劇場公開日 2021年9月24日

「作中の時間帯同様に深夜映画」THE GUILTY ギルティ とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5作中の時間帯同様に深夜映画

2021年10月2日
Androidアプリから投稿

"ヘビのせい" オリジナルと同じくほとんど主演ジェイク・ギレンホールの一人芝居みたいな画が続く中で、現代屈指の演技派で、製作も兼ねている彼の"やっちまった顔・オブ・ザ・イヤー"をまたオリジナル同様見られる。ストレス過多社会のクローズアップ。
声だけキャストが豪華でフークア監督組常連・大好きイーサン・ホーク、本国版同様ヤバい役柄ライリー・キーオ、ポール・ダノ、ピーター・サースガード等など錚々たる面子が揃っている。と、本作自体は決して悪いわけではなくて、ふつうにおもしろいけど、またもやハリウッドが評価の高い外国映画を食い潰したリメイクの例の一つとしてきっと後年記憶されてしまうだろう作品。けど、そうした作品によって見えるものもあって、例えばそれはオリジナルの偉大さ。本作もシンプルなプロットな中にいかに深く様々な要素が内包されているか。非常に人間らしい。
教訓 : 早合点には要注意!それが自分の(大切な人など)状況を仮託できてしまえるような場合は特に要注意。失意の人は同類を救う

勝手に関連作『セルラー』『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』『エンド・オブ・ウォッチ』

とぽとぽ