最後の決闘裁判のレビュー・感想・評価
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胸が抉られる。
深傷を負いながら闘いに勝利し、民衆の熱烈な歓迎を受け、妻を勲章のように扱うマット・デイモンが哀れだった。
自分の価値観でしか生きられない男の愚かさが積み重なり、なんだか悲しくなり打ち震えた。
ジョディ・カマーは今作の演技でアカデミー賞を獲るんじゃなかろうか。
3章の描き方が見事。『羅生門』と同じ。まったく長さを感じさせないテンポの良さ。同じシーンを繰り返し見せると思いきや、微妙にセリフや演技、カメラアングルが変わったり、はたまた全く違う新情報が出てくる。『グラディエーター』を小学3年生の頃映画館で観た小生にとってリドリースコット御大の戦闘シーンは格別です。
社会性とエンタメ性を圧倒的な重厚感で描く語り口は黒澤明のようだ。
貴族の衣装や城のセット、馬や甲冑、剣、盾、斧、槍などの小道具、泥や血に塗れた汚しも素晴らしい。これくらいのクオリティの時代劇を日本で作れたらいいんだが。
「真実」の多面性
予習しておかないと楽しめないと聞き、ネタバレ級に知識を仕入れて臨みました。それが功を奏したかどうかは分かりませんが、とても面白かったです。
この時代のヒエラルキーは
① King (Charles VI)
② Baron (Count Pierre d’Alencon)
③ Knight (途中からのCarrouges, 決闘直前にLe Grisも昇格)
④ Squire (出世前のCarrougesとLe Gris)
⑤ その他
です。
そして一連の出来事を「羅生門」の如く、
1. Jean de Carrouges
2. Jacques Le Gris
3. Marguerite de Thibouville
の3者の視点で描いています。
同じシーンであっても、観客が受ける印象は異なり、各人物像が手に取るように分かります。男性達については様々な記述が残っていますが、Margueriteについては、時代背景からの想察が多くを占めているそうです。それでもMargueriteの視点を「真実」と位置付けるのは何故か。
真実というのは関係者の視点や立場で変化します。男性達は自分が見たいものを見たいように解釈し、保身のために記憶がどんなに都合良く滑稽に歪められていたとしても、彼らにとってはそれが真実になっていくのだと思います。ただ、部外者が関与するに当たって大切なのは、誰の「真実」を最も尊重すべきかということです。それは言うまでもなく、世間に自らの恥を曝してでも訴えるMargueriteが体験した真実です。
男性の本性が最も如実に表れる「営み」。Carrougesは妻を性欲処理&跡取り量産機と見なし、Le Grisは女性全般を狩りの対象同然に見ています。同じ経験があっても姑は家名と息子だけを心配し、友人に至っては嫉妬もあるのか、誰一人 Margueriteが受けた心と体の傷に寄り添おうとはしません。唯一憐れむような表情を見せたのは女王だけでしょうか。(女王の最初の息子は生後3ヶ月で決闘前日に亡くなりました。)
大抵被告は同意の上だったとか、誘惑されたとか言いますね。CarrougesがLe Grisを貶めるために妻に供述を強いたという説もありますが、 Margueriteが愛人の存在をカモフラージュするために嘘を付いたのだとか、犯人を見間違えたのだとか、Le Grisを弁護する諸説が後世に沢山発表されたことも、性犯罪を軽視する男性社会の典型的な反応のように思いました。一刻も早く妊娠したかったMargueriteが、仮にLe Grisに色目を使ったのなら、わざわざ告発などしないでしょう。同時期に上手く夫を誘って、父親が違うことをバレないようにすれば良いだけです。
女性は男性の「庇護のもと」にありましたので、もしレイプが明るみに出た場合は、加害者が庇護者に示談金を払うか、被害者と結婚するかのどちらかが多かったようです。(現代でもこういう風習の残る国々が存在していて残念です。) Margueriteのように身分が高いと訴えることができたケースも僅かに(85年間で12件)ありましたが、尋問で少しでも言い間違えれば、偽証罪になったり、却下されたりしたのだそう。Margueriteにとって特に不運だったのは、父親が不名誉な人物であるということ。裏切り者の娘は真実を語るのか…。なお、決闘は他の法的手段で解決できない場合のみに認められました。本件は、確固たる証拠はなくとも、「犯罪行為自体を否定できない」と認められた(←恐らく当時としてはここが何気にスゴイことなのかなと。夫が原告というのもあるが、Margueriteも長い裁判と尋問と屈辱に耐えて司法官達を納得させた)ため、決闘を行って結論を「神に委ねる」ことになりました。
好色なLe Grisの被害者は、名乗らないだけで他にも沢山いたことでしょう。決闘で彼女達も密かに溜飲が下がったかな?!
