劇場公開日 2022年5月6日

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死刑にいたる病のレビュー・感想・評価

全416件中、321~340件目を表示

3.5阿部サダヲの怪演が素晴らしい

2022年5月9日
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予告編だけで面白そうなので見てきました。
期待以上に怖い作品で面白かったです。
真面目な高校生17歳か18歳たちに狙いを定め、次々と餌食にしていったサイコキラー榛村大和から大学生の筧井雅也(岡田健史)に手紙が届き刑務所に面会に行くシーンから息詰まるサスペンス劇が盛り上がっていきます。
主役の阿部サダオの怪演が素晴らしく、昼間は真面目に働くパン屋の店員、裏では縛り付けた少年少女を冷静に観察し爪を剝ぎ痛ぶって殺す狂気の男。
ラストの留置所の面会室のシーンの張り詰める緊張感とオチもなかなか良かったです。
「孤狼の血」の白石和彌監督の力量は邦画界では一級です。

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Yoji

3.5自らの手を汚さぬシリアルキラー

2022年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

二十四件の連続殺人を犯し
死刑判決を受けた『榛村(阿部サダヲ)』から突然送られて来た手紙。

そこには九件目の殺害だけは自分の犯行ではないとしたためられていた。

小菅の刑務所に面会に行き、
その言葉に信憑性の高さを感じた大学生の『筧井(岡田健史)』は
独自に調査を開始する。

地元の宇都宮でパン屋を営んでいた『榛村』の店は
当時中学生だった『筧井』にとって駆け込み寺のような場所であり、
そこで優しく接して貰ったことに恩義を感じている過去もあった。

