社会の問題を突きつけられる映画。
 渡辺哲さん以外がオーディションということも驚き。
コールガールを演じた方々、すごいね!

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アンディぴっと

3.5実際にあった事件を基にした作品で、高齢女性の売春クラブで茶飲友達が...

2023年12月18日
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鑑賞方法:VOD

実際にあった事件を基にした作品で、高齢女性の売春クラブで茶飲友達がテーマ。クラブを運営しているのは若い人たちで非常に興味深い内容。売春じゃなければいいシステムだと思った。

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ホンマサ

3.5自分の寂しさを他人の孤独でうめるんじゃないよ

2023年12月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 寂しさを癒す=性欲を解消するという公式が成り立つ限り、茶飲友達(ティーフレンド)の売春行為は正当化される。
 妻に先立たれたり、妻から相手にされなくなったり、話し相手がいなくなったりと、理由は高齢者の男性の孤独に起因する。孤独感は動物的本能とマッチングし、性欲の解消の提供側の運営側の若者たちとコールガールたちの孤独感とも微妙に連鎖していく。

 寂しさを癒す手段はこれしかないのか。他に解消する方法があるだろう。この昔から受け継がれてきた大人の問いは、この空間では、「正しいことだけが幸せじゃないんだよ」という主宰者の若い女性の言葉でかき消される。
 この主宰者は元風俗嬢で、余命いくばくもない母親とはそりが合わず、親子関係は決裂している。
 でも、主宰者は、正しいことではないということは認識しているようにも見える。

 善悪や幸せの輪郭が、性欲による快楽によってボーダレス化していく世界。
「自分の寂しさを他人の孤独でうめるんじゃないよ」
 主宰者を取り調べる女性警察官の言葉。この言葉が正解とはけっして思わない。だが、少なくとも眠気眼が、一気にカッと見開くような衝撃が走ったことは間違いない。

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ジョー

4.0茶飲み以上の友達。

2023年12月13日
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tochi06

5.0高齢者の性を描くことで、若者の生を浮き彫りにする

2023年10月11日
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鑑賞方法:VOD

茶飲友達の紹介と題してコールガールを斡旋する高齢者風俗を営む若者と、そこで働く女性、そしてお客さんとの繋がりを描く。

高齢者の性に興味があって、軽いノリで見ようと思ってるそこのあなた。

想像を絶する展開で、吐き気がする程胸糞悪いから安易に手を出さない方がいいと思う。
私は既に「子宮に沈める」以来の引きずり方してますwwww

見ない方がいいわけじゃない。すごく元気つけられるシーンもあるし私は後悔していない。

ただ、色々な方向から裏切られ一人ぼっちにされた気分なんだよ。

これがまさに高齢者、若者の抱える孤独の重みなのかもしれない。

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高齢者の性。なるべく目を背けたいテーマであり、どこかタブー視された問題に切り込んだ作品でもあるんですが、その反面、現代を生きる若者の生活も浮き彫りになる社会派な映画だった。

妻に先立たれ生きる目標もなく孤独に生きる高齢者に”茶飲み友達”を紹介し、ひと時の安らぎと快楽を与える。

彼女たちはそれを”ホームヘルパー”ないしは”人助け”と呼ぶ。

確かに作品に登場するお客さんで不幸になっている人なんてひとりもいない。
風俗嬢も必要とされる喜びと、有り余る大金を手に入れる。

そんな高齢者の新たな幸せを描く光があれば、若者のくすぶる闇もあるのがこの映画。

夢は?、子どもは?、家族は?
人助けと言う名のマスターベーションで課題を見てみぬふりする感じがリアル。

家族とのつながりが希薄になってきた我々には、仲間という新たなファミリーがあって
それを作り上げようとしたひとりの女の子の話なんだよね…

でも完成したのはバベルの塔であり、それがあまりに浅はかで、脆くい。

現代における家族が何なのか、その儚さと残酷さまでが詰まりに詰まった映画。
135分は長いようで、あまりにもこのテーマを扱うには短すぎる。

映画の冒頭とラストのシーンが、彼女の信じた正義へのアンサーだよ。

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二ノ前

5.0映画としてのバランスが 完璧に近いと思った。 考えさせられるところ...

2023年9月11日
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映画としてのバランスが
完璧に近いと思った。

考えさせられるところ
笑いどころ
泣きどころ
そして何よりも演者がうますぎて
ドキュメンタリーをみているかのようだった。

実際の事件についても調べようと思う。

もっとこういう邦画が増えてほしいし、
上映期間も映画館も増えてほしい。

配給会社が
カメラを止めるなと同じだということから
興味を持ったが、観てよかった。
でも観ただけで終わりにしたくないな。
高齢化社会の為に一般人のわたしが
今できることはもっとないだろうか。

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ユリ

4.0映画「茶飲友達」のバトンの行方

2023年8月14日
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鑑賞方法:映画館

■シニアの性というタブー
シニアは性欲をもたない、性的なスキンシップを求めないという先入観、そうあって欲しいという願望、さらにそれが社会的なタブーになっています。
しかし、中世の昔から年老いた男の悪癖は「強欲と好色」(ちなみに、女性は「虚栄心」)といわれるように、現実に生きるシニアとの間に大きなギャップを生んでいます。

