「"この人大祐じゃないです"」ある男 さあああんさんの映画レビュー(感想・評価)
"この人大祐じゃないです"
"この人大祐じゃないです"
この言葉から物語は一変する。
夫が何者かわかった後、
知る必要がなかったかもしれないと里枝は言った。
夫と過ごした時間は確かに存在し、そこに愛があったから。
その人が何者かなど日々疑わずに過ごしていることに
気付かされる。
また、多くの人が、城戸のように、
自分は何者なのか?見失い、
どうしようもなく現実から逃げたくなった時、
他の人生を生きたくなる時があるのではないか。
妻夫木聡はじめ、安藤さくら、窪田正孝は
傷を負った過去をもつ人物をよく演じていて
流石であった、脇を固める俳優陣も良かった。
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