「実写の迫力に目を奪われました」恐怖の報酬(1977) ホワイトベアさんの映画レビュー(感想・評価)
実写の迫力に目を奪われました
それぞれに曰く因縁があって南米の奥地の村に身を隠していた4人の男が、爆発炎上した油井の消火のためのダイナマイトの搬送を高額の報酬に惹かれて請け負う話。1977年全米公開時のオリジナルのデジタルリマスター版。当時日本でも短縮版が公開されたとのことですが私にとっては全くの初鑑賞。廃車寸前のオンボロトラック2台で熱帯のジャングルを200マイルも行く訳ですが、断崖絶壁の隘路や崩れかかった吊り橋など難所ばかり。これを互いに見も知らぬ男たちが共同作業で切り抜けて行く様は本当に人間ドラマ。作品の冒頭のエピソード同士が繋がらず最初は???だったのですが、これらのメンバーが同じ場所に集まるまでの前段だと分かり納得。普段CGを駆使した作品に目が慣れてしまっている私ですが、実写ならではのリアリティと迫力を再認識しました。最後のシーンももう一波乱を予感させるもので本当に凝った作品だと思いました。
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