惑星戦記 G-LOC ジーロック
2020年製作/93分/イギリス
原題または英題:G-Loc
スタッフ・キャスト
- 監督
- トム・ペイトン
- 製作
- アラン・レイサム
- トーマス・マッティンソン
- フィル・マッケンジー
- 製作総指揮
- クリスティ・ベル
- フィリップ・マルチネス
- 脚本
- トム・ペイトン
- 音楽
- マックス・スウェイリー
2020年製作/93分/イギリス
原題または英題:G-Loc
相手を拘束ないしは殺さないか?
分かんねえなぁ。
横に流れる様に降る雪が死の灰の様に見える。
因みに酸素切れは、映画の中の様ではない。ぽっくり行く。
−40度の中、数分間で凍傷にはならないだろう。
すっ転んだり、わめいたり、難しい映画だ。
それでいて 緊張感が無いのは
何を何のために行動しているのか科学的にもわからないからだ。
物凄く登場人物が少ないのに相関関係が分からない。
追記
役者さんたち、演技していて恥ずかしくないのかなぁ。それだけは認めてあげないとね。
追記
清教徒のアメリカ移住の理論を語っているんだろうね。こんな時にそれはない。
それなら、はっきりと現在の地球に於ける問題を解くべきだと思う。
やはり、死の灰を表現したのだから。
そして、愛のないAIに思いを載せるべきでない。チープである。
G-LOCとはG-Loss Of Consciousness by G-force(Gによる意識喪失)の略。劇中の宇宙船の加速シーンでGが強まるとアラートが度々出ますがどうってことは無い。
未来SF、地球は氷河期を迎え生物滅亡寸前、運よくワームホールが出来てレアという惑星に移住しようとするが難民を拒むレア政府の陰謀で移住船はことごとく破壊されているらしい。
レア星人というのはいち早くレア星に移住した先発の地球人だそうだからエイリアンとの確執ではなくこれまた人間同士のいがみ合いということ。
一応、気候変動と移民問題を絡めたコンセプチュアルな内容、とにかく地球規模の危機なのに出てくる人間が少なすぎ、場面も殆ど暗い船内だし全編に漂う閉塞感というかチープ感はちと辛い、もっともライオンズゲート製作のB級映画だから仕方ない。
主人公のブラン(スティーブン・モイヤー)自身は地球で死ぬつもりだったが食料の奪い合いで最愛の娘が死に、父さんだけでも移住して生き延びての娘の願いを聞き入れて小型ロケットで宇宙に出る。酸素も無くなりかけ漂流中のリア星人の輸送船に退避するが不可解な事件に巻き込まれる・・・。
古典の「2001年宇宙の旅」のHAL以来、宇宙旅行に人工知能は不可欠な存在、本作の相棒は娘がスマホに組み入れたAIエジソン、漫画のようなフォルムだが博識で実に頼りになる存在。娘って見掛けによらず天才だったのね。本作のみどころはエジソン君かもしれません。
どうみても普通の黒人女性だがレア星人という謎の飛行士と反目しながらも次第に理解を深め数々の危機を乗り越えると言うお話でした。