劇場公開日 2022年3月4日

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余命10年のレビュー・感想・評価

全336件中、261~280件目を表示

3.520代という人生の輝くべきときを死と隣り合わせで過ごした原作者の想いを、感性豊かにくみ取り、繊細に表現した作品

2022年3月7日
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鑑賞方法:映画館

まず、何度も繰り返される満開の桜のシーンが、
藤井道人監督の原作者を優しく見守る眼差しのように感じられ、印象的だった。
圧倒的な美しさで咲きほこる桜の力強さと、
はらはらと風に散るはかなさが、茉莉に重なる。
そして、茉莉の時間が止まっても、
桜は春がくると同じように満開に咲き、時を刻み続ける…

主演の小松菜奈と坂口健太郎もよかった。

最初、二十代の女の子がこんなにも達観したように
過酷な運命を受け入れられるものかと思ったが、
終盤、こらえきれず「死にたくない」と母親に泣きじゃくって押し殺してきた感情をぶつけるシーンには、泣いた。
小松菜奈の繊細な演技は素晴らしかった。
坂口健太郎も10年という時間とともに人間として成長してゆく和人をうまく表現していた。

RADWIMPSの野田洋次郎も、彼の鋭い感受性で、見事にこのストーリーを1つの曲として表現していた。
エンディングが沁みたー

余命を知らずに生きることを許された者たちは、だからこそ、1日1日を大切に生きる責任があるのかもしれない。

美しい映画だった。

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ぴーちぱい

5.0実話が良かった

2022年3月7日
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泣ける

悲しい

凄く良い映画でした!
また観ても泣けると思います!
感動🥲

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落合愛実

5.0二人の人生の差異が化学反応を生む名作!

2022年3月7日
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この二人のポジションが全く違います。ヒロインは生きたくても10年しか生きられません。坂口は人生に生きることを放棄したいと自殺未遂をします。逆の境涯がぶつかり合って、人間らしい化学変化を起こしていきます。まさに成長物語の典型です。ヒロインは20歳で100万人に一人しかかからない難病に見舞われます。過去映画の「10万の一」に似たシェチューションです。そして余命10年ですから、その悲壮感はズシリと迫ってきました。それでも、私たちの人生を考えれば、健康であっても若い人は余命60年と言えるし、高齢者だったら余命20年かもしれません。ですので、作品を見る方は、自分に置き換えられる部分もあると感じました。ただ、10年は人生を凝縮しているという意味では、より濃密で美しいのかもしれません。いつも思うのは早死にする人は、80年生きる人よりメンタルが強く生まれているということです。でなければ、早死の人生に耐えられるわけがありません。スタートは鮮やかな桜が見える病室から始まり、ラストも桜のシーンでエンドします。まさに桜の艶やかさを、人生とクロスさせているような気がしました。登場する役者さんたち、全員が見事に顔だけで演技しているのが、この映画の見どころでしょう。一番泣けたのは、ヒロインが「生きたい。もっと生きたい」と叫ぶシーンです。小松の真骨頂でした。

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三輪

5.0心疾患の当事者です。

2022年3月7日
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知的

難しい

どうしてもレビューが書きたくて登録しました。
原作は以前読んでいて、原作よりもさらにリアリティあふれる作品になったように思いました。特に主人公の気持ちや表情はそれ相応の病への知見がないとあそこまで表現できないと思います。時々主人公が漏らす嘆き以外に心の声がないため、曖昧な部分や登場人物たちの感情の揺れが理解し難いところがあると思いますが、逆に10年をスッキリと2時間に収め、それでいて考え深く纏めていると思います。現実に近づけた結果なのではないでしょうか。また、時の経過を1人一役でやり遂げるメイク、映像の技法も素晴らしいです。薬や病院の器具も主人公の病で実際に使用される物で、それを知っている身としてはゾワゾワしました。
私もまだ20代ですが長くは生きられないようです。命の宣告はされていなくても、情報にあふれる世の中で自分の病を調べ、落胆しすぎるわけでもなく、終わりが見える人生をただ必要最低限の人との繋がりで完結させようとしていました。色々あって結婚も就労もしていますが、術痕さえ見えない服を着てしまえばまだ社会に溶け込めるので、病のことは本当に必要な人にしか告知していません。映画がただのフィクションではなく、現実にこのような人もいるんだなと、この作品がいろんな人の心に少しでも残ってもらえたら嬉しいです。

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かみなり

3.0これも連ドラの様にじっくり観たい作品

2022年3月7日
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ラストは亡くなったと言うこと?坂口 小松はこう言った役が定番みたいだが これも糸と同じで長い期間を短い時間で総集編的で描きちょっと感情が伝わらない いつもこの手の作品観て思うのだがそんな簡単に男女は深くつきあえるものなのか?

