「月がどちらに出ていようが、本作はガンプラを売る為のブースターOVA」機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
月がどちらに出ていようが、本作はガンプラを売る為のブースターOVA
TV版は30年間以上鑑賞していないが、ガンダム(1年戦争)世代なので、とうぜん劇場で観ました。
TV版「ククルス・ドアンの島」でアムロ・レイの撃破数は0だったので、
1年戦争時のカウントに MS3機を加え、MS145機、艦船9隻となった。
ただし、人間的には問題アリで、
無抵抗な人間を"踏み潰す"非道ぶりは 流石「白い悪魔」と言われるだけのものがあった。
ちなみにライバル シャアアズナブル は佐官(高級将校 )であり、左遷されていた時期もあるにもかかわらず、"打倒 アムロ"に執着し過ぎて、
1年戦争時の撃破数は MS3機、艦船12隻 でしかない。
とうぜんシャアはエース(撃墜王)ではない。
ジオン公国の地球上での 最重要戦略秘密基地 での島部守備隊が、マットアングラー1隻という
あまりにもショボ過ぎて。。。
それでも基地備蓄(小麦粉等各種レトルト品)は相当あるはずなので、子供達ばかりの暮らしには事欠かないだろう。
じゃがいもと思われる丸型畑は ドアンが子供達に何かの仕事を 与える為の教育(働かざる者食うべからず)に過ぎないので、ドアンもテキトーに畑仕事をして、お茶を濁す。
「パリは燃えているか?」と言う割に、ミリタリー感覚が薄い制作スタッフだが、いくら中学生相手の映画でも
この秘密基地攻防戦に軸をおいた構成にした方が、作品的には盛り上がっただろう。
ガンタンクは嫌いではないが、原作と同じく支援用MS(ガンキャノン)2体編隊はバランスが良い。
本作での音楽センスは非常に良かった。
ガンダムシリーズなら「MS IGLO(OVA全9話)」が渋くて、大人好みでいい。
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