余命10年のレビュー・感想・評価
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全然もう一回見に行ける
短命系の映画は苦手だったが小松菜奈、坂口健太郎の演技はもちろん主人公の家族や友人のリアリティな自然な演技のおかげでチープになりがちな感動系の映画を成功させていた。
一人でピザやからあげをビールと一緒に飲んで吐いてしまうシーンも病室で1人号泣するシーンもどれも苦しく、春夏秋冬の綺麗な映像もありよりやるせなく感じた。
RADWIMPSの主題歌でもう一度泣いてしまった。
主人公の姉を演じる黒木華の演技がお姉ちゃん!し過ぎてなくて本当に自然で素晴らしいなと思った。
父役の松重豊もセリフは少なくても背中だけで感情が伝わってきてどうやったらこんな演技できるんだろうと思った。
映像が綺麗
原作者の心の叫びが伝わってくる
冒頭のシーンからしてもうやばい。茉莉が同じ難病を患っている女性の死に接したことによって、自分の残酷な未来が現実のものとして見えてしまったからだ。早くも目から涙がこぼれる。
小坂流加さんが茉莉と同じ肺動脈性肺高血圧症という難病と戦いながら作り上げた作品を原作としていて、主人公は小松菜奈。共演者に奈緒、黒木華がいるんだからテンプレ通りに作れば普通に泣ける作品になることは間違いない。そんなレベルではなかった。最後には、原作者の心の叫びが思いっきり伝わってくる内容に仕上がっていて、後半はほとんど泣いていた気がする。
茉莉と和人が過ごした時間の切り取り方が感情を揺さぶる。桜で始まりサクラで終わる。その間には四季折々を感じるエピソードが挟まり、二人が感じた時の流れをそのまま追体験できる。藤井監督が1年間を通して撮影することにこだわった理由に納得。桜のシーンの映像美は、この作品のハイライト。
自分が一番号泣したのは、茉莉が母親に心から叫んだシーン。「死にたくない。もっと生きていたい」この言葉は、原作者が叫んでいるように感じた。
小松菜奈だけに鑑賞価値は1.5倍
天使小松菜奈の主演映画なので観る。
昭和の時代から描かれ続けているタイプの骨子なので、どんな話でどんなものが見れるのかはだいたいわかっていてそれ以上でもそれ以外でもないのに観るわけは、それは「時代」と「俳優」が違うからに他ならない。
そして小松菜奈は圧倒的に素晴らしい。途中からもう本当に小松菜奈が死んでしまうのではないかと思ってしまって思わぬ親心が芽生えて涙が。。美少女過ぎて見過ご死がちだが小松菜奈は生粋の映画俳優だと思っている。そしてそんな体当たりがまったく嫌味でない育ちの良さが素晴らしい。
ただ藤井道人監督の作品はいつも画面が暗い。暗過ぎる。もうちょっとなんとかしてくれないと豪華俳優が記憶に残らない。新聞記者もヤクザも無闇に暗い。ひょっとして配信とかで観たほうがいいのか。そしてそこはせんでも、、というところにドローンを飛ばす。桜も枯葉もいろいろ舞い過ぎ。ちょっとした都市のプロモーションビデオかと思うくらいになる。
そして本作品の特徴は冒頭からでてくるビデオカメラメモリーである。徹底的に泣かせるのならこれはもう少し上手く使えたろうに、と思う。病床でビデオデータを消去していく痛々しい姿、消せなかった最後の、最初の思い出。逆にここはもっと推していいのでは。ニューシネマパラダイス並みのサプライズもできたろうに、と思う。
ともあれ、これは小松菜奈のキャスティングだけでオールオッケーのような映画でもある。
儚くて愛おしい幸せな時間
実際に病気で亡くなった方が書いたお話なので悪くは言いにくいのですが・・・
実話とフィクション
余命10年て長いんだか短いんだか。そう私も思っていました。
この映画は実話のフィクションであり、フィクションの実話でもあのですね。
予告通り、思っていた通りではありますがとても良い映画です。
大好きな藤井監督、
大好きなRADWIMPS、
大好きな小松菜奈、
他にも好きな俳優さん多数、
そりゃハードルも上がる。
予告動画だけで泣けそうです。
ハードルは上げすぎないほうが映画は楽しめますが。
オープニングからちょっとうるっとくる話。
何度も泣いてしまった。
嗚咽寸前というところ。
私は父親とお姉ちゃんの辺りがやばい。
何ヶ所か、セリフが切なすぎて、「そんなこと言わないで」と涙。
RADWIMPSのサントラでエンディング。
そりゃ壮大なMVといわれてもしょうがないけど、それでも良いものは良い。
藤井監督の絵もとても良い。
こだわったと思われる映像美と、カメラアングルだけで日常の見え方もも変わります。日本の四季は綺麗だ。そして桜もとても綺麗。
あとは小松菜奈ですね。
今回は、カツ丼と天ぷらに続いて、唐揚げと焼き鳥とピザとポテトフライ。と言って良いものか。
あんなに痩せてしまって、完全に茉莉のようでした。
あのシャワーのシーンやベットのシーンの為に、7キロも痩せたとか。感服です。
私の母も最期はは親戚に囲まれて「頑張れ〜」と励まされていました。が、看病してきた私は1人心で「よく頑張ったね」と思ったのを思い出してしまった。
小松菜奈にも「よく頑張ったね」と言ってあげたい。涙腺崩壊。
もちろん、原作者の小坂流加さんにも。
是非映画館で
限りある命の大切さと有効活用を学ぶ
切なすぎる恋愛小説を映画化したラブストーリー。藤井道人監督で主演・小松菜奈であれば感動すること間違いなしと思っていましたが期待通りの内容に仕上がっている、共演者も目移りするような豪華なキャスト陣で作品をより一層引き立てている印象。