調べを進めるにつれ、やがて
その稀代の殺人鬼がどうやら嘘をついてはおらず、
他に真犯人が存在する可能性に行き当たるのだが・・・・。

その真犯人にしても、物語の流れにしても、
ある意味想定通りの展開であり帰結。

もっともそれは自分が慧眼と誇っているわけではなく、
いみじくも劇中の科白にあるように、
冷静に物事を見れば自ずと導かれる設定。

ただ本作が巧みなのは、至る所に「red herring」をばら撒き、
鑑賞者の思い込みも利用した幾つもの仕掛けが奏功していること。

それは目から耳からの両面で、
あっさりと手管に巻き込まれてしまう。

なによりも、語り手の一人称で全編が通されている構成が大きく寄与。
作り手サイドの意志が、かなり効果的に反映されている。

勿論、その流れに身を任せ、
終盤に向け手に汗握る姿勢もあろうが、
ここはやはり頭をフル回転し、
サイコサスペンスに挑むのが正しかろうと言うもの。

何故なら、タイトルそのものが指し示している如く、
答えは最初から眼前にあるのだから。

先ずはシリアルキラーは人転がしでもあり、
向き合った人間の懐にすっと入り込み、
いとも容易く手玉にとることができるとのテーゼがあり。

次いで、親からの強い抑圧下で育った子供には
必ずつけ入る心の隙が大きく空いているとの要件が満たされる必要が。

しかし、そうした人間があまりに多く登場し過ぎると、
胡散臭さとやり過ぎ感が漂う。
物語は白けたものになってしまい、
本作は相当そちら側に踏み外しているよう。

主要な人物の巡り合わせも、
あまりに都合よく出来過ぎている。

一方、長い年月を掛け周到に張り巡らされた罠の構成は、
これを発案した原作者のアイディアを褒めるべき。

異常な心理的欲求を持つ人間は
過去に人を殺めた記憶を反芻するだけでも快感を得、
また他人をコントロールすることにも同様の快楽を感じるとの背景。

よもや『榛村』は殺人をやりつくし、
意図的に逮捕され、刑が施行されるまでの長期間を
人を動かすことで新たな楽しみを得ようとしたのでは、と
勘ぐりたくもなるが。

常であれば饒舌で多動の『阿部サダヲ』が
ここでは一転、ほぼ動かず、静かな口調で人々を誑かす。

その静かなたたずまいと、底が見えぬような暗い眼差しで魅せる演技は出色。

異なる境地と感心する一方で、
『筧井』を演じた『岡田健史』は主に人物の造形に首を傾げることが多々。

家庭内の軋轢だけで、果たしてこのような性格が出来上がってしまうのか、
どうだろうか。

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ジュン一

2.5サイコサスペンスファンタジー

2022年5月9日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

単純

白石監督にしては全体的に大人しい作品だった。新しさを感じられないよくあるサイコサスペンス映画。殺人鬼役の阿部サダヲの狂気的な演技が話題になってるけど、主人公の母親役、中山美穂の演技が凄い。ミポリン要素が一切ない。スクリーンに映るのは人生に疲れた中年女性。「死刑にいたる病」は残酷な描写はあるけど、「凶悪」の方が圧倒的に怖い。現実で起きてる凶悪事件を超えてない。フィクションなんだからもっとやっていい。警察が無能な世界なため映画全体がファンタジーになってる。色々おしい映画。

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鬼デビル子

4.0裏切られるのは信頼していたから

2022年5月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

阿部サダヲのサイコキラーっぷり、独特な闇のオーラに包まれた雰囲気が超ハマりそうで超楽しみにしていた本作。監督はなんと白石和彌監督。期待しない要素がありません。5月で1番期待していた本作ですが、流石白石監督。期待を裏切らない面白さでした。

なんといっても阿部サダヲ。
温厚で優しそうなイメージしかない彼が狂気的な連続殺人鬼なんて演じれるのかと思っていたけれど、予告以上にやってくれてました。感情を失った目にグイグイ引き込まれる。巧みな話し方で観客までも阿部サダヲ演じる榛村に心を許し、好きになってしまいそうになる。阿部サダヲはもうどんな役をしても恐ろしい殺人鬼というイメージが付きまといそう。最高という枠にハマらないほど素晴らしい演技を発揮してくれました。拍手喝采👏

他の登場人物もキャスティングが完璧で、岡田健史も岩田剛典も新人・宮崎優も大きな爪痕を残していました。岡田健史はこういう役を演じるのが多いイメージ(望みとか)だけど、毎回違った良さを出していていい役者だとしみじみ思っちゃう。榛村に再会したことをきっかけに変貌していく筧井にゾッとしたし、人間の恐ろしさを目の当たりにした気がした。ほんと、白石監督は役者の良さを見出すのが上手いこと。

「孤狼の血」「日本で一番悪い奴ら」の白石監督という印象が強いため、ちょっと今回は物足りなかった気はした。もっと丁寧に殺人の様子を見せて欲しかったし、榛村が抱える彼なりの美学みたいなものをちゃんと描いて欲しかったな〜と思った。インパクトに欠けるというか、ちゃんと面白いんだけどもう一回見たいと思える映画ではないかな。

でも、どんどんと狂っていく主人公の筧井を小説では表せない映像ならではの手法で見せていたのはお見事。カットが多めになったり、カメラが安定しなくなったり、読んでいないからハッキリとしたことは言えないけど、原作よりも恐ろしさは増した気がする。映像として体感した方が圧倒的に怖いかと。

人間ドラマを描かせるなら白石監督におまかせ!
日本映画界に必要なのはやはりこの監督。まだまだ過去作は見れていないので、これから見ていこうかな。あー、いいもの見た。。。この満足感、たまりません。

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サプライズ

1.0超つまらない

2022年5月9日
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好きな人には申し訳ないけど、つまらないです。所々ギャグかと思いました。

でも阿部サダヲの真っ黒な、心のクレバス(裂け目)を表したかのような目はCMからすごく良かった。監督自身も、阿部サダヲのその目を撮りたかったらしいし良かったのではないかと。

