君が落とした青空のレビュー・感想・評価
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夢オチかーい。記念日のためにバイトするのはわかるけど約束破ってたら...
夢オチかーい。記念日のためにバイトするのはわかるけど約束破ってたら意味なくない?と思った。けど松田元太くんがめろかったのですべて良し💯
顔がいい
実際、タイムリープはしておらず
主人公の夢の中って解釈で良いのかな?
それならば、色々設定が曖昧な所は納得できる。
とにかく、アニメの世界のような
同じ日は二度と来ない。
だから、毎日を大切に生きなさい。
と伝えたいことは分かりました。
それと、タイトルにも描きましたが
出演者 皆、顔が良い。
明るく前向きな気持ちにさせてくれる良作
原作未読です。とても丁寧に作られていて出演者の皆さん、特に福本さんの表情や存在感が素晴らしかったです。。自転車に乗って丘の上に向かうシーンが特に良かったです!SF要素があるということで邦画特有のCGを使っていたらどうしようかと心配しましたが杞憂でした。定番の夏祭りや学園祭がないので全体的にあっさりしているので個人的にはもうちょっと胸キュンシーンが欲しかったです。そういう意味ではアオハル映画というよりは普通の恋愛ドラマに近いのかなと思いました。あとエンディング曲はもう少し余韻を感じさせて欲しかったですね。黒背景ではなく現場の写真を入れるとかその後の写真をいれるとか…これも普通のドラマみたいに感じた一因かな(丘の木に巻いてあるやつ撮影の間だけ外せなかったのかなあとやたら気になってました…木とマンションも被ってるしもっと拘って欲しかったです。私が君望ファンでうるさいだけですが…最後の再会の所も他のアオハル映画もあんな感じなので文句は言えないですが正直物足りなかったです。)
毎日がBrand new day
本作の主題は何だろうか。それはおそらく消費されていく日々の尊さ、2度とは来ない今日という日への慈しみ、このようなところだろう。ストーリーラインはあくまでタイムループという非現実的なものだが、それを通じて「同じような毎日」は「異なる1日」なのだということを伝える。それを成立させるための大義名分として、主人公・実結が彼氏の修弥を助けるためにタイムループをするのだという最もらしい口実が添えられる。しかし、本作における主題はそういったファンタジーよりも、もっと現実的なものだ。現代において散見される、まるでタイムループのような日常へのアンチテーゼであり、気づきなのである。その実現のためには、現実から離れる必要があった、ということだろう。問題となる事柄の中に居ては気づけないことというのは多くある。子供の成長は身近な家族よりも、たまに会う遠い親戚の方がよく気づくのだ。まさに本作がSF的な切り口で現実的なテーマを扱ったのは、そういった意図があったのだろう。
私が本作において感心したのは、内容の徹底的な削ぎ落としである。上映時間自体90分程度と比較的短く、それでいてかなり大きな主題と、SFという説明の必要性があるはずの内容を扱っている。本来ならば多くの語りによって、上映時間は長引き、内容も複雑化するはずだ。しかし、本作は違った。主題に関係のないことは省く。ストーリーラインに不要な要素は削る。その作業が徹底して行われていたのだ。例えば、タイムループの原理や理由、時間軸の非整合性(タイムループは実結の夢?だったということ?)、またあらゆる人間関係、そういったものは省かれている。タイムループについては、例えば、時計に雷が落ちるとちょうど12時間前に戻るのはなぜか。また、11月2日が訪れた時点で、病院にいる原因となったのはタイムループ以前の一番最初の事故であり、つまりタイムループによって修弥が助けられた訳ではないということか。登場人物については、主人公である実結の父親は登場しないし、学校における友人も、ストーリーの進行上必要最低限だけ登場する。このような省く判断が、英断であったと私は考える。余計な要素がないということは、観客が余計なことを考える必要がないということであり、理解しやすくストーリーに集中しやすいのだ。裏を返せば、深みが無いだとか、発展性に欠けるだとか言えるのだろうが、物語終盤に主題を鮮烈に表象していたことから、製作者側の意図としては主題さえ伝われば十分だったということなのだろう。そういった意味で、本作の削ぎ落とし作戦は成功を収めたといって良い。
