フタリノセカイのレビュー・感想・評価
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監督が作りたくて作った映画だと思う
片山友希さん目当てで見に行きました。
短いカットでテンポが速く、話がどんどん進んでいくので、真剣に見てないと話の筋が分からなくなってしまいそうです。
無駄なカットがありません。
ネタバレになるので書きませんが、ハムスター(だと思う)でその後の顛末を描いているのは見事です。
ラストは「そうか、この手があったか!」
その後は描かずに、ここで終わらせるのは秀逸です。
監督には主張があった思うのですが、それを出していないところが良い。
でも、監督が作りたくて作った映画だと思います。
どう感じるかは見た人次第です。
ただ「小堀真也」の役は女性の俳優が良かったと思うのですが、適任な方はいなかったのでしょうね
ふたりはひと目見た瞬間、恋に落ちた。普通の恋愛、普通のケンカ、普通...
ふたりはひと目見た瞬間、恋に落ちた。普通の恋愛、普通のケンカ、普通の別れ、普通の....。ただ彼の肉体が女だっただけ。フタリの間に流れる時間はフタリだけのセカイ。 どんなに頭の中で思っても、感情的に理解しようと思っても、自分の中にない感情を理解したようには言いたくないので、性と愛に関する事は割愛。
ただ、もうあと15分欲しかった。なんか最後のほうが急ぎ足で受け止める前にエンドロールが流れてきてポカーーーン(・o・)ってなった。もうちょっとあればもっと色々思ったのに。
とても面白かったです。
【”トランスジェンダーとの恋” アッという間に物事が進んでいく、粗い脚本ながら、制作者の想いは伝わってきた作品。】
ー 前半は、物語は登場人物の気持ちをキチンと描くことなく、凄いスピードで進んでいく・・。-
◆感想 <Caution! 内容に触れています。>
・ユイ(片山友希)が勤める保育園にトランスジェンダーで弁当屋を営む母を手伝う真也(坂東龍汰)が弁当を届け、子供たちと遊んでいる姿を見たユイ。
二人はアッという間に同棲し、真也が自分を愛しながらも最後は拒む事に違和感を感じ、カミングアウトされるも、あっと言う間に別れる。
そして、2年が経ち、ユイはスナックで出会った男とアッという間に結婚し、真也はバーで出会った男シュンペイと弁当屋を引き継ぐ・・。
- とにかく、展開が早くて粗い。フライヤーには”出会って10年”とあるが・・。-
・アッという間に元の鞘に収まった二人は、シュンペイ(松野拓野)に依頼し、ユイに子供が出来る。
- ここのシーンのシュンペイを演じた松野拓野が良かった。
”私みたいに皆から愛されても、真には愛されない人間になっては駄目よ。”と真也に言っていたシュンペイが”三人で家族になろう‥。”と言われた時の涙。-
・だが詳しい描写が無いままに、ユイが流産した(と思われる・・。)後に、真也は久しぶりにシュンペイに電話して・・。
<制作者の想いは伝わってきたが、如何せんストーリー展開が早くて、粗くて・・。
もう少し、キチンと”人間”を描いて欲しかったなあ・・。>
<2022年3月5日 刈谷日劇にて鑑賞>
説教臭くないのがイイ
今作では単純なトランスジェンダーの悲哀だけでなく、不妊や家族の問題なども絡んでいて、そう言った問題に微塵も直面していない自分が「あ〜良い作品だったなぁ」なんて呟くのは何か違う気がするけれど…
〝母〟になりたい女と〝父〟になりたい女
に、〝女〟に産まれたかった男が思いがけず父になりかけてしまったり…と、LGBT物としては、これまでになかったタイプかも知れない。
わざとらしく何か問題提起をしている風に感じなかったのも、逆に良かったかなとも思う。
現実にこの問題に直面している方が見て、リアルなのかは知る由もないし、2人の選択に否定的な意見もあるとは思うけれど、私は3人がとても愛おしく感じた。
【一つの視点/受け入れること】
この作品の視点は、僕にとっては新しいものだった。
「フタリノセカイ」は、普通のカップルのような世界であるように見えるが、実は複雑でとても壊れやすい。
ただ、僕たちが経験する恋愛関係も実は似ているような壊れやすさはあって、だから、やっぱり、人が人を好きになると云う視点は同じなのだと思う。