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金子和令

1.5どんでん返しオチのために伏線ばら撒きを優先してつまらない展開が続く映画

2022年5月9日
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原作者の改変オッケーもらえて映画製作者の意地を見せたくなったのか、映画は原作とは違ったオチが待ってました
ただ、そのオチに向かってストーリーの軌道を持っていくために阿部と岩田のやりとりが結局正しくは何だったのかが最後まで意味不明です
意味は分かるんですけど、辻褄が合ってない気がして何か引っかかります
手紙があるだけで岩田の証言が正しいとは限らないし、そもそも岩田はそこまで阿部の思い通りで言いなりになるものなのか……
しかも、この結末だったら阿部も17、18歳以外のターゲットも殺すことになるし、だとしたらこのストーリーの語り手としてウソをついていることになるから、結局主人公が犯人だった的な信頼できない語り手のクソ創作ジャンルに収まる駄作だと思いました
映画製作者はどんでん返しを見せたいから複雑な展開をさせますが、阿部を実在する人間だと考えた時にこんな複雑な手口を決行する必然性が全く感じられないし
そこまで殺したいなら主人公が17、18歳の時に殺しておけばいいのに
殺せなかった理由も描かれてないし
あの同級生も安部の手紙だけで主人公を殺すように行動する理由が分からないです

白石和彌監督は孤狼の血が素晴らしかったですけど、結局は脚本家の手柄ですね
孤狼の血の脚本家は優秀で、今作の脚本家は無能で、そもそも脚本がダメなら白石和彌監督がホンを直してクオリティを上げることは出来ないレベルの監督なんだとハッキリしました

安部と主人公の面会シーンがどう考えても単調なカットバックになりやすいんですが、それを色んな撮り方して飽きないように頑張って演出したのは伝わって来ました
ですが、本来は脚本の段階で冗長な面会シーンを短く短くしないとダメなんですよ
主人公が関係者に会いに行って新たな証言を得る、回想で観客に説明する、その繰り返しで伏線撒いて脚本家のご都合で結末に向かっていきますが、その構成からしてダメな刑事ドラマと一緒で最低なんですよね
一時間の刑事ドラマを薄めて二時間の映画にしたみたいな内容でメチャクチャ退屈でした
あと、主人公が阿部の言いなりになって事件を捜査し直す動機が、秘密が明らかになる途中までありません
主人公にモチベーションが無いまま、脚本家のご都合で捜査して情報がばら撒かれるだけなので途中までストーリーとドラマが無いですよね
本当に酷い脚本でした
この脚本家は映画界では売れっ子のようですが、本当にレベルが低いです
これからこの名前が脚本にある映画は見ないようにします

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東鳩

4.0阿部サダヲが不気味

2022年5月8日
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怖い

興奮

知的

導入と展開が面白いので、入り込めます 俳優陣がとても良い 最後はなかなかの驚きでした

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daikokumai

5.0ちょっとグロい、最後まで予想不能

2022年5月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

白石監督っぽい暴力とグロさ。テレビでは放送出来ないかも。目を背けたくなるシーンと見入ってしまうシーン。

阿部サダヲと岡田健史の怪演も良かった。
特に阿部サダヲは狂気。サイコパス。でも魅力的。

前情報なしで見はじめて、たぶんこういうことなのかな?と思いながら見ていました。その通りの部分とまったく予想外の所とバランスが良かった。そして最後は、、、どうなるのか。

退出時、いろいろなところで、こういうことだよね?という声がたくさん。こうなる映画は好き。

原作は読んでいませんが、小説のネタバレサイト読むと分かります。原作と同じ話のようで違う話でもあります。絶妙なバランスのような気がします。特に「灯里」の辺りは映画の方がゾクゾクします。

さすが白石監督。

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だるまん

3.0刑務官、お前もか

2022年5月8日
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怖い

かつて顔見知りだった24件の連続殺人事件の犯人から手紙が届き、立件された9件の内1件は冤罪との話を聞かされて、真相を追う大学生の話。

いずれも17~18歳の高校生が被害者である中、冤罪を主張する1件は26歳、しかも被害の様相も異なるが、遺体が発見された現場の近くでの目撃情報から立件された、っていくら何でもそれだけでは状況証拠にも及ばずムリがありません?と感じていたけれど…。