ただ、私は色々と考えたい性分だから、少し薄味だったようにも思う。上記のような疑問を、どうしても解決したくなる。しかし、正解はどこにもないから、考えても無駄なのだ。また、本作が感動作であったかというと、微妙である。上手くいくか失敗するかの御涙頂戴演出はなく、当然コケることはなかったが、一方で涙が誘われる瞬間もなかった。良くも悪くもあっさりとした作品なのだ。
既視感とベタベタ満載で見てられない
演劇部の素人が集まって作ったかのような映画。
だから感想なんて書けたもんじゃない。
修也が高校の制服を着せられた若手サラリーマン(オッサン!?)にしか見えないところから感情移入の隙間もなくなる。
忘れないうちにメモる。
彼氏の友達が実は自分に惚れてる
ブレザーの下に派手色のパーカー重ね着
好きな気持ちを隠して応援
横断歩道に差し掛かって交通事故
傘が飛ぶ演出
校内で男友達がヘッドロックしてじゃれる
サッカーでヒーロー
頭ポンポンのシーンをどこかで入れたい
大体、このタイトルと映画の中身が意味不明過ぎる。
いかにもアオハル映画です〜ってタイトルで訴えたい感じ。
チープにも程があるで。
雷鳴って時計台って、バックトゥザフューチャーかいっ!
まあ同じ日は二度と来ないよね。
千葉県のロケが多い作品と言う事もあって見ました。結構長続きしているのもその関係かも?
それはともかく、
タイムリープものの青春ラブロマンスと言う体の作品だけど、彼氏彼女との関係性を問い直す内容と言った方が良いかな。
中学で一目惚れ、高校で付き合うと言っても2年も映画の日だけのデート?
関係性が弱過ぎて疑心暗鬼になるのも分かるけど、そんなカップルいるの?って感じ。
友達含め主人公達も楽しく青春してるのに。
あとタイムリープでは無く夢の中で何度も同じ日を繰り返した夢を見ていたと言うのが正解なんだろうな。その中で今まで知らなかった事、いや知っていたけど目を瞑っていた事が繰り返す同じ日によって一つに繋がったと言うか本当の気持ちに気づいたと言うかそんな映画。
物語としてはよくできていて映画もよく出来ているけどこんなカップル実在するのかいな?って言うのが一番の疑問。いても良いけど2年も付き合いが浅過ぎるってどうよ?映画以外に一緒に勉強でも遊びに行ったりもしないの?机の写真は何なの?付き合い始めたばかりじゃないんだから。そこだけが惜しい。
映像は爽やかでキレイだったが……
原作は読んでいませんでしたが、タイムリープの言葉に惹かれて観賞。
落雷を受ける時計台が繰り返され、ベッドで同じ朝を何度も迎えるヒロインが描かれる。掴みはそんなに悪くなかったのに、そこから先、SFの文脈は全く現れなかった。
後は恋愛をこじらせた女子高生の物語。月イチでしか会わない関係も分からなかった。後の日は、どちらかが夜、異世界に取り込まれるとか。
反復の意味がほのめかされることもなかったし、正直、この物語が何故生まれたのかさえ分からなかったです。
丘の上や階段のシーンや、校庭で群れる高校生など、ロングの映像はどれも美しかった。
それから、福本莉子さんが予想を越えて(ゴメンなさい)、透明感のある演技をしていて、そこは素敵でした。
見応えがない。
全てが中途半端。結局変わったのはみゆ自身。
予告で興味を持ったため映画館に足を運びました。
正直、思ってたものと違いがっかり。