上司と部下、出世を張り合う同期達、夫の出張、嫁姑、ママ友、ご近所付き合い…。服装が違うだけで、600年以上前とは思えないほど身近な話題でした。
監督のお得意分野?衣装や美術はばっちり、戦闘シーンも大変見応えがありました。
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CarrougesとLe Grisが50代後半の頃の話。
仕える上司がPierreに代わってから友情が壊れました。
Adam Driverがハンサムなのかはさておき…、実物のLe Grisも大柄で目立つ外見だったそうです。結婚歴があり、跡継ぎは複数いました。
先にknightに昇格したCarrougesを妬んでいたとも。Margueriteの証言によると、初めLe Grisは金を渡して交渉しようとしました。彼1人では激しく抵抗する彼女を押さえ付けられず、付き添いの家臣Louvelを呼んで縛り付け、助けを求めて叫び続ける彼女の口に帽子を突っ込みました。これらはどこまで真実かは分かりません(LouvelとMargueriteの女中を、嘘発見器代わりの?何らかの拷問にかけましたが、供述を引き出せませんでした)が、Le Grisのアリバイの証人自身(Jean Beloteau)が、公判期間中にパリでレイプ事件を起こして悪い印象を与えました。また、Le Grisを担当した当時の有名弁護士(Jean Le Coq)も彼の無実を疑っていたことが手記に残っています。映画ではあえてこの辺りをグレーにしたとのことです。
Carrougesが拘ったAunou-le-Fauconという名の土地。1377年にPierreがMargueriteの父から正式に購入していました。CarrougesとMargueriteとの結婚は1380年ですから、ほとんど言いがかりのような…。Le Grisに褒美として与えられたことが余程気に入らなかったのでしょうね。
戦闘経験値が上回ったCarrougesは、決闘でLe Grisを倒すと、先に賞金を貰いに行き、それから妻の元へ歩みました。決闘後は年収が上がり、追加の報酬も貰えたことで訴訟の費用を賄えるようになり、Aunou-le-Fauconを得ようとまたPierreを提訴したとのこと…。
同じ公判で、Margueriteの従兄弟Thomin du BoisもLouvelに決闘を申し込みましたが、こちらの決闘は認められませんでした。
本作では決闘ということもあってなのか火炙りの刑でしたが、一般的にレイプ偽証罪の罰は鞭打ちや私財没収などで、いずれにしても女性にとっては社会的な死を意味しました。
MargueriteはCarrougesとの結婚で、少なくとも3人の子供を産みました。夫の死後は、再婚せず裕福に暮らせたようです。
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本来なら仏語であるべきですが…、Shakespeare まで行かなくとも、まあまあ古臭い時代劇英語を使っている中で、Pierreが連発する ”fuck!” が雰囲気に合わないように感じ、そもそも fuck という単語がこの時代(の英国)に存在していたのかが気になりました。
Oxford English Dictionary 2nd editionには、1503年に”fukkit”、1535年に現状の綴りで掲載されており、少なくとも15世紀には使われていたであろうとのこと。
ところが、1310年の英国裁判原稿にも記載が見つかり、1278年の封緘書状録(close roll)には、二重殺人で投獄されるも保釈を望んだJohn le Fucker🙄という人物名が記載されています。
意味や使い方は現代と少し違ったとしても、13世紀には既に存在したのかも知れません。
ということで、セーフでしょうか😁
ちなみに、あのお馬さんのラブシーン…。間違いなく「してくれる」熱々の?カップルを撮影に使ったのだそう。ショベルはゴム製で、馬さんに怪我はありませんでした。
Affleckのインタビューコメント:
“With the understanding that your truth may not be somebody else’s truth. There’s a certain arrogance rooted in that assumption.”
