劇場公開日 2022年5月6日

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死刑にいたる病のレビュー・感想・評価

全409件中、321~340件目を表示

5.0ちょっとグロい、最後まで予想不能

2022年5月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

白石監督っぽい暴力とグロさ。テレビでは放送出来ないかも。目を背けたくなるシーンと見入ってしまうシーン。

阿部サダヲと岡田健史の怪演も良かった。
特に阿部サダヲは狂気。サイコパス。でも魅力的。

前情報なしで見はじめて、たぶんこういうことなのかな?と思いながら見ていました。その通りの部分とまったく予想外の所とバランスが良かった。そして最後は、、、どうなるのか。

退出時、いろいろなところで、こういうことだよね?という声がたくさん。こうなる映画は好き。

原作は読んでいませんが、小説のネタバレサイト読むと分かります。原作と同じ話のようで違う話でもあります。絶妙なバランスのような気がします。特に「灯里」の辺りは映画の方がゾクゾクします。

さすが白石監督。

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だるまん

3.0刑務官、お前もか

2022年5月8日
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怖い

かつて顔見知りだった24件の連続殺人事件の犯人から手紙が届き、立件された9件の内1件は冤罪との話を聞かされて、真相を追う大学生の話。

いずれも17~18歳の高校生が被害者である中、冤罪を主張する1件は26歳、しかも被害の様相も異なるが、遺体が発見された現場の近くでの目撃情報から立件された、っていくら何でもそれだけでは状況証拠にも及ばずムリがありません?と感じていたけれど…。

話しの流れとはなかなか絡んでこないのに何度もみせる実家界隈とか同級生とかロン毛とか疵痕とか、ちょいちょいフッテはいたけれど、どんどん話が膨らみつつもズレて行き、不気味ではあるし面白いのだけれどちょいモヤモヤ。
結局、立件されるに至った証拠には触れないし。

指差しは他に人が通ったらどうしたんだろう?それも慢心?まあ、そういう人を選んでいるってことなんだろうけど…。
これはこれで面白かったけれど、主題の様に謳っていた冤罪云々の話がちょっと残念だった。

それにしても登場人物みんな…自分なら間違いなく榛村指差すよなとか思ったりした。

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Bacchus

2.0病は感染して流行するまで時間がかかる

2022年5月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

単純

興奮

甘言で懐柔してから相手の絶望する顔で興奮する異常者の話を聞かされる大学生の話。

殺人と言う一線を超えてしまった人間へのリスペクトが少なからずある。
それは戦争で多くを殺した兵士に勲章が授与されるのと同じだ。
一線を超えた先にいる、自分が未知の領域に達している存在に憧れてしまうのは仕方のないことかも知れない。

サイコパスは大きく分けて秩序型と無秩序型に分類される。
今作の榛村は秩序型に分類されるだろう。
この手のシリアルキラーに関わるとロクなことにならないのは、火を見るよりも明らかなのだが、主人公だもの関わっていくのですよ。
ストーリーは次々に展開して面白いけど、主人公のウジウジ拗らせ具合が映画の速度を落としている。
自分の出自を疑ってしまうくらい機能不全な親子関係の中、一つ屋根の下で生活しているかと思えば一人暮らししている。
家とアパートの間取りが似ているせいか、主人公はどこで寝起きしているんだ?この部屋はどっちだ?と分からなくなる。
感情移入して楽しみたいのに、主人公が優柔不断でやっていることも探偵の真似事、つまらない日常で異常を見つけて興奮する10代のフラストレーションの吐口のようで痛々しい。
あれかな?友達いないのを拗らせて、いつか誰か自分の思考を100%理解してくれる他人が現れるはずとか思っているのかな。
そんなもんはいない。
登場人物がみんな不健康すぎて、心が不健康な自分に酔い過ぎて、サイコパスよりも怖い。
自分が生きていくために、習慣化するほど殺人を繰り返していた榛村の方がよっぽど自分の体調管理ができているように感じてしまう。

