香川1区のレビュー・感想・評価
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次の選挙でも、是非「香川1区」に密着してください
前作「なぜ君は総理大臣になれないのか」と本作を続けて見ました。小川淳也という政治家は知っていましたが、こんなに熱い人物だとは知らなかった。なんというか、少年ジャンプの漫画に登場する主人公みたいです。努力→挫折→友情(愛情)→勝利。
この映画を見ると、政治家という職業が、いかに割に合わないものであるか痛感します。一方、主人公の小川が言うように、日本の政治がかなり時代遅れになっていて、今の時代にそぐわないものなんだという点も理解できます。だから、政治をアップデートしようと小川たちが割に合わない政治家を続けている。
監督とクルーは、全国でも有数の激戦区、香川1区で繰り広げられる選挙戦に長年にわたって密着し、自民党の平井卓也陣営、立憲民主党の小川淳也陣営、そして、今回第3極として殴り込んできた維新の会の町川純子陣営を執拗に追いかけます。前作「なぜ君」から本作までの間に、小川の選挙事務所はカラフルになり、「オガココ」なるサポータークラブができていたりとけっこう驚きます。バラク・オバマが大統領になった時の「オバマガール」なんかをちょっと思い出しました。
選挙のドキュメンタリーは、良くも悪くも、選挙結果と連動しているのがポイントであり、カタルシスですね。欲を言えば、小川陣営の資金調達の話を詳しく知りたかった。お金の話は、平井陣営のものだけでしたので。次の選挙でも、是非香川1区に密着してください。もっともっと見たいです。
※ 個人的な完全なレビューはFilmarksにて ☆☆☆☆(1回目...
※ 個人的な完全なレビューはFilmarksにて
☆☆☆☆(1回目)
☆☆☆☆(2回目)
〝 ヒューズが飛んだ人は居るけど、ヒューズは飛ばさなきゃダメ! 〟
2回目を鑑賞して来ました。
とりあえずは、前回の鑑賞時に寝落ちてしまった場面はしっかりと確認しました。見たかった、見なければいけない場面をしっかりと確認した結果、大体思っていた通りの描写だったなあと思っています。
従って、特に↓に書き込んだレビューを大幅に改訂するところまでは行かないかなあ〜と思っています。
(最後にほんの少しだけ追加補足をしています)
正直に言ってしまうと、前作ほどの傑作だとは思ってはいません。どうしても、監督自身が対象者である小川氏に近すぎてしまっているがゆえに、平井陣営側からの様々な妨害等に合い。ドキュメンタリー映画としては、平井側からの映像が撮れなかっただけに。どうしても歪な作品になってしまっている…とゆう印象は、初見の時からどうしても拭えないと思います。
特に、当選2日後の小川氏の高松の自宅でのインタビュー。
選挙中に監督から見た小川氏の、色々な弱さや、今後の抱負等を聞き。最後に「おめでとうございます。」と挨拶をした場面。
人として当然とは言え、握手をしているのが映っている限り。対立候補を応援していた人が、この映像を見れば「ほら見ろ!やっぱりPR映画じゃないか!」…と、問題視するのは明白だと思う。
もしも、水道橋博士と町山智浩氏の対談で出た。《大島監督自身が》平井陣営に飛び込んで、「今度は平井さんの側から描いた映画を撮らせて下さい!」…と、もしも言えていたのなら?と思わずにはいられない感覚を更に深めた次第です。
その意味では、私のこの作品に対する評価としては。博士と町山氏との中間に位置するかな…と思います。
↓ 以下のレビューは、初見の時に書き殴ったままのレビューです。
あまり褒められたレビューではないですが、そのままにしておきたいと思っています。
(基本的に映画のレビューは、観た直後の気持ちを大切にしたいので。勿論、納得がいかなければ、その後に何回も改訂はしますが。それでも初見の時のレビューからは大きく逸脱する事はなるべく避ける様にはしていますが、、、本当か俺💦)
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前作は結果的に2回観た。年間のベスト1に選んだほど。
ただ、その後の小川氏を報道等で見掛ける度に、ちょっとだけ心配になる事が多々あった。
本人的には普通なのかも知れないものの。映画の成功で、周囲からの好奇な目に晒されているからか?必要以上にその発言等には(自身が目指していると訴える政策等)実現するには明らかに難しそうな発言が多くなっている気がする。
勿論、本人としても、それまでは比例での復活当選ばかりで。自分の主張したい事がなかなか立場的に言えなかったもどかしさが長い期間に渡って有ったからだろう…とは想像出来る。
総選挙の結果は既に明らかになっているので。その後に橋下から批判された、対立候補に対する橋下に直に送ったメールの存在等。その《危なっかしさ》には「嗚呼!何だかなあ〜」…と言った思いは強かった。
それだけに、今作品では絶対に避けては通れない問題であり。それを含めて、党首選挙での立候補から敗北を経て。(立憲民主だけが惨敗を期しただけに)今後の本人の考えに注目していた。
………のだが!
