「冒頭がクライマックス!」死刑にいたる病 はまたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
冒頭がクライマックス!
冒頭の阿部サダヲによる少年少女拷問シーンがクライマックスです。その後はところどころ拷問回想シーンがありますが、すべてオマケのような。
阿部サダヲのサイコパスぶりは大変素晴らしく、あぁサイコパスってこうじゃなくちゃねって満足できます。
ストーリーはオチ以外は読めると思います。読めないオチも、恋仲になった灯里が実は阿部サダヲの手紙で動いていたという、しかし阿部サダヲの指示がなんだったのかは分からずモヤモヤします。雅也に息子と信じ込ませて灯里を殺させたかったのかな、というところですが、だとすると灯里をどうやって誘導したの?と不思議です。
あまりストーリーは怖くないですが、拷問シーンだけはしっかりやっているので、痛い映像が苦手な人はダメだし、近年の邦画では珍しいシーンでもあるので、好きな人は是非見てください。
個人的には佐藤玲さんが好きなので、苦しめられるシーンがたくさん出てきて止めてやってくれ、でももっと出してくれと板挟みでした。
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