ある男のレビュー・感想・評価
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内容が全く思い出せないが
最後の妻の不倫がバレるシーンが物凄く印象的。
あと妻夫木君も演技が本当に上手で
こんな感じの器用な男いるよねという感想。
血のつながり
事実
すごくテンポが良くて観やすい作品でした。
過去は変えられない。
自分の力ではどうにもできないことだって起こる。間違いだって起こす。
そんな過去を、どうしようも無い今を捨てたいと思ったことない人はいるのかな。
過去なんてどうでもいい。
そう言ってくれる人がそばに居たらそう思えるのかもしれない。
でも記憶にも、記録にも過去はついてくる。
人種差別だって、過去を見てるから起こること。
今だけを見られることができたら、色んな問題が解決するのに。
でもそういう訳にはいかない。
大切な家族がもし殺されたら、私は犯人が生きることは望めない。
事実はその人にとってひとつだけど、人の数だけ事実があって、過去を変えたいと願う人は、人になりすまさないと人生を変えられない人が、今この世界にいる。
お芝居の技術が素晴らしかったです。
その人としてそこにあること、それはどんなに難しいだろう。
ドキュメンタリーを見ている感じ?
在日3世、殺人犯の息子、何気なくレッテル貼りされ、本人にとっては息のつまる生活の中で、個人のアイデンティティや本当の幸せとは?という映画だったと思う。テーマはしっかりしていてカメラワークも良いし、全体的には悪くはないのだが、あまり抑揚がなく、のめり込むという感じよりは少々眠くなった。深いテーマで書かれている原作を真正面から映画化すると、どうしてもこんな感じになってしまうのかもしれない。ドキュメンタリーを観ている感じかな。原作のつくり自体が映画化しにくいのかもしれない。
6-72
タイトルなし(ネタバレ)
①誰って思って調べてそれ紐とくのなら、2人目ももう少し内容あってもよかったかなって思います。②ボクシングジムで正直に言えたんならどうして結婚するとき嫁に言わなかったのか・・・。③安藤さくらさん、申し訳ないけどそんな店頭で声かけるほど可愛らしさもセクシーさもなく、だったら2人が惹かれた詳細ももうちょっと細かくあってもよかったのかなって思いました。お兄さんがこれは弟じゃないって言った時も執拗に言いかえしてたのも…好みじゃないのかなあ演技が(汗)
タイトルなし(ネタバレ)
自分の過去を消したくて、何度も別の人生を上書きしようとする。他人の傷を背負ったふりをしなければ生きていけない人
そんな彼がはじめて自分の居場所をみつけたが、どんな名前で生きていたって、その人が選んだ人生だったら、目の前の大祐だけみて、消したかった過去、里枝には絶対に知られたくなかっただろうことを、無理に暴き出す必要なんて無かったのかもしれない、、
里枝と大祐の実の兄が、この遺影は別人だ、と遺影の前でやり取りするシーンは笑えた
谷口視点で見たかった
「自分じゃない誰かになりたい」、自分も凄く同じことを思うから、凄く引き込まれて見てしまった
残酷な世界で儚くも強く生きようとしてる谷口の姿が魅力的だった
弁護士の城戸が彼の生い立ちを紐解いていく物語なので、仕方がないが、谷口視点で見てみたかった
最後の「全てがわかった後に知らなくてもよかったんじゃないか」(安藤サクラ)というセリフが愛に過去も生い立ちも本当の名前も関係がないことを物語っていて素敵だった✨
不許複製 / Not To Be Reproduced
不許複製 / Not To Be Reproduced
エドワード・ジェームズの肖像
映画で重要な意味を持つアイコンから始まる映画
全般的に、好きなトーンである
が、内容が身近なだけに、少し引いた目で見てしまったかもしれないし、そうはならんやろ感はあったものの、役者たち、特に安藤サクラ演じる里枝の息子役の悠人くんの好演に引き込まれて、よくまとまっていた。
戸籍を売買してまで、自分の過去を打ち消したい男たちの話。
そこに存在している自分が自分であり、自分の過去なんて変えられないのにね。
その点には里枝が言及するのに、城戸(妻夫木聡)は、他の人の過去を自分の物語として語ってしまう。
うーん。その辺りは、原作そのものが甘いのでしょうか。。。。。それとも男は形式にとらわれる生き物だと主張しているでしょうか???
在日に対するヘイトを描くなら、そのテーマだけにしてほしい。上っ面で描くなんて、勘弁。
城戸が在日であることを恥じていて自分を、reproduceしたのだ、みたいなのって、わかってないなぁ、と社会の無知も痛感できる、まぁ勉強になる映画でした。
良い流れ
小説を読んだ上で鑑賞。
画の作り、演技も良かった。ただ映画では表現出来ない部分が多いので小説も読むとよりよい体験になると思う。「花ちゃんこーおもうよ」があったら良かったのに....それだけが残念。
安定の安藤さくら
ヒューマンドラマと、娯楽ミステリーの
人を深く掘り下げたテーマを持ったヒューマンドラマと、娯楽ミステリーを融合させたような作品だと捉えると、それに成功した作品だと感じた。
特に中盤まで、キャラクターが一定以上掘られることなくミステリー要素が際立っていた。X(原誠)と城戸いずれも「ルーツを打ち消したい」というジレンマ以外に掘り下げられた描写が見えなかったので「分人主義」を用いた評もちょっとしっくり来ないところがあり、ただ娯楽ミステリーとして楽しむモードでいた。
結局その部分はそれほどすっきり解消されたわけではないのだが、ラストあたりで急激にヒューマンドラマとしてまとまってきた。
本物の谷口大祐の行動がほぼ説明されていない事や、最も出演の長い城戸を軸に見るとテンポが悪かったり、ラストで不倫発覚するのが取ってつけたようなタイミングになるなど、気になるところは他にも多かったが、「原作がある作品の映画化としてはしょうがない部分があったんだろうな」と、冒頭に挙げたようにミステリーとヒューマンドラマの融合を狙ったものと捉えると良いテンポで引き込ませる力を持った作品だったと思える。
あまりにも退屈なお話
ここまでつまらない話で退屈なまま終わり。
枝葉まで言葉で語らないのは良いと思うけど、映画館で観ていたらお金返せと思ったでしょう。
ひとつ確かなことはこの監督の作品は二度と見ないだろうということ。
なかなか重いテーマでした
驚きがない
在日 死刑囚の息子
その生き方にフォーカスするのはよかったと思うが
正体がわかってからは退屈な時間だった。
この男はもっと別の顔があるのではと期待して
最後まで見たが説明されている通りの男。
ルーツに着眼するのはいいがその人がどんな苦しみを負って生きたかが
劇中ではそこまで触れられていないので
見た人の想像に委ねられている。
ある程度非難されて生きたり苦しい経験をしていたのは
思いつくがもっとそこに具体性があったら良かった。
窪田正孝がスケッチに描いた絵は何を思って書いたのか
父の呪縛から逃げられないことをあらわしたにしても
あそこまで嫌ってる親の絵を真似する心境が分からない。
死刑囚の息子だと観てる側に気付かせる為だとしたら短絡的すぎる。
原作は読んでいないのでもしかしたらもっと深い話なのかと。
普通の生き方をすることはとても難しいと考えさせられるが
その境遇に入り込めなかった。
全体的にだらだらと進んでいく感じがして時間が長く感じた一本でした。
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