「サイコサスペンスファンタジー」死刑にいたる病 鬼デビル子さんの映画レビュー(感想・評価)
サイコサスペンスファンタジー
白石監督にしては全体的に大人しい作品だった。新しさを感じられないよくあるサイコサスペンス映画。殺人鬼役の阿部サダヲの狂気的な演技が話題になってるけど、主人公の母親役、中山美穂の演技が凄い。ミポリン要素が一切ない。スクリーンに映るのは人生に疲れた中年女性。「死刑にいたる病」は残酷な描写はあるけど、「凶悪」の方が圧倒的に怖い。現実で起きてる凶悪事件を超えてない。フィクションなんだからもっとやっていい。警察が無能な世界なため映画全体がファンタジーになってる。色々おしい映画。
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