“Keep no company with those whose position is high but whose morals are low.”
—- Ge Hong
女性の表情
事前に、三者の視点からストーリーが進んでいくことが分かっていた為、2人の男性をめぐるマルグリットの表情に特に興味を持って見た。
マルグリットは、いつも微妙な表情を出していて、内心はどんなだろうと考えさせられた。
最後の闘いで、自分の身が危うい状況にならないとしたら、2人のどちらに勝ってほしかったのか、。
グラディエーターの様なエンターテイメント性は無いが歴史は学べる
日本人には、中世欧州は分かりにくいのだが、この映画を観て中世を学ぶことができる。
今とは違う国の情勢、家族の価値観、宗教観、王政の位置付け、裁判の仕方などが、セリフや表情からから感じとることができる。
こんなことは映画でしかできない。
同じ内容を、視点を変えてみるのも面白い。
俳優も、微妙に演技を変えている。うまいと思った。
決闘の場面で、グラディエーターの戦闘の様な迫力があれば良かったのに。
そうすると、歴史的に正しくないか。
フランス北部は曇り空だが、ローマは晴天であることは事実。
玉をとるか、名誉をとるか
それぞれの視点で描く三者三様の物語。見事なまでに性格やレイプ事件までの経緯が丁寧に描かれていて、同じストーリーのはずなのにミステリー要素とサスペンス部分が見事に使い分けられていました。
まずは実直な騎士であるジャン・ド・カルージュ。王のために戦う純粋な騎士ではあるが、長官である父親の跡継ぎや妻マルグリットの持参金も目当てだったという男。地代を払う金もないが、戦績で王に認められようとする忠誠心豊か。直属上司ともいえる奔放なピエール伯爵(ベン・アフレック)に対しては快く思ってないし、伯爵とズブズブになっていった元親友ジャックとも疎遠になっていく。
ジャック・ル・グリは神に仕える道に入ろうと思っていたがやがて従騎士(squire,esquire)へとなり、税金集めに精を出しピエールとも仲良くなる。名誉よりも実利主義を選び、やがて女たらしで腐敗した権力者の道に進みそうな雰囲気の男前。
真実は闇の中というほどでもなく、マルグリット視点の第3章では“真実”という言葉が流されるので、むしろ彼女が男尊女卑の中世世界で勇気を出して法廷に訴えるといったことがメインなのだろう。MeToo運動や詩織さん事件といった性的被害を告発することを鑑みれば、女性差別や女性人権問題が高まる中にあって、非常にタイムリーな作品だとも言えるのだ。
凶作や疫病によって苦しめられていた平民たち。そして金のない騎士といった貴族社会の不条理をも描き、そしてラストの決闘シーンは圧巻!『ロック・ユー』みたいに馬上の槍だけではなく、地に降りてからも剣や斧でまさしく死闘を続ける。こんな裁判があっていいのか?!神のご加護を・・・
ラスト・・手に汗握る緊迫感に圧倒される!
auマンデー『最後の決闘裁判』
早めに鑑賞するつもりが、10日遅れになりました。
あのグラディエーターの監督作品に、マット・デイモンとアダム・ドライヴァーにベン・アフレック
マットとベンさんは、脚本にも参加って事で、見応え十分の史実を元にした中世フランスの物語
戦友であり旧友でもある2人
無骨で要領の悪い男をマット・デイモン・・・・
上司に可愛がられる要領のいい色男をアダム・トライヴァーが演じて・・・
アダムが、マットの妻を襲うってストーリー
このストーリーを3人の気持ちと目線で、3つのストーリーで描かれれ最期の決闘裁判へと繋がる。
その中で、気になったのは義理母の行動・・・・ですかね。
まぁ奥さんに対しての裁判に立ち会ってる人達の質問が、今では全てセクハラ的に卑劣・・・
それに耐え忍ぶも・・・決闘で主人が負けると自分も火あぶりの刑になると知り愕然@@!
で、最期の死闘はあのグラディエーターを凌駕する緊迫感と凄まじさ!!!
格闘技好きとしては、猪木vsアリ、高田vs武藤、シウバ・ヒョードル・ミルコの対決レベルに手に汗握りました^^;
敗者の惨めな姿に目を覆いたくなりますが、勝者こそ真実って事で決着します。
今年観た中では、今のところ一番かも!?
