劇場公開日 2022年5月6日

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「実にハラハラした。」死刑にいたる病 たかぴんちさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0実にハラハラした。

2022年5月9日
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昨日鑑賞してきました。
この作品は、主人公の雅也君が榛村に引き込まれるのか?否か?の危うさが特にドキドキしました。榛村に関しては殺人行為が『自分が生きる上で必要だった』という風に語るわけですが、これは以てのほかな意見で、このフレーズだけ聞くと多くの人はその理由に引き込まれて、自分の判断を失いやすい。例えばムシャクシャして人に当たるという行為も、『自分の怒りを消化するためには必要な行為でした』と語る事が出来る。人は、その都度、自分の人生において、何を選択するかが大変重要であって、榛村はその選択をまるで自分の選択ではなく『そうせざるを得なかった』とも受け取れる表現をしている。その点では、雅也君は、最終的に自分で判断しているところが、榛村と決定的に異なる点でした。中々面白い作品だと思います。が、痛々しいシーン苦手な方は最初の方でギブしそうなのでご注意ください

たかぴんち