"彼が隠していた秘密" 予告に出てくるこの言葉が何よりもキーポイントになるのかなと思っていたが、実際蓋を開けてみると「え?それだけ?」という、なんとも言えない薄っぺらい内容でした。
終盤のみゆがしゅうやを庇い引かれたシーン。
あそこの捉え方は人それぞれだと思うが、あまりにもあのワンシーンが分かりずらいなと思ったのが正直な感想です。
"オチ"の部分が薄すぎて見応えすら感じませんでした。
予告では感動作と紹介されていますが、感動どころか何を見させられているんだろうという感情になりました。
そして、一番はリープについて。
みゆ自身がリープして、しゅうやと自分と向き合っていく物語だと思うのですが、何度かあるリープの中で、しゅうや・みゆに想いを寄せる2人が告白するシーンがあります。ですが結局リープしてしまうため、その告白が無かったことになってしまいます。それが個人的には少し引っかかりました。
個人的には、この作品とは合わなかったです。
ですがエンドロールの栞という主題歌はとても印象的で、頭に残る歌詞とメロディーでした。
恋愛映画としてもタイムループ映画としても良いところが無い
全く楽しめなかった。しかしそれは私が悪い。なぜなら私は本作のターゲットとなる客層じゃないから。この映画がターゲットとしていて本作を楽しめるのは「普段映画を見ない女子高生」だと思う。間違っても私のような「タイムループ物の映画が大好きなおっさん」が観に行く映画ではなかった。予告編観た段階で分かり切っていたことなのに、わざわざ見に行ってしまった私が悪い。
文句を言いたいところはたくさんあるんだけど、だらだらと文句を垂れ流して本作を楽しめた方々の興を殺いでしまうのは私の本意ではないので、「この映画を観て楽しめた」という方は、このレビューは読まないでください。
ただ、褒めるところも無いわけではありません。主演の福本莉子さんはめちゃくちゃ可愛かったです。☆2の内の1.5くらいは福本さんの可愛さにつけた点数だと言っても過言ではないくらいのレベルでした。福本莉子さんのファンの方は絶対に観に行くべきです。過去イチ可愛い福本莉子が観れますよ。
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高校生カップルの実結(福本莉子)と修弥(松田元太)は、「毎月1日は一緒に映画を観に行く」という約束をしていた。その日も一緒に映画を観に行く予定だった二人だったが、修弥が急用ができたことを理由に映画の約束をドタキャンする。約束を反故にした理由を聞いても言葉を濁す修弥に対して不安を感じる実結。その夜、「もう一度話したい」と修弥から連絡を受けた実結は待ち合わせ場所に向かったのだが、そこで修弥が交通事故に巻き込まれるのを目の当たりにする。パニックになる実結が目を覚ますと、実結はその日の朝に戻っていた。何度も同じ一日を繰り返しながら、修弥を助けるために奔走する。
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まずこれだけ先に言わせてほしい。
夢オチかよ!!!!!がっかりだよ!!!!!!!
以下、詳細なレビューに入ります。
本作は、小説アプリ「野いちご」に掲載され、「切ない小説ランキング」で一位を獲得した作品です。「野いちご」は10代女子向けの小説をメインにした小説サイトで、掲載されている小説のほとんどが恋愛小説とのこと。つまり、原作からして若い女性向けに執筆された作品です。私が見て楽しめなかったのも無理はない。若くて恋愛に対して憧れを抱く、恋に恋する少女が観ることを想定した作品なわけですので、私のように枯れたオッサンが観るものじゃない。
それでも、恋愛ものとタイムループものをミックスしたような作品だということは事前に聞いていたし、評価が高かったこともあって結構期待しての鑑賞だったんですが、実際のところ恋愛要素は案の定ティーン向けで、現実離れした王子様系の彼氏とのイチャイチャを見せられて鳥肌が立つほど気持ち悪かったし、タイムループ要素は今まで観た多くのタイムループ映画の中でもかなりレベルの低いものでした。
