劇場公開日 2022年11月18日

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ある男のレビュー・感想・評価

全500件中、161~180件目を表示

4.0深くて重い

2023年3月12日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

こんな映画を集中して見るのが、大変心地好い
あなたは誰?私は誰でしょう?
私の歴史は私には大切ですが、あなたには関係ない
妻へのLINEは意味深い
最後何て答えたのか?

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daikokumai

3.0またそれか。

2023年3月11日
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鑑賞方法:映画館

生まれ、育ち、出身、学歴。それに伴うステレオタイプなレッテル。そんなフィルターを通して、大概は人は人を判断する。少なくても相手を深く知るまでは、そんな手掛かりをもとに、自然と相手を知ろうとする。ただし、この作品は相手を深く知れば知るほど謎が深まり、結局は血脈に行き着く。「またはそのパターンか」と辟易してしまった。
ラストの香織(真木よう子)のスマホへの不倫メールのシーン。あれ、いらんだろーよ。
日本アカデミー賞8冠は、正直嘆かわしい。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

3.0本物はどこに

2023年3月9日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

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まさのすけ

4.5素敵な映画、そして安藤サクラ

2023年3月8日
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安藤サクラの演技を見るだけでも価値がある
冒頭のシーンの表情から凄い。

もちろん映画としてのできも素敵
「人とは何か」を練られた構成で、しかし静かに落ち着いたテンポで考えさせる。
ひとつひとつのシーンに込められた意味が迫る。
ラストシーン。そう、他人の人生を語ることが自分の来し方行く末を考える事になる。

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tacohtk

4.0演技に魅せられ、ずっしり心にくる映画

2023年3月6日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

キャストが豪華で割と楽しみにしていた作品。
序盤から窪田さん安藤サクラさんの静の演技に引き込まれた。
さすがだった。ずーっしり重ーいあの感じが出せるのすごいなって。
でも、自分の理解力無さすぎて、妻夫木さんが調査してる途中の場面で混乱しかけた。
親のこととか家柄とか生まれた時から決まってしまっていること、どうしても変えられない過去、いろいろ抱えて抱えきれなくなってこの映画のある男のようになってしまっている人が現実世界にいてもおかしくないよなぁって思えた。
最後の最後に主演がなんで妻夫木さんなのか種明かしされるあの終わり方も好きだった。

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流星の水菜

4.5愛する人のなにを見ているだろうか。

2023年3月5日
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鑑賞方法:映画館

肩書きやカテゴライズされた要素はどれ程の意味を持つのだろう。誰かを愛するとき、その人のなにを見ているだろう。そんな問いかけを感じました。

平野啓一郎原作の脚本は期待を裏切らない密度で、平野さんが提唱する分人主義をベースに、戸籍ロンダリング、死刑制度、ヘイトスピーチなどをテーマに取り入れています。哲学的でありながら物語である意味を強く感じる主張がありました。
「戸籍を入れ替え生き直す。それぐらいのことをしなければ生きていけない人もいるんだ」特に印象に残った台詞です。

ミステリー要素も濃く、サイコホラー感もあり迫られるような音の使い方は追い詰められる、逃れられない、そんな登場人物の感情と観客をリンクさせる演出で追体験させられているようでした。映画館で映画観てるなあ。という実感を強く持ちましたし、素直な感想は「怖かった」です。

場面によって主人公が変化する構成も面白かったです。複数人の人生に焦点を当てているため登場人物も多いのですが、煩雑さもなく流れが入ってきやすかった。
極力情報入れずに観たため、次々出てくる演技派俳優に驚き、笑みが溢れてしまうほどお芝居に圧倒され続けられました。
里枝の息子役坂元愛登さんもお芝居素晴らしかったです。間の取り方空気の作り方の事実っぽさたるや。この2人のシーンは台詞演出ともに良いものばかりで見どころの一つです。

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ゆちこ

4.0買わないと何か悪い店には入りづらい

2023年3月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

結婚相手の男が実は誰なのかが分からない。
その理由をひもといていくミステリー。中々面白い作品である。
物語の流れで主人公が変遷する。

良い点
・お経のリズムに敏感な妹
・刑務所の人

悪い点
・難解な交換
・そっくり
・むしろややマザコン

その他点
・在日
・調査費用

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猪古都

4.0現代版「砂の器」

2023年2月25日
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鑑賞方法:映画館

人間の宿命を描いた不朽の名作「砂の器」を思い出した。
ところどころ分かりにくかった部分は原作を読んでフォローしたいと思う。
いずれにせよ今年の映画賞レースのトップを走る作品であることには納得できた。
演技陣も素晴らしかった。

