「豪華でゲスなエンタメ」最後の決闘裁判 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
豪華でゲスなエンタメ
1.冒頭、史実に基づくと出るが、14世紀の史実なんてどこまでアテになるのかな?
2.決闘シーンよりも第1から第3章のレイプシーンから裁判シーンが長い。違いはわりと分かりやすかったが、重複する部分が多いので、ゲスい内容に辟易。
3.お姑さんが出掛けてる間の出来事なので、手引きしたのは姑ではないか。姑の嫁イビりにしてはえげつなさ過ぎ。
4.現代風に同意の有無の不確かさを匂わしたり、結婚して5年経つのに一回も妊娠しなかったのに、今回妊娠したのは旦那との交接では得られなかった絶頂感があったからではないのかとか、女性がエクスタシーに達しないと妊娠しないとかの程度の低いクドい裁判内容が女性に対する蔑視・偏見に溢れていて、かなり不愉快に感じた。
5.この時代の貞操帯の必要性は実感できた。
6.どちらも負傷し戦闘不能になる可能性が高いと思った。そしたらどうジャッジするの?その場合、妻の処遇はどうなるの?と考えてしまった。
7.王様カールⅥ世がアホで、お妃も不細工なのが唯一のギャグ要素だった。
8.吊り下げられたアダムドライバーのあれはリアルちん○なのか?
9.馬の交尾シーンもこの映画のゲス感を増した。断末魔の馬のカカト落としシーンはなかなかよかった。
10.美女が裸で生きたまま焼かれる魔女裁判みたいなシーンもどうせなら見たかった。
11.訴えてもどうせピエールが握り潰すから、国王の耳に入るまで皆に言いふらすみたいな発想はSNS時代ならともかくね~と思ってしまった。
③は私も引っ掛かりました。いくら母親とはいえ、家長である息子が、嫁を一人にするなと言ったのになんで侍女を連れて出かけたのか・・・この際誰の子でもいいから跡継ぎを産んでくれ、はさすがに無いですよね(笑)
なので、姑が自分だけ出掛けたのは我儘で意地悪だから、侍女を連れて行ったのは、落ちぶれて他に気の利く使用人が居なかったから、ル・グリが嫁が一人なのを知ってたのは見張らせてたから、と考えました。