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ゆたぼー

4.0普通の人生がどれほど幸せか

2022年3月7日
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年号を追っているわりには、コロナ渦はないのだなと、ちょっとしたツッコミを入れてみたいです。

好きな人が出来て、楽しい日々を過ごし、時には喧嘩して別れの危機があったり。結婚して子どもが生まれ、子どもに育てられて親になり、そんな普通の人生が、どんなに幸せな事かを改めて感じる映画でした。
映画のストーリーは、一直線に主人公の死に向かって行きます。心が元気でないと、耐えきれません。
寿命を知る若者のストーリーですから、大体は想像がつきます。想像どおりに映画は進み、終わりを迎えますが、それでも見て良かったな思える映画でした。

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へなもん

3.0新海誠かよ

2022年3月6日
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音楽良し、画良し、でも中弛みとストーリーの詰めの甘さが目立った

完全に新海誠。中身がツッコミどころ満載
藤井監督らしく無い作品だった
あと小松菜奈が大泣きしてるはずのシーンで涙一筋しか出てなくて一気に作品から冷めた

あと個人的には、なんで男別れちゃったんだよぉぉ
病状落ち着いてる時だけ付き合って、小松菜奈がサヨナラしたらなんでそれに従ったんだよぉぉなんで死ぬまでそばに居てあげなかったんだよぉぉ

原作がそうなら仕方ないけどオリジナルでそうなったなら腹が立つぞ

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xiangxiang617

4.0どの視点からも観られる

2022年3月6日
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主人公の視点、家族の視点、友達の視点、彼の視点、どの場面でも共感できるところがあったり、ぐっと気持ちが揺さぶられる場面がありました。
小松菜奈さんの表情がとても繊細で引き込まれました。

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ぼんじり

3.5不治の病という、ありがちなテーマだが、期待をはるかに超える、美しい作品に仕上がっている。

2022年3月6日
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桜がひらひらと、艶やかに、そしてはかなく散るように、“まつり“の命も散っていった。
しかし、彼女の心は永遠に和人の心の中に残り続ける。
まつりは和人との別れを選択した。
きっと、病に倒れる前の、美しい思い出を心に抱いて、旅立ちたかったのだろう。
結婚という選択肢は選べなかった。それは、和人の幸せを願う気持ちだったのではないだろうか。
まつりはベッドの中で夢を見た。自分の果たせなかった夢を見て、最後に和人の手を握り、微笑みながら、あの世へと旅立った。
彼女の美しい心は、永遠に人の心に残り続けるだろう。
永遠に、いつまでも…。

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caduceus

4.0とっても共感しました

2022年3月6日
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余命宣言されてからの人生について考えさせられました。
自分ならどのように生きていくのだろうか。
家族の大切さ、友達からの影響、とても複雑ですよね。
最期のシーンがもう少しわかりやすい方が良かったかもしれません。
わかる人にはわかるのかな?
良い作品だと思います。

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けいせいおじさん

5.0泣いてるのに、泣きました。

2022年3月6日
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この作品は邦画史に残る傑作だと思います。

いい映画でした。

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ユート

3.5泣きました

2022年3月6日
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お涙頂戴物はあまり好きではないのですが、今回はちょっとわけありで観ました

やはり、病気系はきますね。しかも、私の知り合いも同じ病気でなくなっているのでなおさら響きました。

しかし、いかにも、、、的なセリフではなく、今風の若者言葉だったことが、逆にリアリティーを増し最後まで泣かせましょうという感じではなかったような気がします。
余命が、10年というのはなんとなく近くて遠い感じで
カズくんとまつりの恋人期間もみたかったような

とにかく今風の余命物なのかなとおばさんは思いました

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ふかだきょうこ

5.0そんなのずるいよ

2022年3月6日
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予備知識なしで鑑賞しました。
そんなのずるいよ、このセリフがもう全てで。10年という長くも短くもある実状をものすごく言い当ててました。
最後の、小坂流加に捧ぐ、という一文も制作側の愛に満ち溢れてました。
ご時世的に東欧の件もありますが、改めて明日を大事にしようと思える作品です。

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TM

4.54回くらい泣いた、笑

Nさん
2022年3月6日
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ストーリーとしては想定内だけど、なんかもうせつないですなぁ。。亡くなることがわかってる中で頑張って強く生きる姿と、それを周りで見守らなければいけない家族、そんな子を愛した男。みんなの気持ちが苦しくてせつない。

10年の中で描かれる色々な小松菜奈と、さまざまな日本の四季を感じさせてくれる映像がとても綺麗でした。

安心感抜群のキャストでしたね。誰もが主役はれるメンバーばかりで素敵だった。小松菜奈はもちろん、坂口健太郎の子犬っぽいかわいさからの男らしい成長。黒木華や奈緒とかの涙もろもろ安定感抜群でしたー。山田裕貴にもうちょい活躍の場を与えて欲しかったなぁ。原日出子、松重豊、リリーフランキーなどの世代もほんとにあったかい雰囲気でみんな素敵でした。

