「怖かった。ハラハラドキドキというより怖かった。大金のために命をかけ...」恐怖の報酬(1977) zhiyangさんの映画レビュー(感想・評価)
怖かった。ハラハラドキドキというより怖かった。大金のために命をかけ...
怖かった。ハラハラドキドキというより怖かった。大金のために命をかけるはめになるというのは「カイジ」あたりと同じだが、こっちの方が圧倒的に怖かったのはテレビで見たかスクリーンで見たかの違いだろうか。
前半は寝てしまったのでよくわからない。いきなり華やかなパリで話が始まって吃驚した。
後半はしょっちゅう目を半開きにしながら見る羽目に。こんな揺れたら絶対爆発するだろとは思いつつも、それだけに木っ端微塵になるんじゃないかとビビる。特にスコールの中ボロボロの吊橋を渡るシーンは、絵と音の激しさもあって、なんでこんなに怖いんだと不思議なくらい恐ろしかった。ホラーでもサスペンスでもない、戦争ものとも違う、映像に追い詰められる感じ。
最後に主人公がこれまでを反芻しながら必死にハンドルを握るシーン、そして爆薬を目的地に届けるシーンは限界に至った人間が何者かに取り憑かれたホラー。後年『エクソシスト』を撮るというのも納得。ブレーキの金切り音を聞くだけで鳥肌が立つ良い映画。
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