「君は「白骨樹林」を知っているか?」炎のデス・ポリス よしさんの映画レビュー(感想・評価)
君は「白骨樹林」を知っているか?
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闇の組織に狙われる殺し屋を巡り、深夜の警察署で繰り広げられる攻防を描く物語。
ジェラルド・バトラーが脇を固めるアクション映画。実質的な主演を務めたアレクシス・ラウダーが魅力的で物語を引き立てる作品ですね。
暴行現行犯で収監した謎の人物、その人物を狙う殺し屋、警察内部に蠢く不正。
謎を上手に散りばめながら、荒唐無稽な設定を上手にリアルを見せて描いています。
ガンファイトも、迫力よりはリアルを追及。緊迫感を醸し出します。
この作品のポイントは、深夜の警察署が襲撃されるシチュエーション。個人的に大好きなシチュなんですよね。
圧倒的な襲撃者に対して、警官とはいえ普通の人たちが必死に対抗し攻防するシチュは、個人的にはとても魅力的に映ります。
映画で言えば「ターミネーター」。小説で言えば(マイナーではありますが・・・)「白骨樹林」。
ただ、この映画は、その魅力を存分に活かしているとは言い難いように感じます。
唯一抵抗したのが主人公の女性警官。他の警官達は不意打ちによりバタバタと倒れていきます。一人位ならそれでも良いのでしょうが、何度も見せられると食傷気味になってしまいます。
ラストが派手になったのも、全体的な流れに反しているように感じられたのも残念。
また、ジェラルド・バトラー演じる殺し屋のキャラ付けが不明瞭に感じたのも残念なところ。
全体的には高評価出来る作品ですが、私的評価は4にしました。
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