いやいやいや!やっちまった〜💧
おそらくその辺りの場面だとは思いますが、ついつい落ちてしまった_| ̄|○
しかも、上映終了後に色々なレビューを読ませて貰うと。何と何と、前作にも登場していたあのスシローに対して恫喝をする映像があったと言うじゃあないですか(@_@)
これはもう再度観るしかないですね。
それまでは採点は自粛します。
上映期間中に必ずもう一度鑑賞してから改めて改定のレビューを書くつもりでいます。
それでも後半はお目目パッチリで観てました。
前作では2人の娘さんに泣かされてしまったのですが、今回もやはり泣かされた。
特に選挙の為に帰郷して、父親の本質をカメラに向かって語る場面。
そして何と言っても、当選確定後の長女の挨拶場面は。もうこちらも父親になった気分で(前作を観てその辛さを知るだけに)ただひたすらにスクリーンを見つめながら感慨に浸ってしまった。
小川氏の支持者は着の身着のままなのに対して、平井氏の支持者のほとんどが背広組って言う対立構造ってのも、日本の地方選挙を象徴している感がありますねえ。
それにしても平井悪代官のエグさにはお口あんぐり(´⊙ω⊙`)
そこまでやりますか〜、、、って。よくよく考えたなら、こんなのは自民党政治の中では単なる【氷山の一角】なんでしょうなあ〜。
昔から(私が小学生の頃から)◯価◯会なんかは、もっと凄い事をやってたのは周知の事実ではありますけど。(その当時によく遊んでいた幼馴染の叔母さんは学会員だったので)
まあ…そんな巨大なる悪事が平然と行われているのが日本の選挙なんですよね〜。
総選挙も後半になり、平井悪代官も遂に「あのPR映画!」と、名指しで批判し。ありとあらゆる手を使っての妨害工作を仕掛けていましたが。その演説時には何故だかNHKの記者を抱えて居たのだから、自分でもPR映画を製作すれば良かったのに…と、ついつい観ながら思ってしまいましたけどね。
そもそも、自民党自体が。NHKをお抱え放送局とし、自民党政権に対して様々な批判をした人を切り飛ばし。それは他局にまで及んで封じ込めているのは最早明白だったりするのですから。
NHKだったら喜んで乗ってくれると思いますよ。
でもあれですね、悪代官に「PR映画だ!」…と言われてしまうのもむべなるかな…ってところは確かに感じますね。
とにかく、ドキュメンタリー映画としては、悪代官とゆう比較対象者が居るだけに。小川氏に近付き過ぎて居る感は拭えないかなあ…と。
前作の場合は、あくまでも「この人を取り上げたい!」との思いが結実しているのだから問題はないですが。流石に(維新の候補を交えた)今回の様に、選挙戦そのものをカメラに収める、、、となったならば。ある程度は引いた位置からの《記録》に徹する事を意識する必要があった気は少なからず感じるところではありましたが…
まあ、あれだけ親しくなってしまうと確かにもう身内感覚が深まってしまうだろうから、ちょっと難しいのでしょうけども。
何しろ本人以上に、家族の人達との絆が深まり過ぎてしまっていますからねえ。
↓ここから以下の文章は、2回目の鑑賞後に追加補足しました。
《類は友を呼ぶ》
後ろの人を気遣って腰を折る人達。それに気づき声に出して発する小川氏。