恋愛要素で一番良くなかったのは、ジャニーズjr.の松田元太くん演じる修弥が顔が良いだけで、全然魅力的なキャラクターに見えなかったことです。制服のネクタイちゃんと締めないし常にポケットに手を突っ込んでるし。物語の後半で実結の恋敵であるトモカが修弥に告白するシーンがありますが、そのシーンでも修弥はポケットに手を突っこんだまま告白を断るんですよ。修弥はトモカに恋愛感情は無かったでしょうけど、バイト先もクラスも同じでかなり仲が良かったはずなのにそういう断り方をするのはめちゃくちゃ違和感ありました。「女の子が勇気出して告白してんのにその態度は無いだろ」って嫌悪感すら抱きました。
全体を通して修弥を絶対的な存在として描くばかりで、周りのキャラクターが蔑ろにされている感じが強いんですよね。トモカもそうだし、友人キャラクターの祐人の扱いも雑。こういうサブキャラをメインキャラの引き立て役としか描いていない映画は大嫌いです。ちなみに、調べてみるとトモカが修弥に告白するなどの描写は原作には無い映画オリジナルらしいので、原作ではなく映画の問題点ですね。
あと、タイムループ作品としても非常に出来が悪い。正直今まで鑑賞した作品の中では一番酷かったかもしれない。
本作でタイムループを繰り返している実結が目指すゴールは「修弥を死なせない」ことだと思うんですけど、劇中での実結の行動は「修弥を助ける気があるのか?」って思ってしまうほどに回りくどいし意味が分からないんですよ。
普通のタイムループ作品だったら、死の運命を背負った恋人を救うために対策を講じる→それでも恋人が死ぬ→更なる対策を講じる……っていう流れになるのが普通なんです。予想の斜め上の対策をとったり、予期せぬ出来事が発生したり、伏線の回収があったり。主人公が前回のループの反省を踏まえて恋人の死のPDCAサイクルを回す過程を楽しむのが、こういうタイムループ物の醍醐味だと思うんです。
しかし本作ではそのような描写はありません。修弥が交通事故に遭って亡くなるというのは知っているはずなのに、それを止めるために考えうる手段を一つも講じていないんです。毎回時計台前の交差点で轢かれるんだから、最初からそこで待ち伏せて横断歩道を渡らないように説得するなり引きとめるなりすればいいんです。自分がタイムループしていることを修弥本人にカミングアウトして、大人しく家に帰るように喋ってもいいんです。観客が「こうすれば助かるんじゃないか?」って簡単に思いつくような手段すら取っていない実結に対して「ほんとに修弥助ける気あるんか?」って聞きたくなります。
これが、本作を「タイムループ作品として非常に出来が悪い」と評した理由ですね。簡単に考えつくような手段すら取らない頭の悪いタイムループ作品は数多くありますが、そもそも問題解決するための行動すらしない作品は珍しいです。
そして映画終盤で明らかになる「全部夢でした」という展開。これは本当にふざけてます。
今までのタイムループは一体何だったの?と思うくらい、物語の根幹を覆す悪手だったと思います。これはいわゆる「デウス・エクス・マキナ」と呼ばれる作劇上の禁忌とされる手法ですし、目覚めてからの展開も原作から明らかに改悪されていました。
せめて映画終盤に昏睡状態から目覚めた修弥と実結が対面するシーンで、実結がポニーテールにしていることに対して何かしら修弥が言及してほしかったです。最後のループ(夢)の中で、ポニーテールの実結に対して修弥が「似合ってるじゃん」って褒めるシーンがありました。夢から覚めて再会するシーンでも実結がポニーテールにしてたんで、ここで修弥が夢の中と全く同じセリフで実結のポニーテールを褒めたなら、「もしかしたら夢じゃなかったのかも」みたいな含みのあるエンディングになっていたと思うんです。
