「洗脳されちゃう」死刑にいたる病 しろくろぱんださんの映画レビュー(感想・評価)
洗脳されちゃう
怖くて観ることを躊躇していた作品
十代後半の女性をターゲットにした殺人鬼
人あたりも柔らかく穏やかで
見た目は優しく"いい人"に見えるが…
仲良くなった後
痛ぶりなから殺すその光景は
目を伏せるほどの心理的なショックが大きい
世の中にはこういうサイコパスな人間
がいることに驚く
警察の留置所で話す大和(阿部サダヲ)
の演技が見事で
筧井雅也(岡田健史)との
二人の掛け合う会話のシーンに引き込まれる
弁護士でもない雅也が事件を
追い詰めていく過程と自分の母の
生い立ちを絡み合わせていく
オモシロさもあるので深みが増して
先の読めない展開に釘付けになる
観た後はグロくて嫌な気分にしか
ならないけど
阿部サダヲさんと岡田健史さんが
本当に上手いので
特に大和を演じる安部さんの表情や
巧みな言葉は変に魅力的に聞こえ
拒むことができないほどの
"怖さ"があった
心理的には参ってしまう作品です
ラスト…灯里の存在も怖かった
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