「QRコードをダウンロードして下さい」と言うだけで、それがどの様な仕組みになっているのか…すら説明せずに、「実績だけを見てくれ」と発する平井陣営。
そして【アノ】恫喝支援者(このおっさんただ1人だけ…と思いたい。)
僅かに針の頭の穴程度にしか当たらない〝 希望の光 〟ではありますが。この小さな穴がやがて全国的に拡がりを持つ〝 光 〟となるのかどうか。
それは、映画を観た人それぞれが持ち寄り、自身の胸に当てて判断するべきモノなのかも知れない。
2021年 12月28日 シネリーブル池袋/スクリーン2
2022年 1月4日 シネリーブル池袋/スクリーン2
香川一区に風が吹いた!!「祭り」だった!!
小川淳也さんは時の人になった!!
映画として完璧に盛り上がりました。
激戦区「香川一区」
岸田内閣の解散を受けて行われた2021年秋の総選挙で、
小川淳也陣営には多数の支援者やポランティアが押し寄せて、
「小川ブーム」で「祭り」だった。
小川淳也は遂に宿敵・平井卓也に2万票の差をつけ圧勝したのだ。
映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」の効果がどれ位だったのかは、
正直言ってよく分からないが、
平井卓也さんが、勝手にコケたから・・・
悪いイメージが強すぎて、マスコミの標的にされた。
対する小川淳也は愚直なまでに誠心誠意・公僕として働く意欲と
クリーンで爽やかなカッコよさで多くの人を魅了した。
ラストは開票速報で当確が早々と出て、小川さんも涙を堪えきれず、
娘の晴菜は、「正直者は馬鹿を見ると思っていたが、違った」と、
スピーチして、その言葉こそ小川淳也に相応しかった。
ここからが本題。
ここからが小川淳也さんの政治家としての正念場なのではないか?
直後の立憲民主党の党首に立候補して3位。
政調会長のポストにつく。
小川さんの言う「古い政治を変えんといかん!!」
何処をどう変えるのか?
映画ではそこを掘り下げてはいないのです。
小川がそこを20分語っていては、映画はヒットしないのは、
私にも分かる。
《日本を良くする。》
これも漠然としていて何をどうやって、良くするのか分からない。
《小川さんなら、この国を良くしてくれる》
と言う雰囲気はある。
だけどそんな単純なことだろうか?
与党が苦労していること。
高齢化による医療費の増加。
少子化により将来的に働き手が減り、当然として税金を納める人が
減っていく。
人口減をどう食い止めるか?
食料自給率をどうやって上げるか?
どうやって自殺者を減らすか?
安心して結婚して子供を産める社会なのか?
原発の再稼労は安全なのか?
国債の残高がこんなに増えて国は立ち行くのか?
安楽死問題をいつまで先送りするのか?
エネルギー価格の高騰を抑える手立てはあるのか?
国民年金で暮らせない人は、どうしたら良いのか?
生活保護受給者世帯が増え続けて大丈夫なのか?
たとえば78歳以上は運転免許証を再発行を辞めるとか?
これはあくまでも私見ですが、
小川淳也さんは素晴らしい人、それは100%確か。
しかし小川淳也さんなら日本を良く出来る!!
