死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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病は伝説するということ?
あんまり納得感はなかったけど、つまりは、病は伝染するということだろうか?
そして、死刑になるぐらいの病を発症する、すなわち罪を犯すのに過程があるということだろうか?
それなら、もっと描き方があるのでは?と思った内容でした。
キャストとタイトルのインパクト以上のものはなかったのかな…。
間違いない阿部サダヲ
コミカルも、勿論良いが不気味な阿部サダヲさん最高です。とにかく彼が出る作品は皆見ますが今回の映画は不気味さが流石と思いますますファンになりました。ただ残念なんは母親が中山美穂。彼女は子供捨て育児してない、共感できません。事情はそれぞれでしょうが子供捨てる人は嫌いです。まあそれは、それでも阿部サダヲさん素敵です
普通に
蜷川監督の作品はずっと観てて、監督を知らずに予告編を観た時に「あ、蜷川監督だろうな」と思える様な映像だった。
ストーリは分かりにくい所もあったが盛り上がる場面などもあり、それなりに楽しめた。
時々いきなりシーンが飛び、女郎蜘蛛が現れる時の映像と音楽にゾクゾクした。
結末も普通でした。
無駄なようで無駄じゃないシーン
邦画の、というかやたらと恋愛絡めないと死んでしまう病かと思ったら、きちんと意味があったというシーンばかりでそれは原作が良いのだろう。ただ主人公の行動原理が今ひとつ理解、いや、納得出来なかった。なぜそこまでやろうとしてるのか、なぜそこまでやれる人物が都合良く居たのか?もしかしたら榛原にはこの話と並行して他の人物にもこういう行動させていてそのうちの一つを見せられているだけかもしれない。高知能犯罪者に感化されていくというのは割と探せばある題材で羊たちの沈黙とか有名だけど、この作品も魅力的かつ心理に長けた高性能な人物を連続殺人鬼という才能の無駄遣いの極致みたいなところに置くことに世界の無情さを感じられるのかもしれない。
なんてことはあんまり思えない、むしろこれくらい高性能な人間でないと連続殺人鬼として成立してしない。二、三人殺して終わり。
張り巡らされた伏線
こちらのミスリードを誘うそうな展開、見せ方が上手い。
最初は「羊たちの沈黙」的なストーリーかと思いきや、ラストに向かってどんでん返しの連続。
原作を読んでみたいと思った。
ミポリンが母親役かぁ…時の経つのは実に早い。
榛村(はいむら)って読めなかった(๑•﹏•)
難しくない?
鑑賞動機:あらすじ7割、白石監督3割
個人的に好きなミステリは「信用できない語り手」ものと「操り」もの。途中まではかなり良かった。ただ始末の付け方はちょっと力技すぎてエレガントさに欠ける、という説明しようのない感想になってしまう。なんかこうもうちょっと上手く(観客の思考も)操ってほしかった。
直球ゴアと面会室の演出の数々は好き。インパクトが一番あったのは、自宅のシーンで植木がずらっと並んでるところ。
正直、隣の隣でわっしゃわっしゃポップコーン食い荒らすDQNの男女が...
正直、隣の隣でわっしゃわっしゃポップコーン食い荒らすDQNの男女が邪魔で映画に集中できなかったけど、拷問シーンが始まった瞬間そいつらも一切動かなくなったのは愉快でした。というかカップルがめちゃくちゃ多かったけどカップルで観るような内容か?!
