「MSがカッコいいという映画ではなかったです」機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 灯台モトクラシーさんの映画レビュー(感想・評価)
MSがカッコいいという映画ではなかったです
初代ガンダムは観ていてククルスドアンの話も知っていましたがなんせ数十年前の事だったのでむしろ新鮮な気持ちで鑑賞できました。キャラやメカデザインはオリジン版準拠かな?
アムロがこんなに喋らないキャラだったかなと思いましたが元々の設定が内向的で機械ヲタだったからそれに忠実だったのかも。
新規MSとして地上用の高機動型ザクが出ましたが活躍シーンは多くなく同様にガンダムの出番も少なかったですが終盤のカバー奥からの登場シーンはかなりヒロイックで印象に残りました。
話題になっていたシャアと専用高機動型ザクの出番は本当に一瞬でおまけにアムロの夢の中という出す必要あったのかという程度。まぁ、このエピソードにシャアは関係ないので話題作り以上は無いですね。
ドアンや島の子供達の掘り下げがほとんどないのは初代と同じかも。ドアンには元エースパイロットだったという設定が盛られ、最後に戦うのは彼自身が隊長を務めていた部隊というのはご都合主義だったかな。ドアンを案じていた女性隊員をドアンが撃墜して特に何の言及もないのはなんか悲しかった。これって戦争なのよね。
総じて人間ドラマ中心で、説明セリフもあまり無いので元からのファン向けだったと思います。元々初代アニメの15話のみのエピソードを2時間弱の映画にしているので間延びしているというかテンポの悪さを感じました。
ドアン周りに新設定を盛っているけどもうちょっと掘り下げても良かったかと。そうは言ってもつまらない事はなく最後まで楽しめたのはさすがです。
そうですよね。あの女性隊員は意味深なシーンがあるのに何の説明もないし、初代にはいないキャラだし頭に?が浮かびました。小説には描写があるらしいので映画は説明不足という事ですね。
TV視聴組ですが、追加の設定や物語は掘り下げが少なくて不満です。トカゲの兄ちゃんより女性隊員の方が気になりますね。サザンクロス隊の隊長やっていて何故脱走するに至ったのかもっと入れないと話が膨らまないですよね。
単に昔居たってだけでは。