それは現時点では、
ムード(幻想)でしかない。
小川さんの歩みより、日本の成長より、
倍倍速で世界は変動するし、
そして地球温暖化も進む。
小川淳也には早く新党を作って貰いたい。
志を同じくする国会議員を100人位に増やして、
オオナタをふるい日本の政治を新しく作り変えて下さい。
切に願います。
二度目の鑑賞。
立憲民主党の小川淳也議員を
17年間追いかけた
傑作ドキュメント
「君はなぜ総理大臣になれないのか」
の続編。
僕は映画館で観て、今回アマゾンプライムで
二度目の鑑賞。
もう10年前ぐらいになるだろうか。
「選挙」をテーマに映画を作ろうとしたことが
ある。
取材もし、結構綿密なプロットも書いた。
でもこのドキュメントを改めて見て、
作らなくてよかったとつくづく思った。
だってこんな面白いドラマ、脚本に書く
自信、僕にはないもん。
四国新聞、西日本放送を牛耳る平井一族の御曹司、
平井卓也氏(自民党)と東大を出て総務省に
入ったが政治を志し、エリートの道を捨て、
今でも家賃4万7千円のアパートに住む
パーマ屋のせがれ、小川淳也(立憲民主党)。
これまで2003年の初出馬から1勝5敗の
惨敗で、比例復活当選してきた小川。
今度こそと臨んだ選挙で、新たに維新の新人が
突然立候補を表明する。
このままでは票が割れる。
小川は勢い余って新人に立候補をやめて欲しいと
お願いに行くが、その行動が炎上を巻き起こす。
一方平井はデジタル大臣を務めていたが、
度重なる不祥事が続き、退任。
今までは違う逆風にあせり、
「あんなPR映画で出てきた候補者に政治を
任せられない」と言い放つ。
「PR映画といういい方はない」と怒りを本人に
ぶつける大島新監督。
映画には他にも多くのアクシデントを映し出し、
小川の娘や妻、父母の家族愛と支持者の熱い
想いを描いていく。
これらのシーンになると何度も涙が滲んだ。
疑惑、情熱、議論、怒涛、矛盾、悔恨、虚実、
正義、諸悪。
さまざまな言葉で形容したくなる
選挙戦の実態。
果たして有権者が下した判断は……。
あー、やっぱりこんな話、僕にはとても
書けない。
155分。全く飽きないドキュメントです。
ドキュメンタリーの根性とセンス
前作のドキュメンタリー「なぜ君は総理大臣になれないのか」が感動したので、続編が出ていることを知り、観てみた。小川淳也というまっすぐで誠実で繊細ながらも、魑魅魍魎が棲むような政治の世界に生きる男を追っている。
滑稽でもありながらも、いや、だからこそ、応援したくなる。この人を応援すればたのしい、ワクワクすると思える。もっと言えば、少なくともきちんと話しは聞いてくれるという気がする。激務であることが伝わってくるので体力勝負で政治は体力だとも思う。
着目シーンでいえば、懇意にしている老成した政治ジャーナリストに熱くなって思いをぶつけて、後になって電話で謝っているシーンは滑稽でありながらも誠実さを象徴するシーンだし、最後辺りの選挙戦のクライマックスで、自民党候補を破って当選したときに、娘さんが、父が負けるたびに正直ものがバカをみると思ってきたんですが、声が届くとき、報われるときもあるだと、途中、涙ながらに言うシーンは感動。
ドキュメンタリーは編集が勝負だと思っていながらも、材料はとにかくイメージを思い描きながらも、現実を予測しながらも、カメラの位置、画角を準備して回し続け、膨大な録画データのどこを切り、どうやってつなげるかという根性とセンスも、この映画には詰まっている。
155分。長くは感じなかった。
日本映画ch
国政選挙のゴタゴタを録画したドキュメント。
なぜ君は総理大臣になれないのかの続編?としてるが、今回は自民のネガキャンや小川氏の国民を馬鹿にした対応が見れて「おいおい香川大丈夫かよ」と思えた。
決戦は日曜日で政治家秘書がこれダメだなーって思ってても票は取れるんだし余計なことは言わない感じが再現されていたように思える。
追記