それは置いておいて、内容としては期待値が高かっただけに普通だな、と思いました。阿部サダヲさんの怪演が!というフレーズに引き寄せられたものの、いつもの阿部サダヲさんだなっていうように感じた。終わり方も…うーん。映画館に行くほどの内容ではなかったかなー。
消化不良だけど、満足
サイコパスの真髄をみました。
笑いながら他人の苦しむ顔がみれる、反社より怖い普通の人。
実はそういうひとが一番怖いと思います。
流れとしては、どういう事件が起きたのかとか、わりと説明のようなセリフは多かったような気がしますが、面会のシーンでは、とくに何かあるわけではないのに、なんだか緊張してしまいました。
ラストまでみて、回収されない伏線とか、あれ?と思うことはありましたが、それもいろいろ想像させられて面白かったです。
阿部サダヲさんの新しい魅力を発見しました。
サイコーでした
阿部サダオ始め、演技は良い気がするけど
サイコパスの演技としては阿部サダオハマり役って感じ。
なんていうか、「演じすぎてない感じ」とでもいうのかな?普通の所作や話し方に異常さが滲み出る絶妙さで「やっぱり演技上手いな」と。
ギャグ要素入ってる作品でしか見てなかったから少し驚きを感じるくらい。
他の演者さんもシーン毎の演技は上手いとは思うのよね。
なんだけど、結局「何をもって“死刑に至る病“なの?」ていう部分が伝わりきってない感じがする。
原作読んで無いから、その解釈部分とか見せ方が元々そうなのかの判断は出来ないけど、結局何をテーマにしたいの?てくらい半端な要素が多すぎて。
小説のト書部分を説明する様なシーンを敢えて入れずに演技で見せようとしたのかな?と勘繰るくらい伝わるものが少ないのよな。
圧巻だった
私自身があまりグロいのが苦手なので、榛村の殺人の仕方が残虐すぎて、目を背けてしまうほど、そこを乗り越えれば、とても見応えのある映画。
1つ1つ計画をし、殺人を重ねていくが、1つの事件だけ、自分のものではないと雅也に犯人探しを依頼するのだか、物語が2転3転し、いつの間にか雅也と同じダークサイドに陥っていく。
それは自分が殺人鬼の息子ということ、でもそうじゃないけど、その時はやはりそう思う。
誰が犯人なのか。やっぱり金山なのか、だとしたら面白くない。
そう見せてくる演出なのか、意外と記憶がなくなってしまってて、雅也だったりするのかと…頭の中をフル回転。
後半の榛村と雅也の1対1の真犯人についてのシーンはまさに圧巻だった。
榛村に攻めるように食い入るような目と
榛村の不気味な表情がスクリーンの枠と同化していく。
すべては最初から仕込まれていて、これも榛村の完璧な計画の中の1つだったのかと感じた。
ただラストのあの女の子のあの発言とあの手紙の束は?それに関しては種明かしがなかったので、もやったので、つい調べてしまったくらい沼った。
ラスト30秒
冒頭、阿部サダヲさん演じる大和のルーティーンでいかにも優しそうな笑顔のまま人をいたぶり殺害していくその怖さを見せて上々の掴み。
そこから物語が進むにつれて岡田さん演じる筧井や他の登場人物の怪しさ恐ろしさも何となく感じはじめる。
この時、大和自体の恐ろしさが少し薄まる。
さらに筧井と大和に関する衝撃の疑惑からの感動的なシーンで、大和に対する警戒心が更に薄れた。
この運び方が上手い。
途中、大和に手懐けられてる刑務官を見て「いやいや早速大和の手口に引っかかってるよ」なんて思っていた自分が正に大和、ひいては監督の手口に引っかかっていたのだ。
このことに後々気づいた時身震いがした。
この運び方の上手さによって筧井が大和に真相を伝える時の阿部サダヲさんの怖さが冒頭の比じゃなかった。
そしてラスト30秒。
真相が明らかになってハッピーエンドではなくてもバッドエンドではなく、このまま終わっていくのかと緊張が緩和した時にその衝撃の30秒はやってきた。
その衝撃でいきなりプツッと物語が途切れるその後味の悪さは正にイヤミス。
しかもラストの衝撃展開も後からよく考えてみれば冒頭からセリフの端々にその伏線は張られていてよく練られてるなと。
このラストでゾクゾク度がグンと上がった。
そして役者陣は皆さん素晴らしい演技で特に宮崎優さんは必見。
もちろん岡田さんも、阿部さんもすごかった。
物静かが空気…