話しの流れとはなかなか絡んでこないのに何度もみせる実家界隈とか同級生とかロン毛とか疵痕とか、ちょいちょいフッテはいたけれど、どんどん話が膨らみつつもズレて行き、不気味ではあるし面白いのだけれどちょいモヤモヤ。
結局、立件されるに至った証拠には触れないし。

指差しは他に人が通ったらどうしたんだろう?それも慢心?まあ、そういう人を選んでいるってことなんだろうけど…。
これはこれで面白かったけれど、主題の様に謳っていた冤罪云々の話がちょっと残念だった。

それにしても登場人物みんな…自分なら間違いなく榛村指差すよなとか思ったりした。

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Bacchus

2.0病は感染して流行するまで時間がかかる

2022年5月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

単純

興奮

甘言で懐柔してから相手の絶望する顔で興奮する異常者の話を聞かされる大学生の話。

殺人と言う一線を超えてしまった人間へのリスペクトが少なからずある。
それは戦争で多くを殺した兵士に勲章が授与されるのと同じだ。
一線を超えた先にいる、自分が未知の領域に達している存在に憧れてしまうのは仕方のないことかも知れない。

サイコパスは大きく分けて秩序型と無秩序型に分類される。
今作の榛村は秩序型に分類されるだろう。
この手のシリアルキラーに関わるとロクなことにならないのは、火を見るよりも明らかなのだが、主人公だもの関わっていくのですよ。
ストーリーは次々に展開して面白いけど、主人公のウジウジ拗らせ具合が映画の速度を落としている。
自分の出自を疑ってしまうくらい機能不全な親子関係の中、一つ屋根の下で生活しているかと思えば一人暮らししている。
家とアパートの間取りが似ているせいか、主人公はどこで寝起きしているんだ?この部屋はどっちだ?と分からなくなる。
感情移入して楽しみたいのに、主人公が優柔不断でやっていることも探偵の真似事、つまらない日常で異常を見つけて興奮する10代のフラストレーションの吐口のようで痛々しい。
あれかな?友達いないのを拗らせて、いつか誰か自分の思考を100%理解してくれる他人が現れるはずとか思っているのかな。
そんなもんはいない。
登場人物がみんな不健康すぎて、心が不健康な自分に酔い過ぎて、サイコパスよりも怖い。
自分が生きていくために、習慣化するほど殺人を繰り返していた榛村の方がよっぽど自分の体調管理ができているように感じてしまう。

作中には拷問シーンも描写される。
ちと悲鳴が苦手な人の鑑賞はオススメしない。
ホラーを観慣れている人は物足りないかも知れない。
ツッコミどころが多い。
特にキーアイテムになる爪は、剥がして空気に触れるとあんなに綺麗なピンク色を保つのは無理だろうとツッコミたくなる。
私自身、怪我で生爪再生中の身なので剥がれた爪はそれはもうゴミ以外の何者でもない色をしている。
偽物だから、あんまり本物に近い描写をするとコンプラ的に難しくなるんだろうな。

話の展開も早くて、最後まで飽きずに鑑賞できるが、この胸のモヤモヤ感はなんなんだろう。
そもそも、タイトルが「病」を謳っているのに、殺人の衝動が感染していく過程があまり描かれていない。
ラストシーンでチョコっと芽が出たなくらいである。
それとも、関わりをずっと覚えてトラウマになることが「病」だったんだろうか?その辺がいまいちピンとこない。
感染力が低下したウイルスは新しい細菌の糧となって生き続けるってオチだったのか?
どちらにせよ、おかしいと思った時に即座に逃げられる瞬発力を身につけることが変質者と関わらない幸福な人生の送り方だと思う。