youtubeで信念を表明していました、これを選挙期間で言えないのは馬鹿にした対応だと思いますが、言えば確実に落ちるでしょうね。これなら私は票を入れたくなりましたけどね。
検索:【ひろゆき&成田悠輔】総理か、辞めるか?日本の闇を暴く【ひろゆき、なぜ笑顔?】
前作は傑作だったが・・
前作は傑作だった。
敗者小川が負けても負けても馬鹿真面目にチャレンジしていく様は賭けるものが政治だろうが何だろうが美しく、たまたま生業を政治にしている男であって、その生き様が存分に画かれていて痛く感銘を受けました。
本作はその続きだということで香川1区の選挙戦を画くものだったから楽しみに拝見したのだが結果的には前作を上回るような感覚はなかった。
思うに、それは香川1区と言うタイトルにまずひっかかりを感じたからかもしれない。
香川1区といいながらも扱いは小川氏側視点が殆どで対立候補の2人はほんの少ししか画かれていない。
特に大島監督が映画「君はなぜ総理大臣になれないのか」を平井氏に街頭で小川氏の単なるPR映画と言われ激怒するシーンがあったが、そこに私は個人的にはすごく腑に落ちてしまった。
確かにこと選挙戦ということになればあの映画は多大なる威力を発揮するハズで実際小川氏の選挙事務所の窓ガラスには「君はなぜ」の映画ポスターが2枚貼られていた。しかも道路側から見えるように。
「君はなぜ代表になれなかったのか」という題名なら良かったなあとは思います。
小川氏の政治に対する真摯さは前作を観れば周知しており、平井氏のダークさを前面に押し出して対比させるのではなく、もっと違ったアプローチが出来なかったものかなと・・・
いずれにしろ前作を超えてはないです。
PR映画にしたのは平井氏。
たまたま妻の知り合いに、「夫が選挙出るから記録映像撮って」、、からスタートした前作を観て、結果は知ってるけどこちらも観て完結しようと思いやって来ました。
PR映画だ!
確かに結果的にそうなったのは平井氏が取材拒否や、そういう攻撃姿勢にでたからで、監督はそうはならない、そう言われないように初めから両サイドがっつり取材する姿勢だったようだ。しかし平井氏の取巻きは取材班を恫喝し力でねじ伏せようとしたり、旧態然とした企業を巻き込んだ違法ぎりの戦術をやっている事が逆効果。これじゃ若者や女性はドン引きだわ。
平井氏本人がいみじくも言っていたが「こんなことでは候補者みんな映画を作らねばならなくなる!」その通り、映画じゃなくてもネット上で自分が皆んなの為にどんだけ働いている公僕なのかをアピールする事が必要な時代になってる事を全ての候補者は肝に銘じた方がよい。何本橋をかけたとか箱物作ったとかもう自慢にならない時代に突入してるの理解してね。
小川氏もテレビの討論会でわりとカッとしやすい性格が見えたり、不適切な発言などガッカリ要素はあるものの、、、、利権縛りの世襲政治家よりは100倍マシかなとやはり思う。
映画が不十分という批判もあったことは知ってたけれど、やはりいい映...
映画が不十分という批判もあったことは知ってたけれど、やはりいい映画。記録映画だから、この時撮ってなくてはなかった映画というだけで、まず貴重。一作とはかなり状況が誓うけど、小川淳也の人となりというか、ある種の狂気に近い信念を撮っているということでは一貫しているし、むしろ政治映画でないところにこの映画の面白さがある。家族がその輪郭を描いている。支援者や、小豆島に移住しは秘書もだ。
平井とは本当に典型的に対比される選挙であったことがわかる。平井はぼんくらではない。しかし、むしろ、ある種の有能さももっていただけに、ザ・自民党を体現していたこともわかる。たしかに日本の政治の腐敗的なところを象徴している。
選挙の結果の場面はやはり泣く。
代表選のところは、さらりと、終わったところもうまい。対話集会の場面であるところも良い。
人任せなんて甘えてんじゃねえ!次の選挙は自分でちゃんと行け!
