「阿部サダヲのあまりに澄んだ瞳が恐怖。」死刑にいたる病 ごーるどとまとさんの映画レビュー(感想・評価)
阿部サダヲのあまりに澄んだ瞳が恐怖。
あの「凶悪」の白石和彌監督ですから、グロさエグさは覚悟していました。それでも拷問シーンは目を開けていられませんでした。が、冒頭の美しい花びら(のようなもの)の正体に気づいたときの気分の悪さ。。嗚呼。
阿部サダヲさんの作りこんだ善人キャラクターはお見事だけど、目を見張ったのは岡田健史さんの演技。ごめんなさい、こんなに上手い方だとは思っていませんでした。阿部サダヲさん演じる榛村に操られてどんどん表情が変わっていくのには驚きました。
何度も登場する拘置所の面会室。特に最後の面会シーンは圧巻でした。心の操りをああいうふうに表現するのか!とゾクゾク。
ラストのオチは正直よくわかっていないというか、納得できないというか。
はっきりと描いていないのでこちらがどう落とし込むかということなのでしょうが。
怖い怖い。
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