ドント・ルック・アップのレビュー・感想・評価
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恐らくブロンテロックだ、はウケた😂
ブラックユーモアな映画だった。
物語は科学者が巨大彗星が地球に衝突する発見を世に発表するが
その事態を誰も信じない。信じ始めてからもそれをお金にする
ことしか考えない大統領や携帯会社メーカーのCEOが
地球を危機に陥れてしまうというもの。
メリル・ストリープ演じる女性大統領がメチャメチャアホで
なかなか面白い。自分の利益の事しか考えないでドンドン人類滅亡が
カウントダウンされていくのだが、巨大な自然災害の前には人類は何も出来ないのだと
思えばあの大統領の生き方は正しかったのかもしれない。
いいも悪いもなく全てを絶滅させてしまう彗星が地球衝突したら
何をするのだろうか?
コメディであるにも関わらず考えさせられる話だった。
もし最後は大切な人と一緒に過ごしたいと考えるのであれば
人生において大事なものは、結局は人であると気がつけるのではない
であろうか?
であるならば、そんな事態が来るのを待つまでもなく再度確認しては
どうだろうか?
人生お金や名誉が一番ではないとわかるはず。
豪華出演者で良かったが、ちょっと長すぎるな。
2時間以下で纏めてもらいたい。最近の映画は長いくせに
間延びしていることが多い。
1時間40分で纏めてたら★4つつけたと思う。
決してフィクションではない現代社会風刺!これを観ても気づかないことこそ最も恐ろしい事実!!
アダム・マッケイが監督・脚本という時点で社会・政治風刺色が強いのは言うまでもないが、今までにない豪華キャストでやってしまったおバカ映画!!
「俺たちニュースキャスター」シリーズもコメディ俳優が勢ぞろいの豪華作品ではあったものの、今回はレオナルド・ディカプリオ、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ジェニファー・ローレンス、ティモシー・シャラメなどなど……アカデミー賞級の俳優陣を取り揃えてやってしまうところがNetflixの資金力の恐ろしさでもある。
タイラー・ペリーやジョナ・ヒルが辛うじてコメディ枠ではあるが、真面目な役をやるはずの俳優陣がおバカ全開ということ自体がひとつのギャグにもなっているから作品自体の外観からおもしろい。
これは今に始まったことではないが、SNSが普及したことで、真実よりもコーティングされたエンターテイメント性にしか人類が揺るがないという、とてつもない皮肉を描いているわけで、それが決してフィクションとは、いえないところが恐ろしいのだ。
例えば新型コロナウイルスにしても、視聴率のために、科学的、医学的根拠よりも、バカみたいに「今日の感染者〇〇人」と不安感を煽るメディア、一方で極端な陰謀論で中立的である事実が霞んでしまう両極端な世界に生きていいる私たち、そしてそれが視聴率やPV数、発信者の知名度、カリスマ性などでしか判断できなくなっている現代人の腐敗も描いていて、何より恐ろしいのは、ここまで俯瞰で見せているというのに、それが自分にもあてはまると感じることができない者たちがいかに多いかということなのだ。
真実が伝わらない世界で、真実を伝える難しさを描いていて、科学的根拠の全くない『アルマゲドン』や『ディープ・インパクト』のようなディザスターよりもよっぽどリアリティのある物語だといえるだろう。
何度も例にして悪いが、『アルマゲドン』みたいに、あんな短期間で惑星崩壊レベルの巨大な隕石や彗星をどうにかできる技術は現代人にはなく、人間が気づいた頃には、全てが遅いということ。
それを知らせたことで、仮に国がすぐに動いてくれたとしても、結局は無理で、受け入れるしかない……ここもリアル。
ただひとつ残念だったのは、ジェニファー・ローレンスのモノマネが得意なアリアナ・グランデが出演しているのだから、本人の前でモノマネするシーンを入れてほしかった。
一番オイシカッタのは、ジョナ・ヒルか?