岡田健史君が好きで、見に行きました
内容的にかなりエグい内容の殺人の経過を
追っていくのですが…
シーンと静まりかえった劇場の中
岡田健史君と阿部サダヲさんのナレーションだけを
聞きながら時間が過ぎる
ある意味、目をつぶっているかのように、
事件の経過を想像している
2人の声があまりに心地よくて、心が静まる
あまりに酷く残虐な殺人なのに…
映画を見に来ているのに、自分すら
操られているかのようになってしまう
そんな映画でした
見終わった後は、穏やかで心地よい気持ちに…
わたし的に最後の返しは、いらないかなぁ
純粋な残虐性の怖さ
先読みができてしまうストーリーなので驚きの展開はなかったです。意外性とか新しい見解を期待していた身からすると、ちょっと拍子抜けかな。そもそも動機が解明されて理解した気になるのもおかしいので、分からないままがいいのかもしれない。
虐待された子はみんなあんな風にどこか心が歪んでいるって勘違いされないか心配。原作の傾倒によるのか偏見が垣間見えた。
主人公が一つの事件の犯人探しを始めるのだけど、聞く対象がそれぞれ「殺人犯」としてでなく「榛村さん」として話してのが興味深い。
息子は母が父に「家政婦として扱われていた」といっていて、端からみると不幸なのかと思うけど、とうの母はもしかしたらそれを安心として捉えた考えをもっているのかもしれないし表面だけを捉えることがもはやできなくなった。それでいうと、虐待されていた子がみんな不幸になっているとは限らないです。
すべての子供が虐待から一番遠い生活を送っていることを願っています。
全体的に浅い、謎解きも不完全燃焼
白石監督が阿部サダヲx岡田健史という豪華食材を使ってサイコサスペンス映画が作られたのを期待を込めて観ましたが、脚本や登場人物の背景が浅く描かれており物足りなさを感じ、特に驚きの展開もなかった。
ただ、弁護士役(正しい人格者)の赤ペン瀧川さんや農夫役(気の毒な隣人)の吉澤健さんが出演していたシーンはテンションが上がり、更に傷め付けられる被害者がリアルで名演だった。ホラーより恐ろしいと思う人も多いでしょう。(私はホラーもスリラーも平気ですが)
恐らく元々の題材である原作が私好みではなかったのかな?殺人鬼の標的を選ぶ理由が不快で府に落ちず理不尽に思えた。
阿部さんは通常運転で岡田くんは新境地でもあるが、とにかく世界が狭い物語。
阿部サダヲを堪能
阿部サダヲの演技を堪能できました。
とてもすばらしかったので、彼とそれ以外の演者との力量差が大きいように感じられました。
阿部サダヲの出番を楽しみにしていなければ、最後まで観ていられなかったかもと思うところもあります。
わかりやすく描写されており、シナリオ展開に大きな驚きは感じませんでした。
犯人は誰かということよりも、何のために殺人鬼・榛村は雅也へ手紙を送ったのかにぞっとさせられます。
全体として大きな起伏はなくしずしずと進行し、それ自体は作品の不穏さが増してとてもよかったと思います。
原作小説ではどんなふうに表現されているのか気になったので、これから読んでみたいと思います。
可愛いヒロイン。
誰にも、人には、見られたくない闇の部分がアルんです。そこを、大和君は、言葉巧みに刺激して、誘導する。人たらしです。
この、ちょっとしか絡まないヒロインが、どう関わるのか?凄い興味深い展開でした、映像ならでは、の演出にまんまと嵌められましたょ。
ロケ地が素晴らしい
とにかくロケ地の風景がピカイチの作品!!
いろんな映画を見ていますが、とくにこの作品は雰囲気にあったロケ地を選んでる感じがしました!
地元の方の協力がないと、ここまで素晴らしいロケはできないと思います!
設定が栃木なので、今度ロケ地巡りをしたくなりました。
面白かった
映像で見て良かったというのが率直な感想
サイコパスの人心掌握の上手さ、魅力的とされる部分が
よく伝わってきた。
ターゲットを賢くて真面目な子達に絞って狙った理由も
直接的な描写は無かったが、なぜなのかも分かったし
執着の意味・方法も相手によって使い分けてて
短い時間での伏線の数も回収も凄かった。
「選べない、決めて欲しい」
しかも、これ伝染病かよ。
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