「置いてきぼり」君を愛したひとりの僕へ 背中にエンジンさんの映画レビュー(感想・評価)
置いてきぼり
途中まで見て脱落。が、折角レンタルして来たんだからと再度挑戦した。
パラレルワールドが認知されていて、キチンと研究までされているパラレル世界の話?
故にパラレルの説明が雑と言うか、分かってるでしょと言う前提でドンドン話が進む。
そもそも、パラレルワールドの解釈って作品によって違うのに、一方的に話しを進められてもなぁ。
序盤の「親同士が再婚したら結婚出来ない」とパラレル家出するのは、何というか短絡的な展開。まぁ、そこは子供だからと言えばそこまでなんだけど・・・・・・
でっ、パラレルの世界で栞が事故で死んで戻れなくなり幽霊化。うーん、良く分からんが、全パラレルワールドの栞も死んだって事なのかな?間違い無く死んだ、事故に遭ったパラレルの栞の事は全然心配しないんだなぁと。
ヒロインながら早々に実質退場した栞は兎も角、暦には全く感情移入が出来なかった。良く言えば一途なんだろうけど、周りの感情を無視し過ぎ。実質、パートナーになる和音はアレで良かったのか?親とかに至っては置物同然。
ラストも突然タイムワープまでぶち込んで意味不明なままに終わった。
しかし、なんで声優を使わないかなぁ。上手い人なら良いけど、これは非声優を使った中でも最悪レベルに酷い。
この作品のパラレルワールドの設定のどこがわからないのか全く理解できない。
どのパラレルワールドの世界でも栞は死んでしまってるの?なんてことも言ってるけど作中で暦がシフトした世界に幽霊の栞も着いてきているって説明されてたでしょ。
作品をしっかりと見てないことがよくわかる。自分が作品をよく見ていないこと、もしくは自分の理解力が低いことを作品のせいにするのは違うよ。確かに声優なんかはお世辞にも良いとは言えないけど作品の完成度としてはとても高い。二部作とも見てるのかは知らないけど集中して二部作とも観た方が良いのでは?