だから、ノン・バイナリーが当たり前で、偏見や差別、余計な干渉がなくなればいいと思う。
世の中には、そっとしておいてあげた方が良いことは沢山あるような気がする。
考えるというより、受け入れるという視点で観る作品のような気がした。
フタリでセカイの壁を越えて。
最近LGBTQの映画が続きますね。また違う視点から届いた今作。評判も良くて大阪上陸初日にめっちゃ張り切って行ったらまさかの3人でした。
出会った瞬間始まった恋。どんどん沼にハマってゆくユイ。けれど愛した真也が実はトランスジェンダーで女性だったことを知る。フタリノセカイが崩れてゆく。
通常なら女性がボーイッシュに演じるであろう真也をあえて男性の板東龍汰が務めたところに、自身もトランスジェンダーであると公表している飯塚花笑監督のただならぬ本気を見た。シスジェンダーのユイのフィルターを通して見る真也像の位置付けとしてこの方法はうまいと思った。お互いにどうしようもできない気持ち。そして体。ユイが望むならしっかり受け止めてほしい。真也の中途半端な覚悟に何度も不安になる。
それでも未来を生きると決めたフタリが選んだ結論。本当に他の選択肢はなかったのか。私の理解は追い付かないまま、ラストで再び頭をどつかれたような気持ちになった。それから今もまだあの選択の意味を考え続けている。きっと監督の狙い通りに。これは監督からの挑戦状だと思っています。確かに受け取りました。
10年という時間経過が全然分からなくてそれが本当に残念でした。何も変わらなさ過ぎです。もうちょっと変化つけてほしかったです。
やっぱり共感出来ない世界
障がい者や高齢者とは異なるし安易に乱用されては周囲に不快感を与えるけど 別れた旦那だって不倫相手が同性でそっちと一緒なりたいから別れるなんて理解しがたいだろう子供が欲しいから友人に相手をしてくれ何て親の権利乱用! 産まれた子が偏見をもたないだろうか?ラストも??理解しがたいが!
片山友希の今後が楽しみ
片山友希がめっちゃスレンダー。「茜色に焼かれる」の時よりも細っそい。同じ人とは思えなかった。ヘアスタイルやメガネで変わるにしても。この人只者ではないかも。今後もとても楽しみ。
LEGBTの人たちはアクティブだなぁと思う。出会いを確実にものにしようとする積極性のためだけでもない気もする。バイの人も多いし。
「Truth かしましき弔いの果て」でもテーマのひとつになった精子提供。
納得して信頼できる人がいれば安心なんだろうけど、タイミング法には抵抗あるね~
凄くフラット、だからこそ感じる都合の良さ
最近の話題の様に扱われることの多いLGBTQの話。自身もトランスジェンダーであるからこそフラットな描き方なのだが、そこが返って良さを無くしている気がした。
撮影されたのは2019年。少しばかりアンテナは鋭利だったと思うし、要素ではなく、正面から描く作品は今観ても珍しいと思う。何故なら分からない部分は想像するしかないとなると、その比率が大きすぎるからだ。その点を踏まえてみると凄く捉えているように思えるし、挑戦的だと思う。だが、個人的にはそれをフラットに取りすぎて、障壁というより都合の良さが勝る。そう考えると、プロットも引き立たなくなって、愛の勝手さが鼻につく。そこが惜しいところ。
主演の片山友希さんと坂東龍汰さんは今でこそ聞くが、まだフレッシュな感じ。上手いけど伸びしろがあるように思えて、それはそれで新鮮。手島実優もちょっと出てきたのが嬉しかった。そういう意味ではキャストはかなり良い所をついている。ただ、そのカラーが良くも悪くも出てないかなって感じ。坂東龍汰さんの胸はリアルで凄かったけども。
結果として諸々上手く事が運ばれすぎてしまっている気がする。だからこそ、LGBTとして扱う事の意義みたいなモノが見えてこなくなったのが残念。
性固有の存在を撮って欲しかった
その性固有の存在感というのはあると私は考えている為、男性がトランスジェンダー男性を演じるのは納得いかなかったが、それを観客で凡庸な性の私が指摘するのは無責任だろうか。
