配信開始日 2021年12月31日

ロスト・ドーターのレビュー・感想・評価

全33件中、1~20件目を表示

4.0見る側の価値観をあぶり出す謎かけ

2022年3月10日
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ニコ

3.5一筋縄ではいかない魅力的な要素満載の海辺のドラマ

2022年1月6日
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怖い

海辺の街に1人バカンスで訪れた中年の大学教授、レイダが、ビーチで見かけた若い母親と幼い娘のやり取りを見て、とんでもない行動に出る。そこには、レイダが過去に置いてきた娘との苦い思い出が関係しているようだ。 そこから始まる物語は、中年女性の旅先の恋を描いた『旅情』でもなく、南仏の別荘を訪れたミステリー作家が、そこで出会った奔放な若い女性から創作意欲をもらう『スイミング・プール』でもなく、つまり、ラブロマンスでもミステリーでもない。レイダが抱え込む心の闇が、女性にはあって当たり前のものとして語られる母性への葛藤と結びついていることがわかる、けっこう斬新でチャレンジングな内容だ。そこが監督のマギー・ギレンホールが本作に託したテーマなのだろう。簡単にジャンル映画にカテゴライズさせないという意気込みを感じるのだ。 美しすぎる若妻、なくなった人形、若くてハンサムなビーチボーイ、鍔の広い麦わら帽子を止めるハットピン、それらが話の端々に危険なアイテムとして挟み込まれている。こんなにダークなオリビア・コールマンは見たことがないし、ダコタ・ジョンソンの洗練された身のこなしには引き込まれる。一筋縄ではいかないが、映画ファンの興味をくすぐる要素満載の1作であることは間違いない。

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清藤秀人

4.0かなり濃いいが名画感漂う

2024年9月5日
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初めて観る監督の作品だが聞き馴染み多い役者陣と、夏の終わりの海を感じたくて鑑賞。 何となく不穏な空気の中、クセは強いがなかなか味のあるオープニングに期待高まるが…なんだこの独特過ぎる作風は。至近距離からのカメラワークも本作の生々しい雰囲気に拍車をかける。 そしてタイトル通り「娘」がテーマなのだが、幼い女の子の無邪気で残酷な面が絶妙に表現されていて、いたたまれなさが胸に突き刺さる。 そして、役者陣の演技も闇がうまく表現されていて凄みすら感じる。オスカー女優オリヴィア・コールマンは言わずもがなだが、ダコタ・ジョンソンのヤンママ熱演ぶりも想像以上にはまっていて印象深い。 これはかなり濃い作品だが、どことなく名画感も漂うあたり、個人的には結構好きかも知れない。

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いけい

3.5子育て女性の生き方の分岐点の苦悩を理屈でなく感覚的にクローズアップした作品

2024年1月3日
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鑑賞方法:VOD

他の方のレビューを読むと、推測ながら女性の方々の評価があまり高くなく、男性がやや高めかと思われる。 これも推測なのだが、女性にとっては自分の嫌な時期を思い出させる心理的な抵抗があるのではないか、そして男性はこれだけ若い母親の感覚的な子育てと自由や性欲、社会的な承認欲求との葛藤を見たことがないから、ついつい高くつけてしまうのでは…?? ま、全部想像であるww できるだけ正直になろうとするなら、残念ながら小生にはこうした子育てする若い女性の妻であり母であり社会人であり…という生き方の分岐点の苦悩や、一時的にも母性を捨てた心的外傷は理解できかねる。だから、「ああ、こういう感情や欲望のアマルガムに晒されてるんだろうな」という感想しか出て来ない。 主人公が一時、娘を心理的に捨てても、その後は母娘関係を復活させているし、決して大事に至ってしまったわけではないが、大事に至ってしまう母子も多数いる。その根底にはこうした苦悩があることを、理屈ではなく感覚的にクローズアップして描いたのが本作だと、小生は理屈で理解するw こうした苦悩は恐らく日常では「誰でも経験していること」と、大きな問題にされることもないので、いざ映画作品になってみると斬新に見え、大きな映画賞で話題になったのではなかろうか。 ただ、これらに加えて、日本には渡る世間は何とやらの恐るべき嫁姑問題があり、鬼姑に捕まったら生涯ブラック企業就職などのジョークもあり、確かにこれじゃ結婚なんかしたくねえだろーなwなどと余計なことを思ってしまうのであった。

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徒然草枕

3.5自由に生きることは、孤独に生きること

2024年1月3日
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tyonmagekun

3.0ダコタ・ジョンソン綺麗

2023年8月1日
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2023年7月31日 映画 #ロスト・ドーター (2021年)鑑賞 主演の #オリヴィア・コールマン の演技はさすがだが、脚本的には今ひとつしっくりこない。育児ストレスで、子供を捨て仕事上の上司の元へ走るのは分かるが、そこから後の展開がはっきり描かれていないので何だかな?という気持ちになる。