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SHOT

5.0映画を見る事

2023年2月9日
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2022年いろんな映画を観てきた中で1番面白かった作品。

素晴らしい映画体験だった。
エンドロールで感激のあまり震えが止まらなかった作品。久しぶりにそういった作品に出会えたし、生涯のベストに入る作品。

ドラマ的な展開やミステリー要素などを期待すると地味な印象かもしれないが、俳優陣の方々の演技にスキがなくこれほど見応えがある作品は滅多に出会えないと思う。

妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝という豪華なメインキャストの方々の演技は群を抜いてよかった。安藤サクラさんの人妻の色気が漂っていた感じとか、妻夫木聡さんの演じる城戸の葛藤や自分を見つめ直す姿とか。特に窪田正孝さんの役はめちゃくちゃ複雑でやりづらそうなキャラクターだったのにも関わらず、それを上回る様な印象的なキャラクターになっていた。凄まじい迫力を感じました。これはもう助演男優賞になるでしょう。

原作者、平野啓一郎先生が唱える分人主義がテーマになっている本作。対人関係ごと、環境ごとに分化した、異なる人格があるという考え方。中心に一つだけ「本当の自分」を認めるのではなく、それら複数の人格すべてを「本当の自分」だと捉えること。今の世の中は、SNSだったり、職場だったり、学校や環境、過去や現在によってキャクターを演じなければならないシーンと、個人の個性のギャップに悩んだり、もどかしく思う事で疲れてしまうシーンに溢れている。そんなん気にするなとシンプルに考えられる人もいるのかと思うけど、実際状況に合わせて変化させることに疲れている私にとって窪田正孝さん演じる謎の男Xと謎の男を追う中で、自らのアイデンティティを見つめ直す妻夫木聡さんの演じる城戸の姿はとても印象的だったし、刺さるものが多かった。
エンターテイメントとして一級品なのは間違いない中で、映画の見せ方、ストーリーの構造の描き方が感激だった。

映画の構造的に面白いのが、謎の男Xを追う城戸という状態が正しく"映画を見る事"に近い状態になっていて、その城戸を追いかけている観客までもがシンクロする感覚になっている。そしてラストのあるシーンで観客と主人公が混ざり合う様な強烈なカタルシスを味わうことがこの映画の1番の面白さと人生の機微を体験できる描き方が本当に本当に凄まじかった。映画を見る事で自分の内面を見直す、なにかヒントがもらえる事が映画体験の醍醐味の一つ。城戸とXを見つめることで自分のあり方を考えるキッカケになる様に出来ている。

野村芳太郎監督や、松本清張作品、安部公房作品の映画が好きな私にとっては大変心打たれる作品だった

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しょうへい

4.0差別

2023年2月7日
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悲しい

興奮

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ミカエル

3.5妻夫木をキャスティングした意図

2023年2月3日
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作品はしっかりしたストーリーで終始楽しめました。

この作品から感じた事は、どんなに努力して手に入れた立派なステータスやどうしようもないコンプレックスがあろうとも人生の幸福度や満足度はその個人にゆだねられているという事だと思います。

変わりゆく多様性の時代へ
いかに自身を強く持てるか
自分の幸せは自分で決めましょう

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カノキ

4.5タイトルに秘められた意味

2023年1月25日
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人の人生を生きたい人もいる。

だからこそ自分の人生を愛していこうと思った映画。

キャストも豪華で見応えあります。

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BIGGIE

4.0人間ドラマと形容するに相応しいミステリの奥深さ

2023年1月24日
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泣ける

怖い

知的

これは人間ドラマらしい。評判と共に聞こえてくる声に納得。つい踏み入った感想が流れてくるのもわかる作品。それほど人間は深いのだから。

私の愛した男は、別人でした。そんな衝撃から始まる作品。しかし、意外にも予告ほど不穏なモノではなく、たまたま空いてしまった穴に彼の人生は何が埋まっていたのか、それを静かに掘り続ける作業の作品なのだ。人間ドラマだからという意味ではなく、ある男のドラマなのだと受け入れる。そこになんとも言えない不気味な影と踏み入った表現によって、捻りの効いた味付けへと変貌している。多くは語らないが、よく使われるあの言葉が端的に表現できる。

