「結局、死刑に至る病とは絶望なの?!」死刑にいたる病 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
結局、死刑に至る病とは絶望なの?!
内容は、主人公の筧井雅也大学生が、ひょんな事に、23人連続撮事件犯人と繋がりがあったことから紐付けられる自身の過去や家族の姿を問いただし様々な角度から自分自信を見つけようともがく話。印象的な台詞は『爪綺麗だね。』と爪をひたすら写すシーンがホラー感出ていて怖かったです。トロフィーとしての爪にあれ程拘りがあった事への悲しさを感じましたが、気になったのが爪剥がすシーンで、あんな風に簡単には剥げないし上に剥がすと爪が割れてしまいます。リアルに欠けている所が残念でした。印象的な場面では、最初の水中からアベサダオ写すシーンで、誰か沈められているのかと思われるシーンが微妙だなと感じました。二重に声をダブらせたり、反射を利用しガラス越しの相手を魅了。そして自分の思う様に操る瞬間は、心象表現として面白かったように思います。印象的な、シチュエーションではミスリードの荒さと、内容の無さもさることながら、幼少期のトラウマばかりを免罪符に使う薄さが作品の奥行きを浅くしてしまいホラー映画に収束してしまった感が否めません。死に至る病が絶望であるとキルケゴールが言った言葉を安直に物語化したものだと思われますが、現実的に掛け離れたファンタジー的内容をもう少し推敲する必要がある様に感じますし、観ているものを揶揄っている様にも感じました。
以前大きなカッターの刃の下に手を入れてしまい慌てて引き抜く時に薬指の爪が触ったようで違和感がありジワ〜と血🩸が滲み爪が落ちていました。何かで引き剥がすなんて痛みが想像できないです。🦁
コメント有り難う御座います。晴れ時々雨で台風が懸念されますが映画は楽しく観たいと考えております。色々話題の作品や古い作品も観たいものが山積みです。これからも晴れ時々レビューお邪魔します。