大きな選挙が近いので今一度選挙の大切さを感じる映画を〜〜
前作の『なぜ君は総理大臣になれないのか」は知っていながら
見逃してしまったので、今回は何を置いても観ようと思ってました。
確かに前作で映画と言う形ですっかり有名になった小川氏。
しかしながら前作の映画を当の香川県民はどれほど見ただろうか??
今回の映画の中で監督は、小川議員の突っ走りによる失敗や
香川1区のライバル議員のインタビューも織り込んでいて
候補者の誰が良いとか悪いとかでは無く、
今の制度による選挙戦の問題点をしっかりあぶり出そうと
している様に思うのです。
実質的に前作の影響で選挙に興味を持ち、
小川氏の応援の駆けつけた一般市民は多かったとは思うけど
きっとこの映画の監督は、全国で小川氏を応援して欲しい訳では無く
貴方の町の小川氏を見つけて欲しい。
貴方の町の選挙の在り方に疑問を持って欲しい。
貴方の町を良くするのは、結局
貴方なのです!!私にはそう聴こえました。
先年の五百旗頭氏による「はりぼて」と同じ。
イイ加減な政治家は、結局、
イイ加減な市民が選んでいるんですよね。
そして、やましい事実が有る為政者ほど報道を抑圧しようとする。
今のロシアを観れば一目瞭然!!
おお、恐わ!!
タイトルなし
こんな感じの展開かなと予想してたのの上をいってた
。選挙の闇の一歩深いところまで知ることができて見てよかった。平井陣営のからんでくるおじさん、カメラをとってる方の、彼を悪くとろうという意図がすけてみえてしまっていて、あざとさを感じてしまった。もし彼とちゃんと話してみたら、もっと面白い展開がおきたのでは?というのが残念だなと思った。このおじさんはなんで妨害してきたのか、どういう人なのか、気になる。
娘さんのシーンにぐっと来る
民主主義として51で選挙を勝ったら49の負けた有権者の想いを背負わなければならない、その言葉を彼なら信じられると思った。
ドキュメンタリーとして客観性があるのかと言われると非常に微妙で、作り手が小川淳也と距離が近過ぎるきらいはある。だから、続編となると非常に難しいだろうとは思っていた。
ただ、今回は香川1区という題名にしている通り、満遍なくとまでは言えないが、それぞれの候補者に取材しようとしている。PR映画だと揶揄されるシーンもあったが、維新候補へのすったもんだもちゃんと映しているので、ある程度配慮はなされているのではないかと思った。
また、平井卓也陣営へのネガキャンのようなシーンもあったが、平井卓也自体はインタビューに答えている。もちろん、文春報道を見るにブーメランになっていると思われる言い回しもあるが、少なくともインタビュー上は真摯に答えようとしているように感じた。もしくは、あの段階では「なぜ君」が密かに話題になっていることを知らなかっただけなのかもしれない。となると、平井卓也自身に問題があるのではなく、それを取り巻く環境だったり、陣営の吹き込み方だったりに問題があるのかなと思った。問題というか、ここにこそ自民党の選挙の強さの源があるのかなと。小川淳也が維新候補にしたことは、その真逆のように思える。
やはり今作でも娘さんのシーンに涙を流さずを得られなかった。政治家という公人を父親に持つ苦しみと、それでも父親に対して勝ってほしいという娘心と尊敬の念。「きっとアンチの言葉にも耳を傾ける」と述べるシーン、当選発表後の「正直者がバカを見ると思っていた」と述べるシーン、どちらにもぐっと来た。
速報性を持ったドキュメンタリー映画は貴重。東京五輪のドキュメンタリー映画はどうなっちゃうんでしょう。
PR映画ではある