他人の人生に踏み入ることへの危うさと好奇心が混ざり合いながら、その証明を手繰り寄せる様は時折スリリング。そして、もっていた温かさがまとわりついてくる。観た人たちは一緒に受け入れる。時に、無意識に刷り込まれた外野の言葉と共に。その見せ方が何とも上手く、恐ろしい所でもある。石川慶監督の凄い所は、ドラマの核は外さずとも、見える描写と台詞をバランス良く組み立てながら、分かりやすくも深く付いてくる所だ。光と影が何を映してくるのか、その余白を埋めていく型が何より上手い。

主演は妻夫木聡さん。『愚行録』も観たので、このタッグは何とも嬉しかった。ただ、安藤サクラさんが主演だと思っていたのも事実。どちらかと言うとテラーに近い。そして窪田正孝さん。今更ながら多彩な演技に驚かされる。今年はつくづく痺れることが多い。随所まで配置された豪華さが作品の奥行きを生む。またまた凄い演技力を見せる河合優実さんは本当に凄い女優さんである。一部キャラのディティールに濃淡が薄く勿体なく感じたが、それでも最後まで緊張を切らさない配置は見事だ。

たまたま今日、報知映画賞が発表された。作品賞を獲るのも納得である。そして、観た人でないと見えない真実を語りたくなるのもまた、ミイラ取りの様である。

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たいよーさん。

4.0何がほんとか?

2023年1月21日
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人を見抜く力ないから困るなぁ。

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ふさ

2.0静かにじっくり観たい

2023年1月18日
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静かに淡々とストーリーが進む。
だけど退屈しないし、自分で推理する余白もある。
メインストーリーはとても良かったです。

けれど自分的には「在日」という言葉が差別用語として連呼されるのが気持ち悪くて意味がわからなかった。
それって差別されるべきことなのかな。

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きみ

4.0安藤サクラ素晴らしい

2023年1月17日
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脚本の良さと配役の素晴らしさ
特に安藤サクラの演技の切り替えが素晴らしい
実家に戻ったばかりの演技、結婚した後の演技が別の人のように見える
地味な映画ではあるが、心に響く作品

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アップル

4.0自分が自分である事を 果たしてちゃんと証明できるだろうか

2023年1月16日
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鑑賞方法:映画館

人は産まれた瞬間から逃れられない運命を持っているもので、
それは決して己の力では書き換えれない。
それが運命

誰もがそこから自らの手で幸せを掴むべく毎日を過ごし生きていくものだが、
逃れられない運命を背負うことの苦悩やアイデンティティ(存在証明)を手放し
どこかにあるまっさらな空白のスペースに
全く別の自分の居場所を欲しているのかもしれない。
身近に考えると、SNSのなりすましや匿名投稿性もある意味同じかもな。。と。

「名前」「血族」「容姿」
目に見える確信で判断された結び付きよりも
「心」「愛」「情操」
目に見えない結び付きの方が大切なのかもしれない。

この映画でポイントになる
ルネ・マグリットの『不許複製』という絵画。
この絵画は描かれている人物の疎外感を表している。と言われているそうです。

ラストシーンの 妻夫木聡 さんの余韻は素晴らしくもゾッとした。
窪田正孝 さんと 安藤サクラ さんの空気感はさすがでした。

誰もがXになる可能性を抱えている。
大なり小なり差別や区別されて生きているから。

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甘酒

5.0マグリッドの複製禁止

2023年1月9日
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怖い

知的

冒頭の印象的な絵画、調べるとジュルレアリズムの画家、マグリッドの複製禁止という絵画らしい。
顔の見えない、判別不能な男、まさしくある男からのオープニング。
好む好まざるに関わらず、持って生まれた自らの出自、それを武器に人生をのし上がっていく人もいれば、それを消し去りたい人も多くいるのだろう。
妻夫木聡さん演じる弁護士も消し去りたい1人。
自らを仕事、結婚含めた武装、そして帰化という合法的な手段で消し去る努力をしてきた人。
きっと、これまでは無意識に実行してきたのだろう。
しかし、窪田さん演じる偽大介が出自を消し去り、自分個人としては充実したわずか4年を羨ましく感じる。
社会的とか、金銭的とかでなく。
武装解除できるのは、バーでのみ。マグリッドの複製禁止に勇気づけられて。

演者は皆さん、素晴らしかったです。

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AKIRA

3.0そう単純に善悪分けられるのか?問題

2023年1月9日
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komagire23

3.0作り込み過ぎな感じ

2023年1月8日
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途中までは面白かったんだけど凝りすぎてしまった印象。もう少し時間がたったらもう一度観てみよっかな。
俳優陣は豪華。なかでも柄本明の存在感たるや。。。

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らまんば