「ずっと曇天。」最後の決闘裁判 レトログレイド 373さんの映画レビュー(感想・評価)
ずっと曇天。
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史実を元に描いているが、
ドラマの本質は、今も変わっていないのがよくわかる。
三者のストーリー展開は、
基本的に同じだけど、とらえ方、解釈が大きく違う。
一番の被害である、マルグリットですら、
本当の事を語っているとは限らな所がある。
宗教的、民族的な継承、群衆、
そして曖昧さが、あさましく怖い。
そして権力、力のある者が、
酔いしれ、自惚れるのは、
世界も広がり、複雑になった現在の方が、
おぞましい事を、鑑賞後考えた。
映画の大半は、
この世界観に合った様な曇天、
希望すら感じられない、血の匂いがする様な、
重い青空。
全て終わり、時間がたったラストシーンですら、空は重い。
決闘シーンは、
エンターテイメント的だけど、
戦争、被害者の構図に見える。
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