「捕まるような事はしていなくても、悪い場合もある。」さがす ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)
捕まるような事はしていなくても、悪い場合もある。
「正体」で見たことあるような逃走劇。
「ロストケア」で見たことあるような殺害動機。
「世界の終わりから」で見たことあるような幸薄の女子中高生。
相模原大量殺人の植松、
座間大量殺人の白石、
英会話講師殺害の市橋、
自殺サイト殺人事件のM。
実際にあったいろんな事件をごっちゃに取り入れたら、
その事件自体を題材に、いろんな作品が世に生まれているので、
作品誕生の時系列はさておいて、ここの部分はあの映画のアレに似てるなあ、という所がいっぱいあった。
関西の貧乏な親子。父親が指名手配犯を目撃、懸賞金目当てで探しに家を出たら、帰ってこないから、
娘も探し始め、徐々に真相が明らかになっていく、というお話。
鑑賞後、すご〜く嫌な気分になった。胸糞系の後味悪い映画。
悪い事に手を染めた人は当然悪い人なのだが、
そうじゃないあの人も、やっぱり悪くねえか?って思った。
捕まるような事はしてなくても、知らんぷりして無意識のうちに、
捕まるように追い込んでね〜か?なんか、自分が一番不幸ですみたいな顔してるけれど、
ワシゃあ、騙されへんで!
( ゚д゚)ノ
そう思い始めたら、登場人物全員嫌いになった。
そういう意味での胸糞具合だった。
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