作中には拷問シーンも描写される。
ちと悲鳴が苦手な人の鑑賞はオススメしない。
ホラーを観慣れている人は物足りないかも知れない。
ツッコミどころが多い。
特にキーアイテムになる爪は、剥がして空気に触れるとあんなに綺麗なピンク色を保つのは無理だろうとツッコミたくなる。
私自身、怪我で生爪再生中の身なので剥がれた爪はそれはもうゴミ以外の何者でもない色をしている。
偽物だから、あんまり本物に近い描写をするとコンプラ的に難しくなるんだろうな。

話の展開も早くて、最後まで飽きずに鑑賞できるが、この胸のモヤモヤ感はなんなんだろう。
そもそも、タイトルが「病」を謳っているのに、殺人の衝動が感染していく過程があまり描かれていない。
ラストシーンでチョコっと芽が出たなくらいである。
それとも、関わりをずっと覚えてトラウマになることが「病」だったんだろうか?その辺がいまいちピンとこない。
感染力が低下したウイルスは新しい細菌の糧となって生き続けるってオチだったのか?
どちらにせよ、おかしいと思った時に即座に逃げられる瞬発力を身につけることが変質者と関わらない幸福な人生の送り方だと思う。

私が生活しているすぐ隣でも、誰かが人を殺してるかも知れない。
何かのきっかけがあれば、簡単に一線を超えて自分も人殺しができてしまうかも知れない。
それは自分が獣のような衝動を肯定し、理性をぶん投げた時に顔を出すのかも知れない。
と、自分のかも知れない恐怖に向き合う作品ではあった。

ただ、私は健康第一主義なので。
健全な精神に健康な肉体でもって普通の生活がしたいなぁと思いました。

デート向きではありません。
ホラーやグロ描写が大丈夫で、現実とフィクションを楽しめる友人との鑑賞をおすすめします。
観なくても、健康に生きていけるので、大丈夫です。

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@花/王様のねこ

4.0久しぶりに夜道が怖くなりました。

2022年5月8日
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怖い

知的

難しい

久しぶりに邦画のミステリーサイコサスペンスを見たが、もう怖い、やはり見終わった後の後味の悪い感覚、
ドッと疲れる感じ…はぁ、、なんだかなぁ、、怖い。

そして結構グロい、痛い
これグロい系苦手な人はダメなんじゃないかな
なんだか恋人とは見たくないなと思っちゃいました。

…まぁ恋人いないけど、

ゾクゾクしたい人は是非。
グロ苦手な人は目隠して見てください。

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るお

2.0辛気臭い映画

2022年5月8日
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とにかく辛気臭い。

予告見て面白そうだったから見たけど、見なければよかった。
「羊たちの沈黙」みたくもっとバチバチの心理戦が繰り広げられるのかと思ったらそういうのでもないし、なんだかなぁという感じ。

真相よりも、ミポリンの老けっぷりの方がよっぽど衝撃的やったし。

というか、人格変わるくらいあんなに簡単に他人につけ込まれたりするんかね?

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ただの映画好き

3.0ドキドキもハラハラもしませんのでご注意を!

2022年5月8日
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絶賛のコメントが多いので敢えて言います。

