「【”身体は大人でも、心は未成熟な二人の男女の心模様・・。”全く共感出来ない男女の、日々の恋愛模様の徒然を時系列を行き来しながら描いた作品。藤原季節と、木竜麻生の演技に魅了された作品でもある。】」わたし達はおとな NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”身体は大人でも、心は未成熟な二人の男女の心模様・・。”全く共感出来ない男女の、日々の恋愛模様の徒然を時系列を行き来しながら描いた作品。藤原季節と、木竜麻生の演技に魅了された作品でもある。】
ー 藤原季節演じるナオヤと木竜麻生演じるユミの、我儘で、自分勝手で、けれどもそれはその時に好きになった相手を想っての行為であって・・。
と、思いつつも、二人やその友人達の行為や会話内容に全く共感出来ないまま、しかも少し苛苛しつつ、客電が上がるまで、観賞してしまった作品。
それは、何はおいても、藤原季節さんの盤石の演技と木竜麻生さんの、不器用ながらも、今を懸命に生きようとするユミを演じる姿に惹かれたからである。-
・性行為をする際に、避妊具を使わず、けれど子供が出来たら、イロイロと言い訳をしながら、父親になる事を回避しようとする、ナオヤ。
ー ”ダッタラ、ツケロ!。”
ついでに、この男は、前の彼女にも堕胎させている事が劇中分かる。
もう、この時点で全く共感できない。
その割に、演劇脚本を書いているだけあって、会話の論点を絶妙にずらすテクニックを持つ男である。-
・ユミも惚れやすい性格故か、ナオヤに惹かれつつ、焦らされて・・。
ナオヤが喜ぶだろうと思ってやることが、逆に彼の苛立ちを煽り立てる。
自立しているのだか、いないのだか・・。
ー で、ナオヤに振られると、寂しくて友だちに電話・・。-
・物語は、時系列を敢えて無視して、過去、現在のナオヤ、ユミの関係性の変遷を主に、彼らの友人達の姿も描いていく。
ー ユミの友人達の会話、行動も、”子供か!”と思える程、幼稚であるが、私も大学の頃はあんなもんだったのだろうなあ・・、と懐古主義的な気持ちで、彼らの軽い言動を観ている時分がいる。-
<と、イロイロと書いて来たが、それでもこの作品には不思議な魅力がある。
例えば、
・短いカットを多用して、現在、過去を行き来しながら、ナオヤとユミの出会いから、別れを描いている点。
・ナオヤとユミの会話劇の、面白さ。
- グリーンピース問題の会話など、どーでも良い事を、あそこまで真面目に語らせるかい?ー
・何よりも、藤原季節さんの盤石の演技と木竜麻生さんの、不器用ながらも今を懸命に生きようとする姿に惹かれたからである。->
■蛇足
・鑑賞中、お2人ほどが劇場を途中退席された事は、敢えて記載する次第である。
因みに、観客は5人であった・・。ご参考まで。
昔みたいなフィルムの映画ならこんな無駄な映像は作らないと思いました。余り、温故知新は言いたくないけど、無駄な演技、無駄な演出ににしか見えませんでした。
昨日から外れ映画ばかりでイヤハヤなんともです。
長くなりました。すみません。