前作を観てドキュメンタリーとして面白かったので、今回も鑑賞。以前別の劇場でもやっていたのですが、行けずに今日に。結論は面白かったです。ただ今回は平井氏の負の部分が多く描かれました。平井氏はインタビューの受け応えも、典型的な金持ちのボンボン育ちが丸出し。一方の小川氏は熱があり、爽やかで、奥さんや娘さんも美人。
しかし、小川氏の言葉からは何がやりたいのか
見えてこない。新しい政治、真っ当な政治、など抽象的なワードしか彼の口からは出てこない。あえてそういう編集なのかもしれませんが。
前作で小川氏を初めて知り、TVでの発言や、国会での質問を意識して見ましたが、政策が薄い。特に安全保障の分野での見識は壊滅的です。まぁこれは立憲全体がそうですが。確かに人柄は良いのでしょうが。なぜ総理になれないのかの答えが今回の映画で分かったように思います。田崎氏に八つ当たり的にキレる場面をみても、日本の舵取りはまだ任せられないかと。ドキュメンタリーとしては面白く最後まで飽きませんでしたが、平井氏への悪意が色濃すぎる点マイナス0.5
PR映画と言われてもしょうがない。
正直、香川の選挙結果は知らなかった
ノンフィクションのドキュメンタリーなのでありのままなのでしょう。
これ、香川の人がみたら大変なことになる気がする!だ、大丈夫なのか?!自民の応援の人。撮影してるんだからどう考えてもそんなことしたら悪く映るだろって思いました。何も考えてないのだろうか??
政治って知るとおもしろくなるね。
かなり長い時間だけどテンポが良いから早く感じました。
ドラマチックなドキュメンタリー
小川議員が「俺は男だ」の
森田健作とダブった(古っ❗️笑)
50歳過ぎても
こんなに真っ直ぐな人がいるとは驚き❗️
でも、穿った観方をすれば
小川議員の選挙PR映画
と言えなくもないような…
貧すると余裕が消える大人は醜い!
革新と呼ばれる党からの出馬で、この選挙戦か…
政策も争うわけでなく、義理とか人情とか…
こんな村祭りのような選挙に誰がした…ってことてすよね。
応援に来てた教授が言ってたように、僕らだ…
こんな日本にした責任を残された時間でどうにか頑張らないとね。
このあと、立憲、あのザマで、維新にやられてたし…
映画館で見る価値ないPR映画
まず、私は自民党支持者ではないです。
ここにたくさんレビュー書いている野党支持者でもないです。もちろん共産党員でもありません。
単に前作が面白く、小川さんが好きになったので、期待度MAXでわざわざ劇場に観に行きました。
ですが、この映画は前作の良さを大量の水で薄めたような二番煎じのPR映画です。
前作はPR映画ではなく小川淳也という人間にスポットを当てた非常に濃いちゃんとした映画でした。
今回は自民党=悪とする監督の政治思想が色濃く出ていて非常に不快でした。取材を断られるシーン等、平井陣営はヒドイと印象付けさせるような意図が非常に不当です。
香川1区という題名にするならば中立な視点にすべきです。
そして何より、今回の選挙戦で1番のキーだった共産党の「き」の字も一切出てこない、選挙戦の実像に黒塗りをしている点が最も腹立たしいです。
この時点で監督が平井さんにPR映画と言われて詰め寄るシーンがありましたが、まさにこの映画は単なるPR映画に落ちぶれてしまいました。
平井さんはデジタル大臣として汗をかいて仕事をしていました。その間、小川さんは自転車乗って選挙活動してました。そりゃ、小川さんが有利でしょ。共産党の応援もあるんだし。無理やり悪者にされてる平井さんがかわいそうでした。
そして、選挙運動最終日も前作のような悲壮感はありません。声もつぶれてませんし。当選した感動もイマイチ。もう続編はないですね。結局監督も平凡な監督でした。もし次回作やるなら、完全に平井さん側に立った映画を撮ってください。まぁ、そんな度胸と根性の情熱はないでしょうけど。