羊たちの沈黙やハンニバルを期待して見ると「全然違う!」となります。

ゾンビ映画を沢山見てきたからもしれませんが、残虐シーンはギニーピッグを思い起こさせる場面でしたが、思ったほど残虐シーンというほど激しくはないです。

この映画の残虐シーンでダメージを受けた方は、普段はあまりちぎれたり、もげたりする映画を見ていないのでしょうか。

話は全体的に平坦です。
途中でドキッとする場面やドキドキ、ハラハラする展開はありません。

サスペンスというジャンルとお聞きしたので、途中でハラハラドキドキの場面を期待しましたが、来ないまま終わりました。

最後の意外性というのにも、それほど驚かず…

プロの方のみならずたくさんの方が絶賛コメントをしているのでかなり期待していました。

もっと心理的な恐怖を期待していましたが、私の期待とは違う映画でした。

真面目で丁寧な映画ですが、起伏の少ない展開は万人受けするものでは無いと思います。

原作が好きな方とか、出演者が好きなどという方におすすめします。

怖がるためにデートでとか、中高生のお子様を連れてとかで見に行くと残念な結果になるかもしれません。

もっと怪演でもっと恐怖を感じる映画でも良かったのに、と思いました。

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shivtecDD

1.5見ていて辛くなる

2022年5月8日
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グロテスクなシーンが多すぎて見ていて辛くなった。ただグロいだけでなく精神的にクるような描写や内容だったため、面白いより怖い、辛いの方が勝った。最後までただただ阿部サダヲ演じる殺人犯の残虐性や恐ろしさを描き続けた話。もっとミステリー要素のある話だと思っていたので予想と違った。ただ胸糞悪くなるだけだった。こんなに気分が下がるものを、わざわざ映画館で見るべきではないと思った。(個人の感想です)

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Y

4.0中弛み的な良さ

2022年5月8日
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中弛み的な緊張感の持続が面白い。メンツとしても監督白石は巨匠になっているけれど、脚本の高田亮、撮影の池田直矢など、40代の実力者で、素晴らしい。
このメンツならもっと衝撃的な面白さでも狙えるが、じっくり大人な味わいで良い。
もうすでに捕まっているため落ち着いたトーンになるがそこも良い。
阿部みたいな感じの良い気持ち悪い人は確かに居る。承認される気持ち良さはたとえ死刑囚からでもある。無聲で描かれた暴力の再生産についてとり扱っていたも良かったような。それぐらい尺にたいして長く感じないのも素晴らしい。
白石といえば、凶悪でも似たテーマを扱っていたが、そこをさらにアップデートした。

彼女役の宮崎優さんという方は初めて観たのだけれど可愛い。愛嬌がある顔立ちなのだが、ウィキを観るとTVCMなども出演しているらしい。観客はかなり若めで爪などで椅子をガタガタしていて、大きい反応で良かった。

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タカシ

3.5常識犯の脅威と狂気

2022年5月8日
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怖い

知的

後味の悪さ1000%のバイオレンススリラー。
阿部サダヲのハマリ役でした。ミポリンの情けない役柄は観ていて辛いものがあります。
エンディングの解釈を委ねられていますので、何が真実で何が嘘かをしっかりと見抜く必要がある作品でした。推理物として観ないとちょっとグロいかもしれません。

46

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タイガー力石

4.5うん。白石和彌監督作品だー

2022年5月8日
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胸くそBADサイドの白石和彌監督の世界。
痛かったり、怖かったり、気持ち悪かったり、ありとあらゆる『ゾワゾワ感』を体験できた🤢そーゆーのもぜーんぶ引っくるめての白石和彌WORLD☝️やっぱり大好きだなぁこの人の作る作品。(一緒に行った友達によると韓国映画っぽいそうな)

阿部サダヲさん、本当に芸達者な俳優さんだこと。サイコパス演技bravo❗️
岡田健史くんも「中学聖日記」の頃から本当に成長したなー(←半ば親心)
白石作品に音尾さんが出てくると『狐狼の血』の真珠がチラつくwww

なによりも、大大大好き💕な成河(←そろそろソンハで一発変換出来る様にならんかね😅)が白石組に入っていたのにめっちゃテンション上がったー✨✨✨✨✨✨

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らまんば

4.0怖ーい

2022年5月8日
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現実的で怖かったな。阿倍サダオさん、優しい顔だから悪役がはまりにくいとゆーか。芝居自体は上手いんだけど。もっと表の顔と裏の顔がありそぅな俳優に阿倍さんの役をさせたらも~っとリアリティー満載で面白かったかも。
 ラストの意味が自分はちょっと解らなかったのが悔しかったが。

