「ザクの戦闘シーンと子どもたちの生活が多い」機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
ザクの戦闘シーンと子どもたちの生活が多い
この映画は、初代ガンダムの
15話「ククルス・ドアンの島」のリメイク版らしい
個人的には初代ガンダムは映画3部作を過去に見たことがあるが
この映画の原作となった
「ククルス・ドアンの島」は映画3部作で
削られていたので、本作は初見になります
本作は島に調査にホワイトベースに行くが
その調査に行ったガンダムが
ドアンのザクにやられてしまう
その後アムロは、ドアンと子どもたちとの島での生活に
馴染んでいくが、
ドアンが抜けたサザンクロス隊が
島で強襲してきたために
アムロとドアンが返り討ちにする
その後、アムロがガンダムで
ドアンから戦争から遠ざけるために
ドアンのザクを海に投げ捨てる
物語の主軸はシンプルだが
その合間に
サザンクロス隊や
連邦の命令に翻弄されるブライト艦長などの
エピソードが挟まれている
ドアンとの島での生活は中盤から続くので
あまりモビルスーツ戦は関係ない部分が多く
退屈に感じる人もいるかもしれない
そこらへんはサザンクロス隊が
圧倒的な強さを見せるシーンでカバーしていると思う
ただ、この映画では
ドアンがなぜ脱走したのか
子どもたちとどういういきさつで生活をしだしたのか
子どもたちは戦災孤児ということを匂わせるが
詳しいエピソードはなかったのが
個人的にちょっとわかりにくいなとは思った
島でのミサイル発射作戦のことも
ちょっと分かりにくい感じがした
また、ホワイトベースから助けにきた
スレッガーさんたちは速攻でやられてしまったので
ガンダム以外の活躍はない
まあ、サザンクロス隊の技量を考えると妥当なのかもしれないが
そのガンダムも
地の利があったとはいえ
ドアンザクが序盤に勝った
ククルス・ドアンは強い
ガンダムがパイロットを踏み潰すシーンは
映像があるわけではにので、
グロいことはないが、地下で銃火器が使えないので
あの方法しかなかっとしてもえぐいなとは思った
ちなみにヤギが脱走するシーンは
ガンダムっぽくない、ものすごくコミカルなギャグだと感じた
作画は過去のガンダムに寄せていて今風ではないし
往年のガンダムファンには物語の矛盾を感じるという意見も見るが
個人的にそこまで違和感があるようには感じなかったが
それは自分がガンダムにそこまで詳しくないからだろうと思う