シン・宇宙戦争のレビュー・感想・評価
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駄作すぎて涙も出ない
C級映画と覚悟して見たが、それでも耐え切れないほどの超駄作だった。
かと言ってネタになる感じでもないから本当に救いがない。
とにかく出演者が少なく、スケールが小さい。
やたら俳優のアップが多いうえ、説明台詞が多く演技は大袈裟。
それでいてストーリーのテンポも悪く、トライポッドの活躍シーンも僅か。
コロナ禍で撮られたためか、低予算感をさらに超える映像的チープさが目立つ。
そして本当に悲しいのは、プライベートライアンで主演を務めた名俳優トム・サイズモア主演という点だろう。
見るも無惨な容姿、そして生気のない芝居からは、彼がかつての名優であった事に気づくことさえできないほどのギャップを感じた。
というより、最期まで見ても気づかなかった。
レビュー用に調べて初めて気づいたというのが本音だ。
故人とはいえ、これほど落ちぶれてしまった姿を今見てしまうというのはどういう因果か。。
なんとも切ない気持ちになってしまうのである。
スピルバーグ作品に出ていた彼が、あろう事かスピルバーグのパロディに出ていたとは。なんともやるせない。
宇宙戦争を改めて映画化したということだが、大昔の作品よりも劣化して...
シンなんて恐れ多いでしょ
製作がモックバスター(メジャー作品の便乗B級映画)で悪名高いアライサム、邦題も紛れもない庵野作品の便乗ですね。
一応、トライポッドや細菌に弱いのはHG・ウェルズの古典を踏襲してはいますが迫力映像は合計しても5分たらずでしょう、殆どが逃げる人間側の映像と被害状況を語りで済ます貧弱劇、これでシンを語ってはいけないでしょう。
VFXは予算がないので仕方ないとしても大風呂敷の割にはファミリードラマ、脚本位は練って欲しかった。天文学者の筈が生化学者に豹変、なんで天文台に細菌のサンプルが揃っているのか摩訶不思議、まあ、察しはついていましたので仕方ありません。
期待するとがっかりの「テレビ映画」?
「シン・・・」から始まる邦題で、これはウェルズの宇宙戦争を新しい解釈と現代の最新映像技術でリメイクした作品なのだと聞き、と期待いっぱいで観てみましたが…わぁ…
違う観方をする人もいるでしょうから、あくまで個人の感想ですがね。
全体感は「テレビ映画?」って感じですね。
演出や構成、カメラワーク、そして俳優の演技力など、どこをとっても、まるで「ウルトラマン」のよう。
ご都合主義的な展開と絵に描いたようなハッピーエンドです。
「ウルトラマン」自体は、あの時代の先駆けSFとしてとても評価していますが、今の時代にあのレベルの作品を観せられてもねぇ…って感じです。
どこにも、感動も迫力も感じられませんでした。
SFXも20年くらい前の感じで、とても最新技術を駆使しているとは思えません。
要するに「うわぁ、すげーっ!」という場面が一つもないのです。
というわけで、映画甘々評価の私でさえ、★2つも付けられませんでした。
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