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Cinemaオタク女

4.0背筋が凍る瞬間、怖いと感じる瞬間が数回ある

2022年5月8日
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白井監督のこだわり、カメラワーク、ふせんの回収の仕方、全て良かった。

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mwwd

3.5加害者側の気持ちになってしまってゾッとする

2022年5月8日
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2022年劇場鑑賞108本目。
殺人鬼の死刑囚が主人公の青年を呼び出して一件だけ冤罪があるから真犯人を見つけてほしい、という依頼をする話。
最初に殺人鬼の手口が説明され、思ってた以上にひどい殺し方をするので彼に対して怒りが湧いてきます。
しかし映画が進んでいくにあたって人当たりのいい話し方をする殺人鬼と、モノローグも人と話す時もモゴモゴしゃべる主人公との好感度が逆転していくにつれ、こちらも殺人鬼の人を傷つけたくなる気持ちを理解するというより同化していく気持ちになるよう作られています。
映画を観た後ショッピングモールを歩いていて「今この子全く自分に警戒していないよな・・・」と思う自分にゾッとしました。
一昔前だと、何か事件が起きると映画やらアニメやらゲームやらのせいにされていましたが、この映画はひょっとしたらそういう事件を、引き起こす嫌な力を持っているかもしれません。何かカタルシスを得られたり、教訓を得られる映画でもないので、あまり人に勧めたくない映画でした。
あまり高評価つけるとみんな観に行ってしまうので低めにつけておきます。

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ガゾーサ

3.5ストーリー運びは見事

2022年5月8日
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私としては本当に珍しく、後半まで一切時計を気にせずに物語に引き込まれていった。

さすが白石監督。

残り4分の1辺りから物語は収束していくんだけど、そこはかなり都合よく、なし崩しに丸め込まれる感じは否めない。
でも、ミステリとしては面白い。

ただ、虐待の被害者という対象について「そういう傾向がある」というレベルを遥かに越えて描いている気がして、彼らに関する偏見を助長することになりはしないか、少し気になった。

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キレンジャー

3.5阿部サダヲの眼は、危ない。無言の圧を感じる。特にアップにすると凄いわ。

2022年5月8日
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怖い

興奮

息を飲むような映像と展開を久しぶりに目のあたりにしました。どきどき感は良かったですね。さすがの白石和彌です。

あらすじは
主人公の殺人犯大和が、自分自身を死刑に導くための壮大な仕掛けを施し、ゆっくりゆっくり長い時間をかけて楽しむ様が描かれていきます。この癖を病と称して表題になっている様です。

控訴審もあるので彼の仕掛けはまだまだつづくような感じですがどうなんでしょうか?

番宣にあるような
映画史に残る「驚愕のラスト」
は個人的には大袈裟だと思います。

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ちゆう

1.5延々と続く痛々しいシーン

2022年5月8日
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オープニングからの延々と続く拷問シーン。
趣味悪いとしか思えない。
「狐狼の血」は、傑作だったが、か弱い若人を痛ぶるシーンはそんなにも必要あるのか?
見る人によってはトラウマになるんじゃないか?
盛り上がりにも欠け、オイラにとっては完全なるイヤミス映画でした。

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ケビタン

3.0期待し過ぎたかな😅

2022年5月8日
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阿部サダヲのサイコ感
岡田健史の格好良さ
岩田剛典のキャラ作り過ぎ感
も少し人間ドラマ観たかったかな。。

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asgy213

4.0これは面白かったー! ってか怖かった!!