ちゃんと生きないとな。

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N

5.0新記録達成

2022年3月6日
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2022年劇場鑑賞61本目。
冒頭でいきなり泣かされてしまい、時計を見たらまだ1分しか経っていませんでした。新記録達成!
いわゆる難病ものなのでフィクションではあるのですが、モデルが作者自身であることもあり、心情がリアルに描かれていると感じました。
号泣という感じではないのですが、要所要所で泣かせに来て常に涙を目に溜めている感じでした。
小松菜奈は正直ちょっと苦手(嫌いとは違う)な女優さん(過去の役であんまりいい印象ない)なのですが、坂口健太郎に抱きしめられている時の絶望とも嫌悪とも違う、なんとも言えない冷たい表情は流石だなと思いました。

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ガゾーサ

4.5一人一人の言葉が響くハンカチ必須の物語

2022年3月6日
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余命10年
ほとんどの人が実感のない余命宣告
考えさせられる映画だった。
見終わった後も突き刺さる言葉が多く、俳優陣の演技力が細かい表情一つ一つが繊細で、涙が自然と溢れていた。

テーマが重いのに1歩を踏み出そうと思える映画。

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ダルメシアン07

4.5綺麗

2022年3月6日
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原作小説は作品に小坂さんの実体験が混ざってる印象だったけど、映画では小坂さんの人生にフィクションが混ざってる風に感じました。
だから小説の実写じゃなくて作者さんの人生の映像化みたいに感じました。

冒頭から映像の美しさで一気に引き込まれてあっという間の10年でした。
映像も音楽も登場人物の心理模様も全部が美しかったです。本当に観て良かったです。

個人的に小松さんの代表作がこの作品になれば良いなと思ってます笑

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ミツハシ

3.0当事者か、残される側かどちらが幸せなのか

2022年3月6日
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題名の通り、余命10年の物語で実話を元にした話である。

実話を元にしてるためかリアルである反面、映画としての内容に予告で期待を持ち過ぎた気がする。

要所要所で泣けるポイントが作り込まれてるが、余命10年と聞くと短いのか長いのか漠然としており、個人的にはあまり感情移入ができなかったが、劇場内ではすすり泣く音が聞こえた。

おそらく、10代〜20代の学生や社会人が観るのと、30代や親の立場になって観るのとでこの映画の見方・魅力も異なるのではないかと思った。

余命の描写をフラッシュバックさせる部分で泣くのは分かるが、伏線回収もなくただただ終わっていった感がすごい。

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Kaji

3.5原作とは似て非なり。

2022年3月6日
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鑑賞方法:映画館

3年ほど前本屋でふと目に入ってなんとなく買って読んでみた。結果、視界が歪むほど大号泣した。絶対映像化されるだろうと思った。そしていよいよキャストも発表になり、小松菜奈のコスプレや坂口健太郎の和装に期待しながら公開を迎えた。これはヴィジュアル的に見たいというのもあるけど、原作においては2人の設定上大切なポイントです。でもそんなシーンなかった。印象的だった場面や出来事がことごとくなくて、もはや原作とは別物のように感じた。

だいたい2人のキャラがだいぶイメージと違う。これは茉莉と和人の物語なのに和人の要素が薄過ぎる。家との確執とかすっ飛ばしてるやん。いや、いや。商業化し過ぎで正直残念。リリーフランキーありきなのか焼き鳥屋とかいらんかったわ。

RADのファンってこともあり、音楽は最高でした。20代の女性が余命10年を宣告されるなんて残酷ですよ。たまんないです。「死ぬ準備はできた」と言えるようになるまでどれ程の絶望や葛藤があったのか到底計り知れない。精一杯生と死に向き合った小坂流加さんの魂を込めた大切な作品なのでもっと原作に寄り添ってほしかったな。

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はるたろう

5.0全然もう一回見に行ける

2022年3月6日
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短命系の映画は苦手だったが小松菜奈、坂口健太郎の演技はもちろん主人公の家族や友人のリアリティな自然な演技のおかげでチープになりがちな感動系の映画を成功させていた。

一人でピザやからあげをビールと一緒に飲んで吐いてしまうシーンも病室で1人号泣するシーンもどれも苦しく、春夏秋冬の綺麗な映像もありよりやるせなく感じた。
RADWIMPSの主題歌でもう一度泣いてしまった。

主人公の姉を演じる黒木華の演技がお姉ちゃん!し過ぎてなくて本当に自然で素晴らしいなと思った。
父役の松重豊もセリフは少なくても背中だけで感情が伝わってきてどうやったらこんな演技できるんだろうと思った。

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ねこ
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