そういう「もしかしたら夢じゃなかったのかも」と言う可能性を示唆する描写が見受けられなかったので、本当にただの夢オチになっちゃってるんですよ。映画の8割がただの夢で、本当に無意味なシーンになっちゃってるんですよ。これは明らかにダメですよ。原作改変して安直なハッピーエンドにするのは日本映画の悪習です。そういう意味でも、あまりにも不満が残るラストでした。
原作を知らないから不満を感じるのかとも思いましたが、レビューを漁ってみると原作ファンの方が不満を言っているものも多く見掛けました。
評価の高さに釣られて鑑賞してしまって、ただただ後悔だけが残りました。「タイムループものの映画や小説が好き」「原作ファンで、原作のストーリーが好き」という人にはあんまりオススメできないですね。「普段映画全く見ない女子中高生」だったら楽しめると思います。保証はしませんが。
なんとも稚拙なタイプリープもの、と思ったが
いろいろ雑なところが目につく映画だった。原作は評判がいいらしいけど、映画は残念。
悲劇を避けるなら簡単に出来そうなのに、しない。
オチも弱い。
最後のも、もしかして、、、
言い足りないので、ネタバレありにして追記します。
なんで普段は月に一回の映画だけなのか、が弱い。
映画には行く、でも、他の日は会えないという理由が欲しい。
順調だった頃の描写が少ないためでは。
プレゼントを買うために隠れてバイトしてたというのもなんとも。
月に一度、一番わかりやすい⚪︎月1日。
周りにも公言してて有名になってそう。
なのに、間違えてバイトのシフトを入れるはずない。
交通事故?のシーンも、血まみれになれとは言わんが、車にはねられたら、横断歩道の上にそのまま倒れるだけですむわけない。しかも、倒れてからヘッドライトで照らされてるような感じになってた。
当たりそうになって、自分で転んだだけみたいにも見えた。当てた?車の描写がなさすぎ。
と、見てるあいだはかなりモヤモヤしてたが、福本莉子の脳内再生と思えば、事故のシーンがあの程度(絶対に血は出ないし、痛そうでない)なのが、逆に正しいと思えてきた。
あ、つまり、いろいろ不自然だったり、稚拙だと思って、いや思わされてたのは、全て、女子高生の頭の中の解釈だからであって、、、、
そう考えると、最後に再会するシーンにも
「普通、入院中に意識が戻ったらすぐに会いに行くやろ」というツッコミはずれてて、あれは福本莉子がそう思ってるんだから仕方ない、ということなんだろうか。
全てが主観の物語、、、、
地に足の着いた青春映画
いわゆるキラキラムービーのイメージとは裏腹に、テーマが恋愛と見せかけて生き方だったり、俳優陣の演技やセリフが自然体だったりと地に足の着いた青春映画。
壁ドン、俺様キャラは出てこない、地味ではあるがじんわりと沁みる作品。
秀逸な青春ドラマに喝采!
福本と松田の人気もさることながら、底辺にあるテーマが実に堅実で、評価が高くなるのは(4.5)、最後に良くわかりました。4回も同じ時間が繰り返される中で、福本は人生に対する考え方を深めていきます。4回やっても残念ながら松田の運命はほとんど変わらず、最後には1回目の出来事と同じことが起きます。しかし、その背景にある深まった人生観が、福本に力を与えてくれます。「運命は変わらないけれど、その人の生き方で人生は変わる」ことを教えてくれる秀逸な青春ドラマでした。というか、年代に関係なく学ぶことが多い作品です。高校生のピュアな恋とは、愛することに対する恐怖や自信のなさが誤解を引き起こします。それが4回のパラレルワールドの出現で、相手に対する本当の気持ちを覚知します。しかし、運命は変わらず、松田は瀕死の重症となったわけです。それでも福本は人間の本当の幸福とは何かを考え、縁する人たちへの感謝の念が沸き起こるのです。結局、恋愛とは相手に気持ちを表現しなければ、何も伝わらない、何も変わらない、そのことを純粋に教えてくれた、素敵な恋の物語でした。
彼氏の秘密がそんなこと?