経験として、見た目や服装は女性のトランスジェンダー女性の方とお会いしたことがあるが、私がどれだけ声で性別を認識していることの比重が大きいか驚いたことがある。手術などがあるのかもしれないけれど、この作品では、喉仏や声でどうしても男性トランスジェンダーとして見れなかったし、実際にそうなのだから当然だ。やはり、その性固有の存在感というものはあると考えてしまう。しかし、監督は実際にトランスジェンダー男性とのことで、この問題に私以上に切実に考えているはずだ。ここに、何かしらのこだわりや葛藤があるのかもしれない。
トランスジェンダーの分かりやすい外敵を作らない構成は素晴らしい。同僚の女性や夫は保守的に描かれているが、それ故にこの作品で描く決定的な性の問題を指摘している。予告編でも使われている持田加奈子さんの「一生チンとセックス出来ないんだよ」という台詞はこの映画が終わるまでというか、終わっても付きまとってしまう問題としてある。そこに合わせるとゲイの同僚の存在が気になってしまった。優等生的な批判をするなら、マジカル・ゲイとして問題を解決する役割を負わせてしまっていないかと思った。この作品は、それを指摘していいぐらいに、繊細に描いている。
私が男性であることも影響してか、他人のカップルの性的役割を一部担う男について興味深く思っていた。彼も人間なのだから、自分の子供を可愛く思い親権争いが起きてしまわないか、また、彼は子供の存在をどのように位置付けるだろうか、そんな事を考えてしまった。ここまで人に考えさせるのだからそれだけ、奥が深い作品なのだろう。
更にスポットライトを浴びる存在としてLGBTQを描かないのも素晴らしい。映画は芸事や芸術の一部なのだから、どうしても華やかなテーマとしてスポットライトを浴びるLGBTQは取り上げられやすい。その事事態がスポットライトを浴びるということなのだろう。この作品では、そんな事と無縁の弁当屋と保育士が主演だ。ハレの世界の事としてLGBTQを取り上げれば一般観客としては、距離を保って外の世界の事として楽しめるが、我々の価値観を切り込んでは来ない。あくまで日常の中の存在として描かれると生きている実感と地続きなのでより身近に作品を感じられる。
新しい視点
最近はLGBTQの映画が多いですよね。
その映画も、ゲイ、身体は男性、心は女性かと思っていたら、違った。
そうか、そりゃ逆パターンもあるよね。
この辺りが色々な性が出てくるのでちょっと混乱。
女性が演じた方が良かったのでは、、、と思いつつ。最後は納得。
トランスジェンダーに恋をするシスジェンダー目線も新しい。そりゃそっちの目線も必要だよね。
監督もマイノリティとの事。
いちばんリアリティがあるのかも。
良い意味で、気持ち悪さのようなものがなく、あっさり爽やかな感じ。
これはトランスジェンダーを男性が演じたからかな、、、見た目が始めから男性なので、違和感が無い。
映画としても薄味というか、演出不足のような感じもあります。もっと心の描画が多いと感動できるかも。
どうしても気になったのは、ユイがお義母さんに怒鳴るところ。あの時のお義母さんの気持ちを思うと切ない。お義母さんも自分の子供がマイノリティでいろいろと悩んでいただろうに。何も考えてないように見えて辛い。
最後の方は、主人公たちの選択が、、、
その選択肢もあるよね。と思いつつ、なんとも微妙。
この監督が描けるであろう世界が描けていない
自身がトランスジェンダーの監督の作品だそうです。事前情報ゼロで観たので鑑賞後に映画館の記事で知りました。
本作では僕が知ることができない「生まれながらの性に悩みを持つ人」の恋愛の形が描かれます。僕が知らない世界だからでしょう、共感し辛いです。ですが、知りたいと思ってます。知らない世界を生きる人達の心に少しでも触れられたら、、、なんて偉そうですが、そんな思いで映画を観る私です。
残念ながら僕の願いは十分には満たされなかったんですよね。結と真也の行動に根拠や心情が見えなくて。「結果としての行動」しか描かれないから、なんで?なんで?が続くのです。
「好きだから一緒にいたい」ってのはわかるんだけど、今の社会ではイレギュラーな関係は、越えなくてはならないハードルがたくさんあるのでは?って思うのです。特に自分の心のハードルに関して。にもかかわらず、そこはサラリと描き、一般的な恋愛物語になっちゃってるんですよね。そこについては悪くはないですよ。「僕が知らない世界も、知ってる世界も同じなんだよ」ってことを言いたいのかな?だったらそれをあえて映画として描く意味はあるのだろうか?