いろいろな意味で問題作。
大好きなリドリー・スコット監督作品。
物語は登場するメインのキャラクター3人の視点でそれぞれ描かれていきます。
なにしろ女性に権利なんてなかったと思われる時代の話。主役の一人マット・デイモン演じるカルージュの視点で観ると、カルージュガンバレ!悪徳代官になんか負けるな!とつい力が入ってしまうのですが、徐々にいろいろな疑問が湧いてきてアレ?っ思わせるように作られているのがニクいですね。
ただリアルを追求するリドリー・スコット監督。
あの残酷な性描写を何度も見せられると少し胸くそ悪くなってくるのも事実。女性の視点で観た時にあのシーンはホントに何度も流す必要があったのかと思わずにはいられません。
ベン・アフレックを含め役者の演技は迫真で素晴らしいし、ホントは★4から4.5でもよかったんだけど、あのシーンに関する疑問が抜けず3.5とさせて頂く事にしました。
本能と倫理の中で動物としてあるべき姿かも知れない
GIジョーにしようか迷ったが事前知識もなく歴史にも詳しくないが当日に敢えて選んで鑑賞した、予想外に面白くて引き込まれていった 第一章から三章までそれぞれの視点から構成されており同じ場面を見ることになるが 章毎にそれぞれの思いや感情が感じられて自分の中でいろんなジャッジメントを繰り返していた、真実とは何か現象なのか?現象の中の事実なのか思いなのか?それとも神なのか?
事実に基づく作品は面白い、戦闘シーンも迫力ある映像で最後まで飽きさせない
ずっと曇天。
史実を元に描いているが、
ドラマの本質は、今も変わっていないのがよくわかる。
三者のストーリー展開は、
基本的に同じだけど、とらえ方、解釈が大きく違う。
一番の被害である、マルグリットですら、
本当の事を語っているとは限らな所がある。
宗教的、民族的な継承、群衆、
そして曖昧さが、あさましく怖い。
そして権力、力のある者が、
酔いしれ、自惚れるのは、
世界も広がり、複雑になった現在の方が、
おぞましい事を、鑑賞後考えた。
映画の大半は、
この世界観に合った様な曇天、
希望すら感じられない、血の匂いがする様な、
重い青空。
全て終わり、時間がたったラストシーンですら、空は重い。
決闘シーンは、
エンターテイメント的だけど、
戦争、被害者の構図に見える。
ちょっと 長いかも?
男尊女卑 これ、今の若い人に理解出来るだろうか?
昔から 変わらないのですねぇ
この映画も モヤモヤしたままの終わり方ですが 最後 子供の笑顔で癒やされました。
勝てば官軍
重厚な時代背景に負けず劣らずの内容だった。
「真実」って言葉はあるのだろうけど、その意味には異議を唱えずにはおられない。
おそらくレイプはあったのだろう。
そこまでの認識に多少の誤差があったにせよ、そこまでは共有してるように思う。
そこから後の絵図を描いたのは誰だろう。
やはり夫なのだろうか?
それとも妻なのか。
…結局のところ明かされない「真実」
今も昔も「真実」の扱われようったら大差ない。
物語は三者三様の「真実」が語られる。
同じ事実を共有するも、その受け止め方は様々で、誰も真実を語ってないような構成だ。
人の数だけ真実がある。
決闘裁判にまで至るそれぞれの言い訳を観る事になる。真実よりも、自分の正当性だ。
知り合いがこんな言葉を残してた。
「自伝なんか信じるな。そいつに都合のいい事しか書いてない。」
まさに、そんな感じだ。
なのだが…3章に入り、少し趣きが変わる。
「真実」を利用し計略を企てるヤツがいる。
…勝者は誰だ?
