「柄本明さんが表現する闇の深さは見る者の心の闇にも迫ってきます」ある男 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
柄本明さんが表現する闇の深さは見る者の心の闇にも迫ってきます
ええ、そうなんですよ。
高校時代はドラフト候補にも名前が上がったんですが、三年生の県予選で肘を壊して甲子園は諦めました。
その後、猛勉強で地元の国立大学に入り、研究室とちょうど立ち上げたばかりの地元の産直店のネット販売やふるさと納税とのコラボ事業を軌道に乗せたところで事業を後輩に譲渡しまして…
今度はその資金を元手に、自分の好きな映画でも作ろうかなと。主演の姉妹は長澤まさみさんと広瀬すずさん、監督はもちろん是枝裕和さんで…
(いや、それもうあるから❗️)
なんてなりすました人生を半年でいいから送ってみたい。
原作の良さをちゃんと活かしつつ、弁護士城戸の人生とある男の人生(この人生を架空と捉えるのか、3年9ヶ月の〝事実〟を含む本当の人生なのかは鑑賞者それぞれに委ねられる)をパラレルに進行させる。そして、戸籍ブローカー(柄本明さんが強烈に真骨頂を発揮❗️)を通して、この社会の闇の深さとおぞましさもまた強く印象に刻まれる。
要所要所に適材適所の実力者俳優を贅沢に配置しているから、雑と思われるようなとってつけた描写にはならないし、むしろ完成度を高めている。
(勿体なくも嬉しい限り‼️)
原作既読の上で、大変満足度の高い映画でした。
グレシャムの法則さん
お返事ありがとうございます。
見終わった後話し合い出来る映画ですね
皆さんの意見がこんなにあるなんて後からとても良い映画だったと噛み締めました!
こんにちは!
最後の解説有難う御座いました!
そうか、浮気に在日と悩みはありましたからね、それで、だったと言う事ですね。
分かりやすく有難う御座いました。
助かりました😞
アプソさん、あささん
コメントありがとうございます。
出自のような自分の努力ではいかんともしがたいことで生きづらい人にとって、〝あの男〟への共感はいつの間にか、一種の憧れにもなったのだと思います。
社会的地位もあるし、こどももかわいいし、家庭を壊すつもりはない。
でも、妻と義父母からの現実逃避を、知り合いに会うことが無いようなバーで、一晩くらい演じてみてもいいよね…⁈
恐い妻からの現実逃避という点では、私もよく分かるというか😅
話の骨格を押さえるという意味では大丈夫だと思います。
原作者のファンの方からは、社会問題の課題設定の仕方とか理解などの面で表面的過ぎる、とか曲解される、とかお叱りを受けるかもしれませんが。