福本莉子さんの透明感が半端ない作品。彼女演じる実結がタイムリープしながら、彼氏の事故を回避しようと奔走するお話。その度に少しずつ成長していく実結の姿は清々しい。しかし、原作は未読だが彼氏の脩弥の秘密がただのアルバイトだったオチが弱い。実結に付き合って2年目記念日プレゼントを渡す為に、ほとんど会えないくらいアルバイトしてるなんて、どんだけ高価なものを贈ろうとしてんたんだろう。ラストに向かい、実結は1日1日を大事に生きることを学びます。スティーブ・ジョブズみたいじゃないか。なにか心洗われるキラキラ青春映画でした。今後も福本莉子さん作品楽しみです。
なんだかポップ
ジャニーズ主演系だとどうしても女性ファンが多い(というか自分はそもそもこの映画のターゲットではない笑)のと、上映中のザワザワ度もいつもより高いので公開直後とかに行くのは避けていたのですが、スクリーンがデカかったので他の人との距離も空けれるなと思いいざ突撃。原作は数年前に読んでいてうっすらとですが記憶に残っていました。
まぁざっくり言ってしまうとめちゃくちゃ軽い恋愛作品になってしまっていました。原作だと主人公の成長譚として重みのあるストーリーと同時に感動する場面も多々あり、多少無理な設定もありましたがそれすらも跳ね除けてしまうほどの魅力があったのですが、タイムリープラブコメになってしまった結果、量産型の恋愛映画に仕上がっていました。
タイムリープという題材自体、長い間映画では使用され続けてきており、差別化という差別化はかなり難しいものになっているとは思いますが、それにしても雑です。基本的には映画を見にいく約束をする→映画に行く前に何かしらトラブる→どっちかが事故る→時計台に雑な落雷を4回ほど繰り返します。この設定、小説だと違和感なく読み進められるのですが、いざ映像にすると違和感マシマシです。交通事故のシーン、そこそこのスピードが出ているトラックに轢かれた割には音は小さいですし、傷なんて殆どありませんし、多分軽い怪我で死んではいないのにだいぶ大袈裟なシーンに思えました。ここにある程度の説得力はあって欲しかったのですが、まぁそうもいかず。予算的な問題や、主演俳優たちの顔を傷つける訳にはいかないとか配慮はあったと思いますが、その時系列をひっくり返すほどの衝撃だったりがそこにはありませんでした。
キャラクター達の行動にも難ありで、事故の前に映画館に行くか友人のパーティ会場に行くかという分岐ルートが今回は語られるのですが、映画館なら別に映画館に行けばいいのでは?とかこれは修弥のバイト仲間のカンナに問題があるのですが、コイツは美結に嫉妬でもしてるんだと思いますが、バイトがあるとかの嘘をついて呼び出したり、何かと美結に高圧的な態度を取ったりしていて、コイツ1人いないだけでも選択肢は狭まるのに厄介なことにほとんどの事象に絡んできます。かなりここはイライラしました。あと信号が赤だったのか青だったのか分かりませんが、もし赤だった場合は何信号無視してるんだ?って話になります。野暮ったいですけどね笑。
登場人物の配置も従来のキラキラ映画と何ら変わりないポジショニングでこれ見たよ!の連発でした。
役者陣の演技はなかなか良かったのと、映像がとても綺麗だっただけに内容がお粗末に思えてしまいました。意外とこのような完成度の高い中高生向け小説の実写映画というのも邦画にとっては鬼門なのかもしれない…と思いました。
鑑賞日 2/20
鑑賞時間 12:30〜14:15
座席 M-28
タイムリープの無駄遣い
ファンタジーを期待していたら、完全なキラキラ映画。事故が起こる場所と時間が分かっていながら、それをなかなか防げないことにイライラ。あげく、ようやく防げたと思ったら、それがなかったことになるって、そもそも、何度もタイムリープする意味ってあったの?
学生らしい可愛いらしさがキュンキュンした映画でした!自分の態度、対...
学生らしい可愛いらしさがキュンキュンした映画でした!自分の態度、対応で相手の言動が変わるということがよくわかって、見た後ひとに優しくできる映画だと思います。
以下ネタバレあり
理科室で告白を周りに知らせて協力してもらうシーンや、元気付けるために変顔をして笑わせるシーン、キスシーンなど学生らしくてほのぼのとした胸キュンシーンがあり、とにかく可愛らしかったです。
告白のところは見ていて「自分でストレートに伝えろ!」と思う気持ちもありましたが、友達に話しておいて協力してもらうというところが学生時代を思い出したし、ザ・学生で可愛いなと思いました。
最後はえっ?!と驚くところから涙が出るシーンもありましたが、ほっこり暖かな気持ちになれる作品です。
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