それにしてもアメリカ人は、おバカやるにしてもスケールとクォリティがハンパない。
やはり、この作品は大きなスクリーンで観た方がいいと思うが、友達など複数名で行くことをお勧めする。
何故なら笑っている客が殆どいないからだ。というか、私の場合、夜の一番遅い上映で観客も少なかったが、笑ってるのは私一人だけだった…
それも笑うに笑えない内容だったゆえ、殆ど失笑だったのだが、それでも場内で誰も笑っていないと結構目立つものだ。
一人でも平気で笑える人は問題ないが、そういうのダメな人は必ず誰かを誘った方がいい。
それくらい本当に笑うに笑えない内容(実際にトランプ政権下では現実に有り得た部分もあり)のブラック・コメディなのだが、あれだけの徹底したバカバカしさを本気でやりきってしまうアメリカ人たち(イギリス人やオーストラリアの人もいるけど)が何とも最高で羨ましく見えた。
あれは本当にオールスター・キャスト・ムービーの最適解だと思う。
出演者達も皆んな今のアメリカ(というか世界全体?)には相当な危機感を感じてるのだろうが、あそこまで振り切ってしまうのは、本当にスゲエ〜としか言いようがない。
日本でも、ああいう気合の入ったバカな映画を誰か作ればいいのに。
たけしなら出来そうな気もするが、もう歳かな?(昔、山本政志との対談で、オールスターの役者を皆んな騙してシリアスな太平洋戦争の連合艦隊モノを撮った後、編集で一大コメディに仕上げたいとか言ってたけど、そんな情熱もうないか。あの敗戦における日本の組織文化のバカバカしさは、現在にも通じるものがあるんで、是非やって欲しいけどな)
それにしても、メリル・ストリープも、ケイト・ブランシェットも流石の一流の振り切り具合で最高だったし、サンダーバードの人形みたいな眼の動きをするIT長者を演じたマーク・ライアンスの芝居も(イギリス人としてのパロディか?)かなりヤバかったが、なにげにジョナ・ヒルのダメさ加減が一番良かった。
ああいうダメ息子キャラをあんなアホな感じで笑わしてくれる役者は、なかなかいない。本当に最高のコメディ俳優だ。
ラストも、ああいう感じでジョナ・ヒルが締めてくれると、やっぱりアメリカの際どいコメディって、滅びないなあ〜と思わず一人で笑い声を上げてしまったのだった。
ブラッククランズマン超えのブラックコメディ
本場アメリカの政治ジョークは核が違う、関心の高さを裏打ちする描写も注目
秀逸でお粗末な冗談が変化し続ける、凄い映画だこと…笑。風刺の効いた黒さがたまらない。
単純にネトフリに入っているから、というのもそうだが、割と永く騒がせていたので観てみた。なかなかパンチラインが効いてて面白い。日本沈没みたいな危機感に対し、分断が起きてしまう所がなんともアメリカらしさを写している。「だってありそうじゃん。上の奴は皆、私利私欲だぜ?」みたいなブラックジョーク。隕石が落ちてくるから…のシチュエーションでここまでギミックがあることに驚く。
かと言って、人間の滑稽さも滲み出ているから、その可笑しさも強烈。浮気に暴動、パニック…ありったけのモノを詰め込んで魅せる。ちゃんと差別とか除いた上でジョークを利かす点も良かった。
洋画は疎いのでキャストがどうこう言えないけど、やはり主演の2人が踊らされている姿が凄く作品のインパクトを残してくる。大統領に超大企業の社長…権力的な部分の露骨さに苛まれながら、光を手繰り寄せようとするのがグッと来る…と言いたいけど、皆いろいろ有るから。そこは…。笑
『決戦は日曜日』を先に観ていたので、日本にも政治の風刺が出来るようになったのは凄い!と思っていたけど、本場は違いますね…。何より、政治関心が強いからこそ透けるモノを写している気がして、格の違いを感じた。スケールも含め、ネトフリ、恐るべし。
ニュースの見方を変えてくれる映画
きのうは、津波の警報でニュースが終始した。船の転覆は、何件かあったもののケガ人とか死者がなくて本当に良かったと思う。
しかし、警報をめぐる動き、混乱はこの映画の彗星が地球にぶつかるという衝撃的ニュースをいかにオブラートに包んで知らせるかに苦心する、否、視聴者ウケするようにニュースの序列を考えるところに通ずるところがあるような気がした。
また、コロナのニュースについていえば、政権はコロナへの国民の不安にじょうじて、受けの良い政策を出してたなあ、と改めて思った。
米国も問題は政治、社会、それぞれに抱えているが。こういう映画をメジャーが作れてるうちはまだ良いのかもしれないと思った。
今までにない面白さ。
アメリカ映画のパニック物はよくあるけれど、これは全然違っていた。いつもなら地球の危機に対してアメリカという世界一の国が地球を救うみたいな話になる。けれど、今回はパニック物の顔をした、人間心理メインの話だった。
世界の終わりを聞いても信じようとしない、見て見ぬ振りの大衆、自分の選挙のことしか考えない大統領、なんでも軽く流すテレビキャスター、などなど。
この、現実から目を背けて、軽くて安易な情報に流されてしまう、私も含めて現代人てそうなることありそうだなぁと思わさせれて怖くなった。デカプリオが魂から叫ぶその言葉に、現実に見えてくる彗星に、人々は目覚めるけれどもう遅いんだなぁ。最後の最後までオチをつけてくれて結構笑えた。
そして、ティモシー シャラメという役者がとてもイケメンで、他の作品探そうと思った。
嫌いじゃないけど
彗星による世界滅亡を危惧する学者さんたちと、それを真に受けない政府、金儲けに走るCEO。。辺りまではいいけど(いいのか)、他の国は何してたのとか終わりまでモヤっとする。危機感のなさも風刺なのかなとは思いつつ、、そして最後に出てくるのもあの人のアレなのか。。
てっきり猿の惑星につなげるのかと思った。
空を見ろ!
4
自虐に見せながら どこかしら…
なんて愛すべきアホな人類
「今さら?」、、、ではなかった。
豪華キャストすぎ。笑
とんでもない金がかかってるぜ、
出演者のギャランティーだけで。笑
Netflixが配給権を買ったことにより
そこらへんが潤沢になったんだとか。
2022年を迎えようって時に、
彗星墜落、地球滅亡系映画!?
こんな豪華キャストを使ってまで?
ちょっと今さら感ないかい?
時代錯誤じゃないかい?
って思ったけれども、
いやはや、やはりそんなわけなかったね。
安心した。
なぜ今こんなテーマにするのかってのを
「ブラックコメディ」というジャンルで
風刺的に描かれてた。
メディアってこんな感じだよね
政治家ってこんな感じだよね
芸能人・インフルエンサーってこんな感じだよね
世間ってこんな感じだよね
今、現代で、地球滅亡するってなったら
こうな感じの反応でしょうね、アメリカの世間。
ってのを、見せてくれてました〜。
キャストたちもそのへんを踏まえ
憎らしめのキャラに設定されてること多め。
面白かった。
究極のブラックユーモア
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