勝敗はつくものの、モヤモヤ感は晴れない。
そして、執拗に映される敗者の成れの果て。
「死人に口なし」まるでそれこそが「真実」の成れの果てのようだ。
ラストは我が子を見つめる母の顔。
ぶっちゃけ、どちらの子かは分からない。
疑念を抱くもそれを証明する術はなく…ただ一つ分かっているとすれば、この子は愛し合った末に産まれた子ではないと言う事だ。
誰を騙せても自分だけは騙し通せない。
時代劇でもあるのでセットや街並みなんかも見応えある。勿論、現存してるロケ地ではないのだろうけど、めちゃくちゃ存在感があった。
当時の常識なんかも面白くて…女性が絶頂しないと受胎しないなんてホントに信じられていたのだろうか?科学的に証明されてるとまで言っちゃってる。
おそらくなら、現代を席巻する様々な常識も後の世では、同じような待遇を受けるのであろう。そう思うと馬鹿みたいに正論や常識に殉じる連中が可哀想にもなってくるし、それらの信憑性すら怪しいもんだ。
誰にとって都合のいいルールなんだろうか?
騎馬での一騎打ちって、お互いの右側を通るもんだと思ってたんだけど、左側を通るのだな。
力が交錯して逃げちゃうのだけど、ああいうものなのだらうか?
そして、剣の扱われ方が乱暴で驚く。
刀身は握る部署なんだな、アチラでは。
鎧も盾もあるから「斬る」よりは「叩く」って感じで、鉄の棒の方が殺傷力がありそうだった。
色々と見所の多い作品だった。
感情が揺さぶられっぱなしだった
長尺なのとハードな内容だというところから観るのを悩んでいた作品。
結果的には観てよかった。
数百年も前を描いているのに圧倒的に「今」の作品だった。
ものすごい緊張感。
感情が揺さぶられる。
見終わった後は疲れ果てていた。
凄い作品だった。
※暴行シーンがあるため、フラッシュバックなどもあるかもしれません。
体調をみつつ鑑賞してください。
見応え充分
3人の中で嘘つきは誰なのか?それとも誰も嘘はついていないのか?
ル・グリはただ思い込みが強いだけかも。相手が自分のことを好き、嫌よ嫌よも好きのうち、と勝手に思い込んでいるだけかも。
マルグリットもル・グリの性格は嫌いでも少し惹かれるものがあるようだし、思わせぶりな態度を見せたりもする。言い寄られた時にどの程度拒んだのかは微妙。
カルージュもマグリットを愛しているようだが、持参金目当ての部分も多く、冷たい態度を取ることもあったり、決闘裁判で自分が負けたらマグリットも生きたまま火あぶりになることを黙っていたり、愛情がよくわからない。
決闘裁判はどちらが勝つのかハラハラしながら観ていた。しっかり甲冑を着ているから殺すなら顔か下半身?どちらを狙うにしても想像するだけで恐ろしかったが、思った通り顔でしたね😱それにかわいそうなのは馬。
それにしても敗者の扱いがあまりにも無惨。衣服を剥がれ逆さ吊りで晒し者。
ラストで、生まれた子供の髪が黒くなかったから、子供はちゃんと夫婦の子供だったのかな。マルグリットはカルージュの死後,何十年と再婚をしなかったらしいが、ということは夫を愛していたのだろうか?
イギリスのドラマ「キリングイブ」を観ていて、ジョディ・カマーがとても可愛くて、すっかりファンになり、この映画を観るキッカケに。でもとても面白かった。
よく分からない映画!モザイク無し
説明・表現不足!観賞後???ってなる!ところどころ映画のストーリーに関係無いにも拘らず群衆の仕草、表情が映される、惑わすだけで不快
やっぱりハズレ無し。さすがリドリースコット
アダム ドライバー体張ってます!主演女優フリーガイと全然印象違って素敵です。Ben Affleck最初分からなかった。痩せましたね。ただ自分は歴史物は字幕で見るなら舞台がフランスならフランス語で見たい。そんなこと出来る訳無いから吹き替えが良いですわ。英語で見させられると雰囲気台無し。
三者三様の考え方・感じ方。
取り扱っている内容がセンシティブだけに、見る角度によって、これだけ違いが出てくる、ってのを上手に演出されている映画だと思う。
とくに女性の心情を、汚くならないように表しているのは、すごく好感が持てる。セリフの行間を感じる映画。「私、知ってるのよ・・・」に続く言葉を発しない、けど伝わる。こういうのは、絶妙。
戦闘シーン、最後の決闘シーンは、映像がバタバタしすぎていて、迫力よりも雑さを感じてしまった。
全273件中、141~160件目を表示