私が生活しているすぐ隣でも、誰かが人を殺してるかも知れない。
何かのきっかけがあれば、簡単に一線を超えて自分も人殺しができてしまうかも知れない。
それは自分が獣のような衝動を肯定し、理性をぶん投げた時に顔を出すのかも知れない。
と、自分のかも知れない恐怖に向き合う作品ではあった。

ただ、私は健康第一主義なので。
健全な精神に健康な肉体でもって普通の生活がしたいなぁと思いました。

デート向きではありません。
ホラーやグロ描写が大丈夫で、現実とフィクションを楽しめる友人との鑑賞をおすすめします。
観なくても、健康に生きていけるので、大丈夫です。

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王様のねこ

4.0久しぶりに夜道が怖くなりました。

2022年5月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

久しぶりに邦画のミステリーサイコサスペンスを見たが、もう怖い、やはり見終わった後の後味の悪い感覚、
ドッと疲れる感じ…はぁ、、なんだかなぁ、、怖い。

そして結構グロい、痛い
これグロい系苦手な人はダメなんじゃないかな
なんだか恋人とは見たくないなと思っちゃいました。

…まぁ恋人いないけど、

ゾクゾクしたい人は是非。
グロ苦手な人は目隠して見てください。

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るお

2.0辛気臭い映画

2022年5月8日
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とにかく辛気臭い。

予告見て面白そうだったから見たけど、見なければよかった。
「羊たちの沈黙」みたくもっとバチバチの心理戦が繰り広げられるのかと思ったらそういうのでもないし、なんだかなぁという感じ。

真相よりも、ミポリンの老けっぷりの方がよっぽど衝撃的やったし。

というか、人格変わるくらいあんなに簡単に他人につけ込まれたりするんかね?

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ただの映画好き

3.0ドキドキもハラハラもしませんのでご注意を!

2022年5月8日
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絶賛のコメントが多いので敢えて言います。

羊たちの沈黙やハンニバルを期待して見ると「全然違う!」となります。

ゾンビ映画を沢山見てきたからもしれませんが、残虐シーンはギニーピッグを思い起こさせる場面でしたが、思ったほど残虐シーンというほど激しくはないです。

この映画の残虐シーンでダメージを受けた方は、普段はあまりちぎれたり、もげたりする映画を見ていないのでしょうか。

話は全体的に平坦です。
途中でドキッとする場面やドキドキ、ハラハラする展開はありません。

サスペンスというジャンルとお聞きしたので、途中でハラハラドキドキの場面を期待しましたが、来ないまま終わりました。

最後の意外性というのにも、それほど驚かず…

プロの方のみならずたくさんの方が絶賛コメントをしているのでかなり期待していました。

もっと心理的な恐怖を期待していましたが、私の期待とは違う映画でした。

真面目で丁寧な映画ですが、起伏の少ない展開は万人受けするものでは無いと思います。

原作が好きな方とか、出演者が好きなどという方におすすめします。

怖がるためにデートでとか、中高生のお子様を連れてとかで見に行くと残念な結果になるかもしれません。

もっと怪演でもっと恐怖を感じる映画でも良かったのに、と思いました。

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shivtecDD

1.5見ていて辛くなる

2022年5月8日
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グロテスクなシーンが多すぎて見ていて辛くなった。ただグロいだけでなく精神的にクるような描写や内容だったため、面白いより怖い、辛いの方が勝った。最後までただただ阿部サダヲ演じる殺人犯の残虐性や恐ろしさを描き続けた話。もっとミステリー要素のある話だと思っていたので予想と違った。ただ胸糞悪くなるだけだった。こんなに気分が下がるものを、わざわざ映画館で見るべきではないと思った。(個人の感想です)

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Y

4.0中弛み的な良さ

2022年5月8日
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中弛み的な緊張感の持続が面白い。メンツとしても監督白石は巨匠になっているけれど、脚本の高田亮、撮影の池田直矢など、40代の実力者で、素晴らしい。
このメンツならもっと衝撃的な面白さでも狙えるが、じっくり大人な味わいで良い。
もうすでに捕まっているため落ち着いたトーンになるがそこも良い。
阿部みたいな感じの良い気持ち悪い人は確かに居る。承認される気持ち良さはたとえ死刑囚からでもある。無聲で描かれた暴力の再生産についてとり扱っていたも良かったような。それぐらい尺にたいして長く感じないのも素晴らしい。
白石といえば、凶悪でも似たテーマを扱っていたが、そこをさらにアップデートした。

