「伏線が貼られているとわかる展開」さがす 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)
伏線が貼られているとわかる展開
レビューが高めなのと佐野二郎のあの声がいいので観てみた。ミステリー要素もからんでいて、最後の結末はどうなっている?って伏線が多く貼られている展開だった。少し動機という面では弱いような気がしていまひとつ感情移入ができなかった。
異常心理な犯人とそれに共謀するかのような父親と、それを探す娘という構造なんだけれど、やはり動機かなぁ。いい大人がなんのためにそんな異常心理の犯人に加担するようになっていくのか。そこがもっと納得がいくような脚本にしてほしかったけれど。それとやはり、佐野二郎はもっと笑いに振った雰囲気の脚本が合っているのかなと。
カメラワークは寄りから引きへの動き、チルトアップ&ダウンの動き、パンの動き、わりと動きが多かったという印象。その分、ミステリアスな要素も引き出しているのかなと思えた。
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