最も困惑したのは、なぜ子供に執着するのか?そこが、わからない。家族が欲しいから?子供が好きだから?相手が好きだから?なんなの?では実現のためにその方法を選択するのに「苦渋」ってなかったの?「よし!そうしよう!」ってすぐに決まったの?どうなんだろ?
フタリノセカイを選び、生きていこう、家族を如何なる方法でも作ろうと決めたのは、多くのハードルに立ち向かおうと思ったのは・・・・。
「一体なぜなんだ?」
そこを理解したいのですが情報が足りなすぎると思うのです、絶対的に。
真也と結の結びつきの強さの理由を描いてほしい。こーいうことやるから強いんだよ、、、って描き方は嫌いなんです。そういう伝え方が嫌いなんです。これができるほどの結びつきがあるんだよ、って表現ではなく報告ではないでしょうか?
根拠がわからず動悸も不明なのでラストシーンについても違和感しかないのです。ここにも「なぜ?」が。もしかしたら、僕の知らない世界だからしょうがないのかもしれません。でも、だからこそ理解を深めるためにも描いて欲しかったなぁと思うのです。根拠となるものを。
さらに俊平の描き方がひどい。そのための道具にしかみえないです、失礼な言い方するけど。「きっとこうなんだろうなぁ」と都合よく想像することはできるけど、その行動に至るプロセスの積み重ねにこそドラマとテーマの本質が存在していると思うのです。そこが見えないのです。本作は「描写の数」が多いわりに、「本質」が伝わってこない作品でした。「好き」に理屈は不要ですが、「生活を伴う共生」には理屈は必要。どーにもこうにも二人のママゴトにしか見えなかった。
この監督だからこそ描ける本質があるんじゃなかろうか?なんて思います。それが見たかったです。
残念でした。
生き方が共鳴して互いに共生感を感じられる相手
俳優陣がやや経験不足で演技が熟(こな)れていないように感じたのと、登場人物の見た目の経年変化が一切考慮されていない点で、作品としての評価はあまり高くできない。しかし物語としては面白い。男女がくっついたり離れたりするのはよくある話だが、それがトランスジェンダーのカップルとなると、話が複雑になると同時に、社会性も帯びる。
第一次性徴の性別が異なるカップルであれば、トランスジェンダー同士でも生殖は可能だが、もともとが同性のカップルは子供を作ることができない。子供がいらないのであれば問題ないが、子供を欲するカップルの場合はいろいろな努力が必要になる。ノーマルなカップルでも不妊に悩む場合があるのと同じだ。
誰でも将来は不安だ。トランスジェンダーであれば尚更だろう。将来のことを考えて節約し、預金している人も多いと思う。欲しい物があってもなるべく買わないで我慢する。本作品のユイがそうだ。しかしシンヤは違う。将来も考えるが、いまの時間を充実させることも考える。掃除機を買い、ユイのための買い物もする。
ユイはシンヤよりも不安だ。それにセックスの不満もある。子供をどうするか。将来の願いを叶えようとすれば、相当な金がかかるのは誰にでもわかる。何がなんでも節約して金を貯めなければならない。だから最低限の生活必需品でないものに金を使うシンヤの能天気が許せない。ふたりは金の使い方の違いから、人生の方向性の乖離を自覚することになる。
結論から言うと、シンヤが正しいと思う。人生は不確定要素が満載で、10分後に大震災が起きないとも限らない。帰宅したら火事で家がなくなっているかもしれない。綿密な計画を立てても、そのとおりに進むことはまずない。順風満帆な人生などというものは、振り返ったときに初めてそう言えるのであって、未来に順風満帆な人生が約束されることはあり得ない。
金を貯めることに執着して、いまを我慢し続けることは精神衛生上もよくない。金だけでなく時間を節約することも大事だ。掃除機や洗濯機を買って時間と労力の節約になるのなら、買ったほうがいい。出来た時間で仕事をすれば、すぐに元が取れるし、費用対効果も十分である。ユイがシンヤの考え方を理解するまでに相当な時間が必要だった。
