劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編のレビュー・感想・評価
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観ても観なくても大丈夫な絶妙なライン
2022年劇場鑑賞273本目。
シリーズ未見でしたが2ヶ月前に一念発起して本編外伝スピンオフ合わせて70話近く一気見しました。最初は話数の多さに無理だと思いましたが面白くて2週間余裕持って完走しました。
TVシリーズ最終話から話が続く感じでしたが、これをとばしても多分3期に影響ないけど話は地続きになっているのでうまいなと思いました。
序盤でリムルが相変わらずのチートぶりで何でも解決してしまうのはこの作品の醍醐味なんでスカッとしましたが、終盤はリムルの手の届かないところで進んでいるのが若干カタルシスが低めになってしまいました。でも十分満足です。
話は及第点、アクションはつらたん
面白かったが、ヒイロは単純
普通のアニメ映画化よりクオリティが高い
トワとは永遠
昨年から劇場版が公開されるというので、TV版のシーズン1だけ見ました。もうすでに記憶がないほどですが、最もインパクトがあったのは37歳の大手ゼネコン勤務の三上悟が通り魔に刺され死亡してしまったこと(そこかよ)。イケメンで後輩たちからも慕われている男なのに童貞ってどうよ・・・まぁ、人にはそれぞれ事情があるからね。死ぬ間際から様々な耐性・スキルを獲得していく三上。気づいたらスライムになっていた。30歳童貞なら魔法使いになるのなら、40歳近い彼は賢者へと・・・そんなシーズン1第一話が最も面白かったけど、やがて同じく転生したシズという少女のエピソードが素晴らしかった。
ドラクエなどのRPGにも登場するモンスターたち。暴風竜ヴェルドラと出会い、リムルという名前をつけた転生三上。テンペストというファミリーネームをつけ、いざとなったらヴェルドラを召喚する凄い能力。最大の武器はユニークスキル「大賢者」と「捕食者」。もう無敵!そして、魔素を多く消費する「名付け」のスキルによってどんどん仲間を増やしていくという物語だ。
テンペストという国を築き、上り詰めたリムル・テンペストだったが、この劇場版ではその後の世界。ラージャ小亜国の女王トワがオーガ族のヒイロ(トワにより命名)を助け、ラージャにまつわる呪いをテンペストのリムルに頼るといった展開で、ヒイロはリムルの仲間となっていたベニマル、シュナ、シオンたちと同郷で兄者として慕われていたのです。
劇場版のストーリーはTVシリーズのひとつのエピソードといった程度でしたが、異世界の世界観がよく伝わってきた。三上が転生した設定については全く触れられてないし、ヴェルドラが留守番してた程度で全然活躍してなかったし、TVを見てなかった人には転生の意味伝わらないんじゃないでしょうか。まぁ、見てなくてもいいけど。
リムルの容姿や声からして女性?と思ってしまうほど、ジェンダーレスな雰囲気に包まれているし、数々の魔物たちとの共存共栄という点では差別も偏見もない世界。死生観だけはラストに破綻気味となり、感動してたのにあっという間に・・・という点はいただけない。まぁ、名前が永遠だと思えばいいのかな。
普通。映画館でやる内容ではないかな
わかりやすい映画は楽しい
転スラ好きなら楽しめます。
ダメではないが、期待したほどではないかな…
テレビアニメ「転生したらスライムだった件」の劇場版。完全新作ストーリーということで公開を楽しみにしていた本作。公開初日の夕方とはいえ、いつもは閑散としている馴染みの映画館はかなりの客入りで、しかも年齢層の幅も広く、改めて人気のほどがうかがえました。しかし、鑑賞後の率直な感想としては、テレビアニメのファンならそれなりに楽しめる仕上がりなっていますが、期待したほどはなかったかなという感じです。
ストーリーは、ラージャ国の女王トワに命を助けられたオーガ族のヒイロが、魔物の国テンペストでオーガの仲間のベニマルらと再会し、テンペストの王リムルらの力を借りて、トワのもつ不思議な力をめぐる陰謀を打ち砕くというもの。新キャラのヒイロを中心に展開する物語ですが、ベニマルやトワとの関係性から好感がもてる人物として描かれおり、その魅力が物語の牽引力となっています。
多少の無理くり感はあるものの、劇場版らしくたくさんのキャラに登場の機会を与える脚本は悪くなかったです。陰謀の首謀者がはっきりしていたのも、展開のわかりやすさに寄与していました。また、バトルシーンもテレビアニメとは一味違うクオリティで、なかなか見応えがありました。ラストで、ヒイロがトワのためにわずかに残る自我を奮い立たせるシーンも熱かったです。まあ、その後のトワの行動、さらにヴィオレ登場…と、最初に流した涙を返してくれと言いたくなりましたが、終わりよければすべてよしということにしておきます。
とはいえ、それでも劇場作品としてはやはり物足りなさを感じます。全体的に物静かなトーンで進行するのも悪くないですが、コメディリリーフのゴブタをもう少し活躍させるなど、「転スラ」らしくもっと明るく軽いノリも入れてほしかったです。また、アクションシーンも終盤までは控えめで、やや起伏に欠ける印象だったのは否めません。映像的にも、テレビアニメよりは少しきれいで滑らかかなとは思いますが、昨今のハイクオリティなアニメに目が慣れてしまったため、それらに比べると見劣りしてしまいます。
起伏の少ないストーリー、控えめなアクション、特筆すべき点のない映像と、なんだか辛口批評となってしまいましたが、決してつまらないわけではありません。「転スラ」ファンとしては、劇場版を制作してくれただけでも感謝です。ただ、「転スラ」初心者には、メインストーリーは理解できても、本作だけでは舞台背景が全くつかめないので、おもしろさは半減するでしょう。できれば、事前にテレビアニメ1期ぐらいは視聴しておきたいところです。
キャストは、岡咲美保さん、内田雄馬くん、古川慎くん、豊口めぐみさん、M・A・Oさん、大塚芳忠さんらテレビ版キャスト同様の万全の布陣…といいたいところですが、なぜかトワ役に福本莉子さんを起用。彼女も決して下手ではないのですが、プロ声優をずらりと並べた中での重要な役どころなので、どうしても見劣りしてしまい、ちょっと気の毒でした。
とりあえず劇場版作りましたって
映画で見るには・・・
主人公が強いだけ
劇場版でも外交促進!
TVアニメシリーズ、漫画版は見ています。
感想
転スラの劇場版として全力を尽くしたと思われる脚本により、気軽に楽しく観れた。しかし、ラフな作風からか、劇場版としてはシナリオのボリューム不足感を感じる部分もあった。
・物語構成
『劇場版だから日頃とは違う事をしよう!』という様な無理な作風の変更をする事なく、原作がもつリムルの国作りという気軽に楽しく観れる要素を保持した見易い物語だった。
ベニマルとベニマルの兄貴分であるヒイロの友情の物語、ヒイロと命の恩人であるトワ(ラージャ王国の王女)の物語がメインの物語なので、この3人の場面は熱いドラマ性を感じられました。
しかし、魔王化まで果たしたリムルの敵とは?という一番気になっていた部分については、正直人物の魅力、強さ共に物足りない薄味なヴィランでその点は気になりました。
個人的に一番好きなキャラクターであるディアブロは意外にも大きな見せ場があり、とても満足できました。
・作画
劇場版らしいTVアニメ以上に力の入った躍動感のあるアクションシーンの連続でとても見応えがありました。
総評
転スラのお祭り映画としては満足度の高い作品。しかし、転スラらしい軽快な展開の脚本は劇場用作品として、ボリューム不足感を少し感じる要素にはなっていた。
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