「まさかの君愛のみで感動!」君を愛したひとりの僕へ ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
まさかの君愛のみで感動!
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まず、物語は以下の2つの並行世界を提示します。
犬死亡→祖父生存
犬生存→祖父死亡
次に栞の両親の離婚を防ぐため、タイムカプセルで暦と栞が阻止する行動にでます。
しかし、その世界で栞は交通事故に会ってしまい、脳死状態で現実世界に引き戻されます。やがて、栞は死に至ります。
そして、社会人になった暦は眼鏡の女性と出会い、結婚することになります。
しかし、暦は事故現場で栞の幽霊を発見し、栞の生存している世界をタイムカプセルで必死に模索し続けます。この辺りから暦の執念に感動してきました。
歳を取った暦は、栞を生存させる方法として、暦と栞が出会わない世界しかないという結論に達しました。
そうなると、暦と栞は知らない者同士になるため、栞の幽霊に1ヶ月後の8月17日に横断歩道で会う約束をします。
ラストの出会いは、確かに切ないですね。「名乗るほどの者ではありません」のセリフが伏線回収されます。
どの並行世界にいるのか混乱しやすいのが難点ですが、ストーリーが心に響く良作と感じました。僕愛の映画も観てみたいです。
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