彼女役の宮崎優さんという方は初めて観たのだけれど可愛い。愛嬌がある顔立ちなのだが、ウィキを観るとTVCMなども出演しているらしい。観客はかなり若めで爪などで椅子をガタガタしていて、大きい反応で良かった。

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タカシ

3.5常識犯の脅威と狂気

2022年5月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

後味の悪さ1000%のバイオレンススリラー。
阿部サダヲのハマリ役でした。ミポリンの情けない役柄は観ていて辛いものがあります。
エンディングの解釈を委ねられていますので、何が真実で何が嘘かをしっかりと見抜く必要がある作品でした。推理物として観ないとちょっとグロいかもしれません。

46

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タイガー力石

4.5うん。白石和彌監督作品だー

2022年5月8日
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鑑賞方法:映画館

胸くそBADサイドの白石和彌監督の世界。
痛かったり、怖かったり、気持ち悪かったり、ありとあらゆる『ゾワゾワ感』を体験できた🤢そーゆーのもぜーんぶ引っくるめての白石和彌WORLD☝️やっぱり大好きだなぁこの人の作る作品。(一緒に行った友達によると韓国映画っぽいそうな)

阿部サダヲさん、本当に芸達者な俳優さんだこと。サイコパス演技bravo❗️
岡田健史くんも「中学聖日記」の頃から本当に成長したなー(←半ば親心)
白石作品に音尾さんが出てくると『狐狼の血』の真珠がチラつくwww

なによりも、大大大好き💕な成河(←そろそろソンハで一発変換出来る様にならんかね😅)が白石組に入っていたのにめっちゃテンション上がったー✨✨✨✨✨✨

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らまんば

4.0怖ーい

2022年5月8日
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現実的で怖かったな。阿倍サダオさん、優しい顔だから悪役がはまりにくいとゆーか。芝居自体は上手いんだけど。もっと表の顔と裏の顔がありそぅな俳優に阿倍さんの役をさせたらも~っとリアリティー満載で面白かったかも。
 ラストの意味が自分はちょっと解らなかったのが悔しかったが。

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Cinemaオタク女

4.0背筋が凍る瞬間、怖いと感じる瞬間が数回ある

2022年5月8日
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白井監督のこだわり、カメラワーク、ふせんの回収の仕方、全て良かった。

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mwwd

3.5加害者側の気持ちになってしまってゾッとする

2022年5月8日
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2022年劇場鑑賞108本目。
殺人鬼の死刑囚が主人公の青年を呼び出して一件だけ冤罪があるから真犯人を見つけてほしい、という依頼をする話。
最初に殺人鬼の手口が説明され、思ってた以上にひどい殺し方をするので彼に対して怒りが湧いてきます。
しかし映画が進んでいくにあたって人当たりのいい話し方をする殺人鬼と、モノローグも人と話す時もモゴモゴしゃべる主人公との好感度が逆転していくにつれ、こちらも殺人鬼の人を傷つけたくなる気持ちを理解するというより同化していく気持ちになるよう作られています。
映画を観た後ショッピングモールを歩いていて「今この子全く自分に警戒していないよな・・・」と思う自分にゾッとしました。
一昔前だと、何か事件が起きると映画やらアニメやらゲームやらのせいにされていましたが、この映画はひょっとしたらそういう事件を、引き起こす嫌な力を持っているかもしれません。何かカタルシスを得られたり、教訓を得られる映画でもないので、あまり人に勧めたくない映画でした。
あまり高評価つけるとみんな観に行ってしまうので低めにつけておきます。

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ガゾーサ
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