金は必要なことに使うべきだ。何が必要で何が必要でないかは人それぞれでいい。それが生き方というものだ。ユイとシンヤが互いに惹かれ合う理由は不明だが、生き方が共鳴して互いに共生感を感じられる相手と一緒なら、コンプレックスや疎外感から救われる時間もあるだろう。それが多分「フタリノセカイ」なのだと思う。
二人が選んだ道の尊さ
自らもFtMの監督によって描かれるトランスジェンダーの物語。MtFを主人公に据えた映画は多いが、FtMが題材に採られるのは珍しいのではないか。劇中、真也が乳房を露わにするシーンが何度かあるが、大変自然な作りでどうやって撮影したのか知りたくなった。
埋没して生活しているトランスジェンダーにとって、事実を明かしていないパートナーにいつどうやってカミングアウトをするのかはデリケートで難しい問題である。今作ではそれが意図しない形で伝わってしまい破局の原因となるが、ではどうすればよかったのかとなるとケースバイケースでもあり、絶対の正解はない。
一方でシスジェンダーでヘテロセクシャルの結にとっては、隠し事をされていたことももちろんだが、自分は同性愛者ではないという思いがあるから、簡単に真也を受け入れられない気持ちもよく理解できる。最終的にはシスだのトランスだの、ホモだのヘテロだのは関係ない、個人である相手のことが好きなのだとなるにせよ、いきなり現実を突きつけられて抵抗感があるのは無理のない話だ。だからこそ、後半に二人が改めて惹かれあう展開が感動を呼ぶのだ。
物語は後半意外な展開となり、俊平が二人にとって重要な存在となりつつ、最後は思ってもみないところに着地をする。「フタリノセカイ」を成就するために真也と結が選んだ道は驚きの連続であり、特に着地点は予想だにしなかった。一度見てほしい。二人が選んだ道に尊さを覚えるのはわたしだけではないはずだ。
なお、作品は行間を読む力を必要とする点の描写の連続であり、うっかりすると筋が追えなくなるかもしれない。いくつかの重要なポイントがあえて描かれなかった理由は、言葉にするのは難しいがなんとなく分かる気はする。抑制の効いた描写には好感が持てるし、この物語が如何に扱いの難しいテーマに取り組んだかということでもあろう。昨今同様なテーマの作品が増えてきた中、この映画が多くの人に観られてほしいと願う。良い映画だった。
何だか観ているのが辛かった。 だけどこんな愛の形もあるんだと思えた作品で良かった。
ドキュメント番組を観ている様なリアルな感じも良かった。
弁当屋で働くトランスジェンダーの真也(本名:愛)。
保育士のユイ。
この二人のラブストーリー。
真也役の坂東龍汰さんは適役!
ユイ役の片山友希さん。
メガネ姿が美しいけどメガネ無しは更に美しい(笑)
お互い愛し合っているものの、別れてしまう展開。
軽自動車の中での会話が辛い。
ある場所で再会してから再び交際が復活。
弁当箱の蓋の裏に真也な書いたメッセージが良い。
オカマの添田のポイントは高め。
二人が子供を作ろうと悩んだ結果に何故か共感してしまう。
喫茶店での会話に泣ける。
ラストのシーンは直接的な表現だったけど間接的に表した方が良かった印象。
真也が使ってる黄色いショルダーバッグ。
何年使ってるのか?
気になります( ´∀`)
タイトルではわからない感動。
トランスジェンダー の題材を
あざとくなく日常に描きつつも
トランスジェンダーだからこそ起きる予想外の展開。
まさかこの手の“ロハス的演出”で
ああいう理由で泣くとは思わなかった。
サラリととんでもない事を描くので
めっちゃ観入ってしまう。
マスコミオンライン試写で観たのだが
これは来年1/14の公開後も劇場に行く予定。
もう一度観たい作品。
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