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とし

2.5意味不明

2023年3月17日
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ジャーニー

1.0見る人を選ぶ作品。

2023年3月2日
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鑑賞方法:VOD

難しい

子供を持つことで発生する「母」という女性にとって束縛的な面を、一度娘を捨てた母親の追想で描き出す作品。ギリシャで1人休暇している現在パートと、子育てに自分の諸々を抑圧されている若き頃と、渾然とした構成で進んでいく。特に現在パートでは敢えて観る者にこの母親に移入させない作りで、不条理劇のような緊張感を狙っている様だが、スローなテンポでただただ焦れったい。何かのメタファーになってるんだろうアイテムも幾つか出てくるが、その意図も良く解らんままだし、トラウマを克服したきっかけも明確になっていないから後味も非常に悪い。かなり見る人を選ぶ間口の狭い映画で、正直男というのが多分に在るのだろうが、何を云わんとしてるのかまるで良く解らん映画だった。

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Y.タッカー

4.5中二病の女の子を相手に、平穏無事に過ごせたはずがない

2022年11月24日
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When I am 75♥️

3.5女性というものは全て母性を持っているものだと錯覚しがちな男の意識を揺さぶるようなドラマかな。マギー・ギレンホールが監督だと知って成る程と思った次第。

2022年4月13日
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もーさん

3.0気持ちがずっとザワザワとして居心地が悪く、感動も共感もないまま終わ...

2022年3月30日
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気持ちがずっとザワザワとして居心地が悪く、感動も共感もないまま終わってしまった。このザワザワ感はコールマンの見事な演技によるもの、この巧みな演技力だけが光っていた。

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tsumumiki

3.5子の心親知らず

2022年3月28日
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悲しい

知的

難しい

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近大

4.0始まった瞬間から

2022年3月27日
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なんだか知らないが、見始めたその瞬間からものすごく雰囲気が良かった。構図やら、色やら、音楽などが相まってとにかく良い感じ。そしてそれは最初だけではなくて最後までオシャレで、カッコ良かった。主演の女性の魅力もかなりあったと思う。彼女の演技、表情には常に惹き付けられた。 ある女の人生の後悔や罪悪感や劣等感や嫉妬なんかのごった煮を、めちゃくちゃセンス良く堪能しました!

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かーりー

2.0いやーな気持ちになる映画

2022年3月15日
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もっとうまく生きれば良いのに。

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ボケ山田ひろし

3.0子育てはみんな大変

2022年3月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公(オリビア・コールマン)は大学教授、バカンスで海辺のホテルにやってくる。 ビーチで見かけた母娘から、自身の二人の娘との体験を思い出し、精神のバランスが崩れ始める。 子育ては楽しいときもあるからしょうがないよ。

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いやよセブン

3.5ロスト・ドーターなお話…

2022年3月5日
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リゾートの浜辺に現れた中年女性。 彼女はなぜここに現れたのか…。 前半何の話?って感じだけど、だんだん重い話になっていくのよね。 現実でもよくある話だと思う。 まさにロスト・ドーターなお話… いや、Abandoned daughterな話。

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キブン

4.0みせますね

2022年2月23日
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マギー・ギレンホール特に気にしたことのない女優でしたが監督のほうがいいかもしれません。タイトルとか最初の方の描写で娘を亡くしたのかと思って見てたけど一筋縄では行かない。周りの人も善人なのか悪人なのかこちらも一筋縄ではいかない。オリビア・コールマンって女王陛下のお気に入りで初めて認識したけどホントにいい女優。この人の不安な表情ってこちらまで不安になる。

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三毛猫泣太郎

3.5理解が難しいけど共感はできる

2022年2月21日
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鑑賞方法:VOD

海辺のコテージで一人バケーションを過ごす中年女性の不可解な言動。少しずつ明かされる彼女の過去を知ってもなお、全てが理解できたわけではありません。 ですが、母親になること子供を育てることの過酷さや代償がダイレクトに伝わり、後悔や自責の念での苦しさに胸が痛みました。 「私には母性がないの」という台詞、刺さりました。 やっぱり子供を産み育てるって、生半可な覚悟じゃできないことだなぁ…。 曖昧な表現に終始しなかなか難解な造りでしたが、不思議と退屈せずに観ることができました。

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まだまだぼのぼの

1.0何なんだよ。この気持ちの悪い映画は。

2022年2月19日
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劇中のセリフ「あんたビョーキよ」その通り。 いい年したメンヘラのおばさん。 知的な映画ですよ~の傲慢な演出が腹立たしい。 自己満足マスターベーション映画、何の益もない、waste of my time. ちなみに私も子供が嫌い、だから生んでません。 己を知らずに人生の選択間違えて後悔してる奴とか、ほんと女々しくて嫌い。

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sarah

3.0成功と挫折

2022年2月16日
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大学の教授が滞在型リゾートに仕事できていた。 彼女はどこから見ても成功者。自分の道を堂々と進んでいるように見えた。 でも、彼女の中には蓋をしてしまい込んだ闇があった。 リゾート地のファミリー、妊婦、子育てに悩む若いママ、 これらが引き金となって、過去の闇の中に落ちていく。 子育ては自分の違う面が垣間見えて怖いことがあるけれど、彼女も思っていたより向いてない自分に戸惑ったのではないか。逃げ出して戻ってきたけれど、大きな挫折感となって残ったのだろう。 主演のオリヴィア・コールマンの演技は素晴らしかった。

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