途中で少し端折って強引になった展開もあったが上映時間の関係もあり仕方ないでしょう。それでも終盤は上手く纏められていて納得の出来映えです。
限りある命の大切さと命の有効活用を学ぶことが出来る貴重な作品であり、最後は感動し涙腺崩壊しました。
2022-47
作内で説明が不足しているかなぁ…。
今年60本目(合計333本目/今月(2022年3月度)2本目)。
まず、元になる小説を小説にしたのであり、もとの小説も実際に起きたものを小説化したものである以上、あることないこと書けないのであり、その点で多少不自然かなと思える点があるのは仕方がないというところです。
ストーリーの内容については他の方も書かれていますので、同じことを書いても仕方がなくそこはばっさり省略します。
映画内で説明が抜けていたり、わかりにくい点について触れます。
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(減点0.2)
・ 映画内では、多数の薬を飲むことになるシーンが登場します。実話ベースだからです。ただ、いわゆる「過剰摂取」(オーバードーズ)を想定するシーンまでは存在しないものの、「薬の管理ができるはずなのにしていない」という点は気になったところです。
この点は、実際に当事者(私もそう。手帳上身障2級もあれば、難病とそう変わらない)も気を付けているところで、いわゆる「お薬袋」などで飲み忘れなどがないように薬を整理するのが広く行われているところで、それは身障者・難病に限る範囲ではできることです(←知的障害を伴わない、という意味)。
※ 一般的に内部障害の方だと、少なくても3種類、多ければ作内でもあるように8~10種類くらいの薬を飲みますが(どこの内臓の障害でも、抗生物質など必要になる薬はだいたい同じ)、本人すら飲み忘れたり二重に飲んだりすることがあるので(そして、それが副作用を起こして怖いので)、本人自ら自衛して飲み忘れや二重飲みがないようにしているわけです。
作内ではこの部分の描写がないため、みんなそうなのかなと思われても困るし、かといって原作がある以上、あることないこと書けないのも事実で、減点幅もかなり難しいところです。
(減点0.2) 映画内では「フロセミドの量を増やす」という内容「だけ」が登場しますが、「フロセミド」はさすがに説明がいるのでは…と思えます。
内臓障害であれば、どこの内臓でも、内臓を悪くすれば腎臓にきます。その結果、体内の水分バランスが崩れて浮腫(むくみ)が発生します。これを回避するために、腎臓に働きかけて尿の量を増やし、体から水分を取り除くことでむくみを取ることがあります。ここで使われるのが、このタイプの薬(利尿剤)です。
ただ、この薬は利尿剤の中でも作用が強い部類に入るので、そう簡単に処方はされません(私も数回しか飲んだことはない)。まして、健常者の方が処方されることは極めてレアであり(そもそも、日本は保険適用が前提なので、保険適用できない薬はそもそも論で処方できない)、この部分は「何を述べたいのかわからない」のではないか…と思えます。
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映画としては実話をベースにしている以上、この映画で内部障害や難病などの方への理解が深まれば…というところです。
自分の人生を振り返させられる
難病ものか〜。泣かせにくるやつって構えてしまって苦手なんだよな。
と思っていたため、観るかどうか悩んでいた。
出ている演者が好きな人ばかりなのと、他に特に観るものがなかったので観た(ごめんなさい)。
なるほどと思った。
主人公の難病との闘いのストーリーでもあるのだが、これは自分の人生を振り返させられる映画だった。
あの時の自分は、あの時の自分は、子供の頃の自分は、今の自分を見たらなんていうだろうか。
そんなふうに己を振り返っているうちに主人公や彼女を取り巻く人々に自然と入り込み、涙がボロボロ。
明日に希望を持ちながら劇場を出ることができた。
原作者の方に、こんなふうに受け止めましたよ、と、心の中で語りかけました。
原作の意図を受け継いだとても良い作品でした
ストーリー自体は平凡なメロドラマ。でも、小松、松重(背中で演技で...
出会わなければ、出会ったからこそ、
どうしようもないことと、人はどう向き合うのか。それを達者な演者を揃え、広がりのある美しい映像と劇伴、血の通った丁寧な台詞のやりとりで描いた。「次なんて、ない」げんさんのこの言葉が強く心に残った。繰り返し描かれる、短くも美しく咲き誇る桜は茉莉の生きる姿と重なったり。
主人公のふたりももちろん素晴らしかったけど、リリー・フランキー、井口理、松重豊が相変わらずめちゃくちゃ良い。井口さん、あんなにアーティストで成功してるのに、ときどきスクリーンにちょこっと出てきてめっちゃ存在感示すのズルくない?😂wこの「ちょこっと」がめちゃくちゃ効果的なのよ。
正直、病気の描き方とか終盤のふたりの「選択」に疑問がなくはないんだけど、全体的にとても丁寧だし、皆さん上手いから納得させられてしまう感じ。
桜に泣いて、スカイツリーに、‼️❓
小松菜奈が良かった
単なる恋愛映画ではなく
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