「公開した次の日に鑑賞しました。 松井玲奈さんが好きでいつか演じたい...」よだかの片想い こまちさんの映画レビュー(感想・評価)
公開した次の日に鑑賞しました。 松井玲奈さんが好きでいつか演じたい...
公開した次の日に鑑賞しました。
松井玲奈さんが好きでいつか演じたいと話していたのを知っていたので、原作の存在は知りながらもいつか映像化されてから読もうと思うくらいまっさらな状態で観ました。
顔にアザのあるアイコという女性の片想いを描く恋愛ものというよりは、アイコがどう生きていくか。というほうがしっくりくる内容でした。
アイコの周りには理解者が沢山いるけれど、世間からは醜いもの(とまでは言ってなかったけど)として扱われる顔のあざ。
顕著に描かれているのは、出版社での待ち合わせ中の親子とのやり取り。女の子は心配していただけなのにお母さんが謝る必要ないのに謝ったからこそ、すこし棘が刺さった気がしました。
女性目線で言うと、顔にあざがあろうが化粧で隠せばいいと思ってみてたから、最後のミュウ先輩とのやり取りが良かった。それに、表情があかるくなって、背筋も伸びているように見えた。
隠したいなら隠せばいい、人間全裸で戦っていくわけじゃ無いんだよ(うろ覚え)ってセリフが好き。
飛坂さんの無自覚に人をたらし込む感じと、物事の優先順位は変わらないんだろうな。
一度は憧れて恋をするお相手だと思いました。
ポスターにも描かれている、デートシーンのボートでのいちゃいちゃした感じ初恋のキラキラした部分が詰まってて好きです。その写真を見返すところも好き。
個人的にすごいなって思った演出は、小学生のアイコと今のアイコとのやりとりのシーン。
自分の心の奥底にあった恐怖が浮き彫りになったのか、ハッとさせられました。
あとは、閉じ込められてから電話するまでのところ。
ただ、登場人物ひとりひとりの後ろ盾がいまいち分からなかった部分があったので原作読もうと思います。