「好みではないですが」死刑にいたる病 大粒 まろんさんの映画レビュー(感想・評価)
好みではないですが
作家さんの作風を良く活かしてる作品で、俳優さんの使い方も上手く、とても良くできていました。
色々勿体無い演出はあるものの、非常に濃い内容のものを上手く均一に薄めて表現することで、薄気味悪さを程良く演出していました。この作品にこの監督さんはとても合っていました。
ただ、とても気になる点は、髪の毛(カツラ)がわざとなのかなぜか必要以上に雑な印象。
この作品の怖いところは、気づかない所で自分の生活に他人の意図が入り込んでるということに気づいた時の恐怖とそこから抜け出せない絶望感。全ての人はもれなくそれらに支配されてる。されていたいという病。
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