2022年5月8日
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ラストシーンは座布団を三枚差し上げたい位の結末(笑)

阿部サダヲさん目当て。
期待以上の猟奇的な演技に圧倒。
でも予想外に良かったのは大学生の雅也を演じた岡田健史さん。
余裕を感じる演技に引き込まれる。

20人以上を殺害した阿部サダヲさん演じる榛村。
達筆な手紙や会話で相手をコントロールする感じが恐ろしい。

大学生の雅也を利用して、一件の冤罪と主張する殺人事件の真相を究明させる展開。
雅也がハンパない捜査力(笑)で真犯人と思われる岩田剛典さん演じる金山と接触。

何が起きるのか全く予測出来ない展開に引き込まれる。

登場人物達の繋がりも見所。
相関図があると一気にネタバレ(笑)
徐々に人間関係が解き明かされる時のナルホド感が良い!

ラストシーンは本年度ベスト級で満足度が向上。

出だしのシーン。
桜の花弁が川を流れてると思ったのは自分だけでは無いハズ( ´∀`)

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イゲ

3.0みんなに好かれる人殺し。

2022年5月8日
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この映画、阿部サダヲの代表作になるかな。岡田健史君も、重い展開をしっかり演じてました。とにかくずっと重〜い苦手な流れでした。
連続殺人犯の大和に呼ばれて刑務所まで面会に行く雅也。?普通行かないよ。なんて疑問が最初で、それからバラバラ疑問だらけ。なぜ高校生を何人も殺すのか?自分には納得できなかった。雅也の本当の父親?OLを殺したのはこいつ?そもそも、殺人事件が何度も起きてるのに警察は何やってたんだ?逃げた女子のお陰?
殺しのシーンもエグい。爪剥いでばら撒き?
いろいろ回収してくれてんだけど、全てに納得いかずモヤモヤ解消されず。ラストも、え〜!

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涼介

4.0阿部サダヲの持ち味全開のサイコサスペンス

2022年5月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

やはり、白石監督と阿部サダヲが紡ぎ出す作品は平常心で観ることはできない。衝撃的で心揺さぶられる。全編、不気味な雰囲気が漂い、絶えず鼓動は収まらず、画面に釘付けになる。

鬱屈した大学生活を過ごしていた筧井雅也(岡田健史)の元に、猟奇連続殺人犯で死刑が確定している獄中の榛村大和(阿部サダヲ)から一通の手紙が届く。最後の殺人は冤罪であり、真犯人がいることを証明して欲しいという内容だった。筧井の地元でパン屋を営んでいた旧知の榛村からの依頼を受け、筧井は一人で真相を究明していく・・・。

冒頭の榛村が用水路の水門を開放しようとするシーンは、フランス映画の衝撃作マドモアゼルを彷彿とさせるものであり、本作が只ならぬ物語であることを予感させる。

榛村は殺人犯であるが、物腰は柔らかく穏やかで人間関係も良好。誰にでも好かれている。殺人のプロセスも同様であり、相手を言葉巧みに信用させてから犯行に及ぶ。犯行そのものは極めて冷徹、残酷で目を覆いたくなる。阿部サダヲが卓越した演技力で、善なる榛村と狂気の榛村を完璧に演じ切っている。榛村に成りきっている。

筧井は榛村との面会を繰り返し、地道に榛村との会話の裏付けを取っていく。徐々に榛村の境遇が明らかになり真相究明に近づいていくが、榛村は筧井を己の会話の術中に嵌ようとする。筧井の顔と面会室を仕切る透明アクリル板に写る榛村の顔が重なるシーンが象徴的である。それでもなお、筧井は榛村の呪縛を振り払って真相に迫っていく。

ラストシーンは、そう来たかという感じで、インパクトよりは不気味さが際立つ幕切れだった。真相究明も連続殺人の理由も決定的なところまで辿り着いていない。榛村の心の闇にもっと迫って欲しかった。

しかし、鳥が突然人間を襲う恐怖を描いたヒチコック監督の“鳥”のように、理由が分からない方が、恐怖、不気味さは増すのが人間の心理なので、サイコサスペンスとしての醍醐味は十分に堪能できる作品だった。

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みかずき