「丁寧にシビアな心理を描く良作。」カード・カウンター さかもとさんの映画レビュー(感想・評価)
丁寧にシビアな心理を描く良作。
ポール・シュレイダー監督、脚本。ようやく日本でも公開とのことで観に行こうと思っていたら、上映館が少なすぎて…。
久しぶりに座間まで足を運ぶことになりました。
贖罪と復讐、戦争の傷跡が主軸で、家庭崩壊のトラウマ、心に負った傷の深さなどの心理状態を、古き良き感じの映像で丁寧に描いている。
自分を許そうにも、それができない。胸を打つ。
ちなみに、タイトルからの印象だけでギャンブラーものの映画を期待するとなんじゃこりゃ!となると思いますw
あくまで心理描写の作り込みで魅せるタイプの映画なので、それほど凄惨なシーンがあるわけではなく。
美しい場面と、いい音楽。良作だと思います。
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