それと、小川さんの言う事は非常に耳障りはいいが抽象的。平井さんの言うことは現実的で実務的。さて、どちらが仕事できるでしょう。小川さんの持論を実行するとなると非常に痛みを伴うのに選挙戦では言いません。人間としては小川さんは好きです。しかし、政治家としては選びたくないです。少しは前作から成長したかなと思ったけど、感情的だし未熟だし、さっさと政治家辞めた方が小川さんも含めてみんなのためなのにと思いました。もっと小川さんに向いてる仕事はたくさんあります。
支離滅裂になりましたが、結論的には、車運転しながら、Amazonプライムで垂れ流して見るレベルの映画でした。
時間とお金返して欲しい。
〝謎〟として浮上する自民党政治
映画評論家の町山智浩氏はYouTubeの番組で、大島監督は小川淳也氏ではなく、〝日本の政治〟を体現している自民党陣営(平井氏)を主人公にすべきであったと述べていた。確かに、そうした映画ならば、日本社会に根付いた価値観や日本人の思考様式までも炙り出したであろう。しかし、小川氏を主人公にしたからこそ見えてきたものもある。
理想を抱き、それを実現するために政治信条を熱く有権者に訴える小川氏は公民の教科書通りの政治家である。観客には小川氏だけでなく、家族や支援者含め、すべてが見えているし、彼・彼女たちの言葉はとても理解しやすく共感できる。一方では平井陣営は見えない。見せない。しかし、香川県知事、高松市長、威圧的な市民、小豆島の多くの有権者までが平井氏を支持している。なぜなのか?本来日本社会に根付いた価値観を体現しているはずの自民党政治が奇妙で得体のしれない現象に見えてくる。
図式的に言えば、目指す社会像を語る小川氏が〝理想〟で、道路や公共施設を造った実績を訴える平井氏が〝現実〟なのだろう。しかし、〝理想〟よりも身近であるはずの〝現実〟が奇妙で不気味なものに見えてくるのである。これは、小川氏を主人公にしたからこそ表現できた事である。つまり、自民党政治が、もはや日本の現実に根差してはいない事を炙り出すのである。
香川1区では自民党は負けたが、全国的には自民党がまだまだ強い。日本の現実から乖離し始めた自民党がなぜ依然として強いのか。そこは、やはり謎である。しかし、自民党政治の強さを謎として、つまり奇妙で不気味な現象として浮上させた事に、この映画の功績の一つがあると思う。
私たちは、奇妙で不気味な現象(〝現実〟)の中を生きている。その現象を凝視する事も重要だが、その現象から抜け出す道は存在すると信じられる事(〝理想〟)は、もっと重要だろう。小川氏の勝利は、そしてこの映画は、その力になってくれる。
小川淳也さん第二章
なぜ君は総理大臣になれないのかに続く、大島監督第二弾という触れ込みの政治ドキュメンタリー。
良くも悪くも日本の政治の病や「政治屋ではなく、人として君はどう生きるか!?」という視点が前作から数段スケールアップしています。
平井元大臣、維新の女性候補者と三つ巴のこの香川一区で何が起きていたのか?日本の政治は正直者であれば、どういう目に合うかこの小川さんの壮大な実験(失礼!政調会長でいらっしゃるし、公人としての部分はよく分かっているのですが・・)人間として果てしなく興味を持つところです。
願わくば代表戦は早期にやり直し、組織としての統一性を持った党として仕切り直しの切り札として頑張って欲しいです。野垂れ死にはさせないよう、後方からの応援は厭いませんので!!
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