この映画は、特に映像を通して、そこに切り込みます。
外山監督のシニアの婚活をテーマにした前作『燦々』でも、シニアの性欲のタブーに触れていましたが、今回はそれを通り越してシニアの「売春」という日常を描くことで、このタブーの解体に成功したように思えます。

ただ、性欲に限らず、今なお「老人」や「高齢者」にまつわる固定観念は、数多く残っていてシニアの活動を縛っています。
例えば、老人は若者の手本になる賢人たれ。ある年齢になったら引退して老後をすごす、などなど・・。
そう考えると、性のタブーの問題は、氷山の一角だともいえます。

■二つの異なるテーマが混在
この映画は、2013年に警視庁に摘発された実在のビジネスが元になっています。
ただし、若者が登場するところは映画のオリジナルです。実際の売春組織の胴元は若者ではなく70歳の男性です。
そのことで、この映画は単にシニアのタブーを扱うだけでなく、現代社会の異なる一面を描く作品へと拡がりをみせます。

ティ・フレンドに集う若者、高齢女性、高齢男性に共通しているのは、孤独で、居場所がないことです。他人とのつながりが稀薄で、日常生活にどうしても生きている実感が得られない。
そこに主人公マナが売春ビジネスを成功させながら、持ち前の求心力を発揮してメンバーを取り込み疑似家族(「ファミリー」)を築いていきます。

しかし、そこには血縁家族が持つような絶対的価値観が備わっていません。子どもを生む・生まないという女性メンバーが抱える問題に答えが出せず、結局摘発を契機に疑似家族は崩壊していきます。
ダメなものはダメといってくれる居場所がないまま人は生きていけるのか、考えさせられますが、一方でシニアのタブーの問題は、オブラートに包まれてしまった感があります。

このように、この映画には「シニアのタブー」、「孤独と絆」という明らかに異なる二つがテーマが並存しています。

■持続可能な取り組みへのバトン
しかし、超長寿化による影響という点でみると、二つのテーマは同根といえるかもしれません。

2003年頃、この映画の元になった売春ビジネスがスタートし、その10年後の2013年、会員が1000人を超えるなどビジネスが拡大、警視庁に摘発されました。そしてさらに10年後の2023年、外山監督が映画化します。

映画公開に至る20年間、日本には様々な変化がありました。その中で平均寿命は3歳程度伸び、「人生100年時代」という言葉が定着しました。

超長寿化には功罪があります。特にシニアの生きにくさが増している点は見逃せません。
その要因の一つが、シニアが持つアクティビティと社会とのミスマッチです。シニアが自立して生活する期間が長期化する一方、60歳で引退し老後を迎えるという社会システムは変わらない。シニアのエネルギーの使い場所がないという問題が浮上しています。
そればかりか、シニアをめぐるタブーが無言の圧力となって、シニアの活力を奪っています。

もう一つ、居場所がない、あるいは孤独や孤立の問題があります。そして、この問題は若者とは違った形で無慈悲に訪れます。
シニア世代は、どの世代と比較しても経済的、社会的、身体的に多様です。その中で一定割合を占める貧困の問題は、より深刻です。また、長寿化に伴い、夫の死別後の寡婦期間が長期化しています。
こうした孤独や孤立のなかで「老い」と直面することが、シニアの生きる希望を失わせます。

その隙間を埋めるべく半ば必然的に売春ビジネスが誕生・拡大しました。そこで働く高齢女性は、ティー・フレンド同様、仕事を持ち、居場所を得ることで、そんな不安を忘れられていたかもしれません。
しかし、それは長続きしなかった。

この消えかけたベクトルを10年ぶりに拾ってくれたのがこの映画といえます。
今後は、シニアが活躍できる場所や、家族に代わる居場所づくりに、持続可能な形で取り組んでいく必要があります。
そんな新しい課題に取り組む人を待つ。そんな映画だと思います。

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2nd Life Stories

3.0若い人が観たほうが良いかも

2023年8月8日
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alias

3.5生々しくて重くて虚しいけど何も無いよりは良い

2023年7月5日
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難しい

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寝落ちマン(次男)

3.5これから現実的に起こりそうな話

2023年6月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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撃たれる前に撃て

4.0心のパンツを脱ぎ捨てて

2023年5月31日
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悲しい

難しい

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uz

3.0正しいことだけが幸せじゃないでしょう

2023年5月31日
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2023年劇場鑑賞18本目 良作 64点

わたくし御用達の社会問題系ヒューマン映画で期待していた作品

正直、当サイトほどの好評価を感じなかった

なんか詰め込みすぎな印象で、高齢者売春もあれば、孤独を感じる若者と手と手を合わせて家族になりましょうとか、若者要素を絡めずに純粋に高齢者買春ドラマで良かった気がする

まあでも個人的に年配の方々の濡れ場やお色気シーンとか、もっといったら性よくある様をみるのが見てられなかったけどね

主人公の家庭事情によるこの取り組みに至る動機や理屈は説明もあるし、理解はできるけど、ちょっと純粋すぎるかな。確か実話ベース?だったっけ?もう少しビジネスとして割り切って上手くやれる気もするのにもったいない

見たときは期待もしていたからだと思うけど、思うようにハマらずだったから、また見たら印象変わるのかなぁ、機会があればまたみよう

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サスペンス西島